赤毛のアンちゃん

赤毛の柴犬アンちゃんは2014年11月、14年5カ月の生涯を閉じました。『決してリードは放しま宣言』発信中のブログです♪

いま[35] ドラマを信じて・・・

2006-02-19 08:54:05 | (6)いま


いま、トリノ冬季オリンピックは早くも後半戦に入り
数々の熱戦やドラマが伝えられていますが
残念ながら日本は、いまだメダルには届きません。
「オリンピックは、参加することに意義がある」とは
有名な言葉ですが・・・。

ある競技の中で、トラブルやアクシデントを理由に
言い訳の解説も数多く聞かれましたが
敗れた選手からは一切の言い訳が聞かれなかったことは
せめてものなぐさめでした。

世界のトップクラスとの壁は決して紙一重とは
いえそうにはありません。
戦前の浮かれた表情は消えました。
自己記録更新への夢がことごとくくだかれた
夢の舞台での現実を実感した選手やスタッフの多くは
果たして4年後につながったのかどうか・・・。
日本の選手育成への長期展望が
ここにも見えてきません。

世界のトップレベルにあるといわれる
女子フィギュアに灯りが見たい・・・と思います。



さて今日19日
こちらは、参加者や家族が楽しみにしている
第13回泉州国際市民マラソンの日です。

こちらの記事は後ほどお伝えします。



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ふふふ

2006-02-18 11:24:59 | (1)アンちゃん


この16日、勤務先近くの書店で
いかにもいかにものタイトルの本を見つけて
手にとってみると
著者はあの遅筆作家として有名な井上ひさし
もちろん単なる遅筆だけの作家ではない・・・念のため。



『ふふふ』
2005年12月1日初版発行
「小説現代」に連載(2001年1月号~2005年1月)の随想集

扉の中に綴られた言葉や想いの端々に
共感する部分があまりに多いことに驚きもした。
当然ながら
それはすべてとはいえないものの
一気に読み終えた。

感想?・・・もちろん「ふふふ」。



【出版社 / 著者からの内容紹介】
苦笑、失笑、嘲笑、哄笑??
世の中、笑い事ではないけれど。
言葉、政治、社会、文化……思いを書き綴った徒然の記。
最初の外国語が人間を規定してしまうなら
今後は小学生諸君に、日本語をあたかも外国語のように
きちんとしっかり教えたらどんなものだろう。
そしたら、日本にたいしてもっと愛着を持ってくれるかもしれぬ。??
「初めての外国語」
「エンタメ投資」という新しい金融商品が発売された。
うちの劇団でもさっそくこの制度を研究したが
「映画、演劇の私募債については
発行の時点で必ず脚本の完成稿ができていることを必須の条件とする」。
わたしはしばらく公演証券化の成り行きを静観することにした。??
「後援者募集」
おまえはあいかわらず理想論ばかり云うと、叱られるだろうが
理想とは課題のことだ。
わたしたちはまだすっかり課題を果たしたとはいえない。??
「はず、はず、はず……」

【目次】
世界一長い名
秘伝
初めての外国語
春のハモニカ
デノミの噂
二つの答
自分の好きなもの
ベッド・トリック
歴史偽造家
問題の出し方(など全45編)



♪明日は、『リディアが走る―第13回泉州国際市民マラソン』
どうか、「雨よ降らないで」

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オードリーが好き[52] オリバー・ツイスト 後編

2006-02-16 06:45:41 | (2)オードリーが好き


ストーリーは巻末の公式サイトをごらんください。
すでに、古典とも言える作品ですから
いまさらの感はありますが・・・。

原作の世界は
金持ちや権力者が私腹を肥やし
弱者が搾取される原始資本主義うごめいた19世紀が舞台。


ロンドンの街並みを再現した大オープンセットは
チェコ・プラハの広大な敷地に建設された。
行き交う人々でにぎわうキングス・ストリート
ジェイコブス・アイランドと呼ばれるスラム街や
上流階級が住むペントンヴィルなどの5本の大通りと
市場が立ち並ぶ広場や路地、水路、橋など
実に4万平方メートル。


そこまでしてポランスキー監督が創ったものは
まさにディケンズの世界そのもの。


一見意外に見えるものの
この原作をより忠実に、さらに緻密に
ひたすら無力だが、無垢で善良な主人公像や
様々な人物像が見事なまでに再現されています。


全篇CGを使うことなく描きあげられた
ポランスキー版『オリバー・ツイスト』は
今の時代に媚することのない
正々堂々たる作風で
重厚感の漂う仕上がりで
観る者を納得させてくれます。

辛辣な批評性やユーモアを織り込んだ
人間性の本質を描く物語だからこそ
時代を選ばず観客の心に伝わるのかもしれません。
(上映時間:2時間10分)

■作品評価4つ・・・堂々の作品です)

『オリバー・ツイスト』公式サイトはこちらから




今、なぜ『オリバー・ツイスト』なのか?の疑問は
観終わって・・・わかったような気がします。
ここに描かれる世界観は、21世紀の今も
なんら変わっていないということです。



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オードリーが好き[52] オリバー・ツイスト 前編

2006-02-15 07:08:59 | (2)オードリーが好き


久しぶりにこの映画が観たくなりました。

これまで何度も映像化されてきた、文豪ディケンズの名作。
1968年のアカデミー作品賞をはじめ監督賞を含む6部門を受賞した
ミュージカル作品『オリバー!』から38年。
いまなぜ、また『オリバー・ツイスト』なのか?
監督は『戦場のピアニスト』のロマン・ポランスキー。



少年の善良な心が流転の人生に奇跡をもたらす

19世紀の英国。


救貧院に連れて来られた、オリバー・ツイストは
粗末な食事に腹をすかせた孤児を代表して
お粥のおかわりを要求し、追放処分になる。

一旦は葬儀屋に奉公するが
不当な仕打ちに耐え切れず逃げ出してしまう。


行く当てもない天涯孤独な身の上では
目の前に延びる街道を遥かロンドンまで
目指すしかなかった。


7日間歩き通して


大都会に辿り着いたオリバーは・・・



キャスト


バーニー・クラーク/BARNEY CLARK(オリバー・ツイスト)
ベン・キングズレー/BEN KINGSLEY(フェイギン)
ハリー・イーデン/HARRY EDEN(アートフル・ドジャー)
ジェイミー・フォアマン/JAMIE FOREMAN(ビル・サイクス)
エドワード・ハードウィック/EDWARD HARDWICKE(ブラウンロー氏)
マーク・ストロング/MARK STRONG(トビー・クラキット)
リアン・ロウ/LEANNE ROWE(ナンシー)
スタッフ
監督:ロマン・ポランスキー/ROMAN POLANSKI
製作:アラン・サルド/ALAIN SARDE
脚本:ロナルド・ハーウッド/RONALD HARWOOD
音楽:レイチェル・ポートマン/RACHEL PORTMAN



『オリバー・ツイスト』公式サイトはこちらから

明日につづく

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季節がみごろ[52] 『バレンタイン―風船葛(ふうせんかずら)の種』

2006-02-14 07:13:41 | (3)季節がみごろ


今日2月14日は『バレンタインデー』
この日だけは、女性から男性に向かって
恋を打ち明けてもよい日とされ
日本では女性が愛の印にチョコレートを贈る。
この習慣は1958年(昭和33年)にメリーチョコレートが
東京・新宿の伊勢丹で販売促進を目指して
キャンペーンを展開したのが始まり。
ヨーロッパでは
愛の日としてケーキや花などを贈り合うという。

最近では、義理チョコが激減して
ずいぶんと様変わりしているようですが
ほんとは、お互いに贈りあえる日なんですね。



昨年9月22日にごらんいただきました

『風船葛』の種がタネだね種の形は


ごらんのように黒地に白の「ハート」型です。



ちなみに、バレンタインのチョコレート
わが家では1・2・3・4・・・
4コもらえるはずなんだけど・・・?



トップ画像は、アンちゃんの背中に乗っけたハートの種です。

♪明日は・・・?

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オードリーが好き[51] 博士の愛した数式 後編

2006-02-13 06:13:17 | (2)オードリーが好き


この映画では
原作をアレンジしている部分がありますが
もちろん必然性があってのこと。
それは、ぜひ自分の目で観て感じ取ってください。



ここで、少し気になったことを書いておきます。
巻末の作品評価に影響したほんのわずかなこだわりです。


この作品の大きなもうひとつのテーマが語られていく。
原作では、「行間を読む」という主旨で書かれていない
未亡人の回顧や想いのくだりですが
もっと無口な演技でよかったのでは・・・
想像させてもらうだけで。
それも観客の楽しみのひとつなんですから。


ここに描かれる数学者がこよなく愛するのは、数式と子供。
自然界の法則を数式で表わすほどの真理への心酔を
天才数学者のそれではなく
まるで子供のようにのめりこんでいく姿そのもの。
だからこそ、数式への愛情と同じ価値観で
子供を愛することができるんだと・・・。



ふと気がつくと
約2時間、久しぶりに子供の頃に帰ったように
数学の授業を受けているような
錯覚さえ覚えます。
ただ、あの頃とは違って
とても清々しい、まことに心地よい2時間だったことも
付け加えておきます。
(上映時間:1時間57分)

■作品評価4つ・・・語りすぎ?)

『博士の愛した数式』公式サイトはこちらから




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オードリーが好き[51] 博士の愛した数式 前編

2006-02-12 07:14:08 | (2)オードリーが好き


今年6作目の映画はこの作品になりました。

80分しか記憶の続かない障害を抱えた数学博士と
その家で家政婦として働くシングルマザーの姿を描く
第一回本屋大賞に輝くベストセラー『博士の愛した数式』
小川洋子原作の同名小説を
『雨あがる』の小泉堯史監督が映画化した作品。
日本アカデミー賞に名を記す
スタッフとキャスティングの妙が
新たな原作を得て甦ってきます。



数学の授業がはじまる。


数学教師のルート先生(吉岡秀隆)は
新しく受け持ったクラスで
自分の名前の由来を語り始める。




未亡人(浅丘ルリ子)から面接を受け


シングルマザーだったルートの母(深津絵里)は
家政婦として、事故の後遺症で記憶障害を負った
数学博士(寺尾聰)の家で働きはじめる。

そこでは毎日、この同じ会話からはじまる・・・

「君の靴のサイズはいくつかね?」
「・・・・・・24です」
「ほお、実に潔い数字だ。4の階乗だ」



ある日、彼女に10歳の息子がいることを知った博士は
家へ連れてくるように告げる。


ルート、彼(齋藤隆成)が大好きな博士が
名づけてくれた仇名だった。

その日から


博士と母、ルートの3人の
和やかな日々が始まるのだが…。



映画では、忘れかけてしまった言葉の数々
「素数」「自然数」「完全数」「階乗」・・・が
原作者の書き言葉「潔い」「孤高」「静けさ」などとともに
スクリーンを通して
なぜか、心地よく飛び込んできます。



明日につづく

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季節がみごろ[51] 『雪の花―南京黄櫨(なんきんはぜ)の実』

2006-02-11 04:00:00 | (3)季節がみごろ


いよいよトリノ冬季オリンピックがはじまりました。
国内でも、さっぽろ雪まつり(明日12日が最終日)
終盤を迎え
雪と氷の祭典は
真っ白な華を咲かせます。

とはいっても、今日のお話は
オリンピックでも雪まつりでもありません。

はじめてごらんいただく花
いえいえ実がありました。
『南京黄櫨(なんきんはぜ)』です。

この季節ならではの様は
まるで『雪の花』が咲いているようにも映ります。



この実の殻がはじけると
そこには・・・春がこちらをのぞいています。


◆南京黄櫨(なんきんはぜ)
灯台草(とうだいぐさ)科シラキ属で中国、東南アジア原産。
花は夏に開花し、秋の紅葉はみごとなものですが
実は、緑色から徐々に黒味を増して
冬には、殻がはじけて一面に真っ白に。


その姿は、まるで・・・


『雪の花』



雪や雨が降るよりも青空がいいですよね。
寒い日が続くより暖かい日がいいですよね。
でも、せっかく日本には
春夏秋冬という
自然の贈り物があるんですから
その時間(とき)を楽しんでみませんか?
「もったいない」ですからね。



柴犬クラちゃんとロンカモさんの写真が楽しい
gooブログのお散歩がてら・・・
日本ブログ大賞2006の写真部門に参加中です。
現在513件中66位に健闘しています。

みなさんも応援してあげてください。



♪明日は、オードリーが好き『博士の愛した数式』です。

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アンちゃんの短編集[61] 『電車見学』

2006-02-10 07:16:49 | (1)アンちゃん


公園からの帰り道
どこかで線路を渡らないと
お家には帰れません。

「ここはどこ?」
「線路・・・?」

「もしかして、電車くる?」
「はやくいこ~よ、あぶないよ~」

せっかくだからということで
電車といっしょに記念写真を撮りました。


関西空港行きの特急ラピートが通過しました。


「もう行ってしまったの?」


今度は、普通電車がやってきました。

「はやくお家に帰ろうよ」

アンちゃんは、電車には興味なかった~。



おまけ画像をひとつだけ


初公開のかぶりもの
・・・って、帽子なんだけど。



いよいよトリノ冬季オリンピックがはじまります。
開会式は日本時間で11日の夜中・・・
夢の中で見てるかもしれません。

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季節がみごろ[50] 『季の色(ときのいろ)―白梅紅梅』

2006-02-09 07:00:24 | (3)季節がみごろ


『立春』を過ぎたものの
この数日の寒気が逆に
「春はもうすぐ」と言っているようです。
昨年に比べればずいぶん遅れている
梅のつぼみもふくらみはじめています。
満開の見頃までにはまだしばらく・・・お待ちください。

ことあるごとに、気候が不順といわれていますが
今年の1月29日は、春のぽかぽか陽気でした。
実は、昨年は1月29日に観梅を楽しんだのですが
不思議なことに、この日も春3月の陽気だったんです。
もちろんその後、冬の寒気が戻っています。
『2005年の紅梅白梅 前編』
『2005年の紅梅白梅 後編』



今年は、2月4日に訪れました。
アンちゃんの大好きな中央公園にある梅林です。

梅は、品種によって咲く時期が異なります。
まだその数は少ないながら
今日は、ひと足早く春の便りを
楽しんでいただくことにしました。


つぼみもぷっくりとふくらんで

回りもさぞやと思いきや


咲きはじめていたのは


この白梅の木一本だけでした。


この紅梅は
公園のすぐそばにある神社で
咲きはじめていました。


「万葉集」の頃には
『白梅』が好まれたようですが


『紅梅』は
平安の世に親しまれたといいます。

さて、平成の今は・・・?



今、皇室の話題が高まっていますが
梅の花にはこんな故事があったようです。
ある時、宮殿の前の梅が枯れてしまい
当時の村上天皇はこれを残念に思い
ある屋敷から梅の木を
勅命で宮殿に献上させたのですが
屋敷の女主人の書いたこんな歌が紙で結びつけられていました。
「勅なれば いともかしこし 鶯(うぐいす)の
宿はと問はば いかがこたえむ」
歌の心を知る天皇は
すぐにこの梅の木を元の屋敷に返したという
「鶯宿梅(おうしゅくばい)」の故事です。

ちなみに、村上天皇は平安中期の天皇ですから
この梅は『紅梅』だったかもしれませんね。



昨年、近畿、関東、北陸で観測された
「春一番」は2月23日でしたが
今年は、意外と早いかも・・・。
春はもうすぐです。



♪明日は、アンちゃんの出番です。

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