赤毛のアンちゃん

赤毛の柴犬アンちゃんは2014年11月、14年5カ月の生涯を閉じました。『決してリードは放しま宣言』発信中のブログです♪

アンちゃんの「なんでやねん」 ②薬害C型肝炎訴訟

2007-12-26 06:32:32 | アンちゃんの「なんでやねん」


アンちゃんの「なんでやねん」
その第2回目は
決断のできない政治家たちの話です。

このブログでも何度となく、この国の政治家は
「選挙にしか興味がないのではないか」と書いてきました。
選挙の時にはいいこと言ってるのにね~・・・
当選するとそれができなくなる?のは
きっと、もともとやる気がないんでしょう。
当選回数が多くなればなるほど
悪人に見えてくる?のはどうしてなんでしょう?

さて、いま注目の”薬害C型肝炎訴訟”が
和解交渉決裂から一転
被害者の一律救済に向け動きはじめました。



2007/12/25-23:00 福田首相「心からおわび」
=再発防止の決意伝える-原告と初面会・薬害肝炎

福田康夫首相は25日夕、
首相官邸で薬害C型肝炎訴訟の原告団と初めて面会した。
首相は冒頭、
「皆様方には長年にわたり心身ともに大変ご苦労をお掛けした。
言葉に尽くせない思いを重ねてきたと思う。
この場を借りて心からおわび申し上げる」と頭を下げて謝罪した。

面会したのは、全国原告団代表の山口美智子さん(51)、
九州原告の福田衣里子さん(27)、東京原告の浅倉美津子さん(57)、
大阪原告の桑田智子さん(47)と鈴木利広全国弁護団代表ら
弁護士2人の計6人。

面会は午後5時半から約30分間行われた。
首相は、被害者を一律救済するための議員立法について
「一刻も早く成立し、皆様の気持ちが和らぐ結果になってほしい。
わたしも全力で支えたい」と語り掛け、
「重ねておわび申し上げる」と再び頭を下げた。

これに対し、山口さんは
「5年の歳月を経て、やっと総理の元にたどり着くことができた。
薬害肝炎が全面解決した暁には、
原告みんなとどうぞ会ってください」と答えた。
その後、非公開の場で、原告は被害の実態について訴え、
法案に薬害を起こした国の責任と謝罪を明記するよう首相に求めた。
原告・弁護団によると、首相は国が認めるべき責任を明確にせず、
「そうなるよう頑張らせます」とするにとどめたが、
「厚生労働省が反省をしなければいけない。命の尊さを踏まえ、
再び同じようなことを起こさないようにしないといけない」と述べた。



「なんでやねん」

求められていた政治決断そして責任と謝罪が
これほどの年月をかけなければできないのか?
背景には、急激な内閣支持率の低下が
間近に控える総選挙への影響を考えただけでは・・・

年金問題や官僚汚職が明らかになる中で
政治そのものへの不信感がこの支持率となっていることに
さて気づいているのかどうか?

過去にも数々の被害者を生み、差別を生んできたことを
考えても、今後さらなる被害は生まれてくるはず。
政治を見直す時期はとっくに過ぎていると言っていいでしょう。
国家があって国民があるのではなく
国民あってこその国家であることを理解しない
政治家や官僚は、もういらない!



すでに、次なる薬害も存在している・・・

タミフル 10歳未満でも高い割合で異常行動
12月16日21時51分配信 産経新聞

異常行動と副作用の因果関係が疑われる
インフルエンザ治療薬タミフルについて、
10歳未満の子供にも、多くの異常行動が認められたことが
厚生労働省の研究班がまとめた調査結果で分かった。

16日開かれた厚労省の専門家会議で報告された。
調査は全医療機関(約15万施設)を対象に
昨冬のインフルエンザ患者で飛び降りや駆け出しなど、
重度の異常行動を示した症例の報告を求めた。
その結果、137件の報告が寄せられ、
60%がタミフルを服用していた。
年齢別にみると、マンションからの飛び降りなど、
死亡例が相次いだ10代が69人(うちタミフル服用は42人)と
最も多く、10歳未満の56人(同37人)が続いた。
これとは別に、会議では平成13年2月の発売以来、
異常行動を起こした282症例の追加調査の結果も報告され、
34%が10歳未満の患者だった。
さらに今シーズン、タミフル服用後に3人が
異常行動を示したことも報告され、
うち2人は10歳未満だった。

厚労省は今年3月、「因果関係は不明」としながらも
緊急安全性情報を出して10代へ原則として処方を中止させた。
10歳未満の患者は少なくとも2日間、
保護者が目を離さないよう呼びかけているが、
処方は可能となっている。
厚労省は10歳未満について
「このデータを持って何かをする意識はない」(医薬食品局)としている。
会議後、会見した内山真・日大医学部教授は
「タミフルが直接、脳に何かを起こす可能性は少ないが、
異常行動のリスクを高める因果関係はグレーで調査が必要」と
結論づけたが、「服用の有無を問わず、インフルエンザになると
異常行動が出る可能性を理解してほしい」と話した。

この記事をどう読みますか?
厚生労働省が、将来必ずや起こりうるだろうとの
予測のもとで布石を打っているように思えるのですが・・・



私たちは、いま何を信じたらいいのでしょうか?

モノが溢れる時代に
結局は、何を選べばいいのか分からない。
何も選べない時代を実感する時が
やってきたようです。



最後に、こんな政治家もいたことをお伝えします。

医療・介護・年金・福祉制度の改革に
生涯をかけた一人の政治家がいました。

07年12月22日午後11時50分
民主党参議院議員・山本孝史氏が逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが
06年5月22日、国会の本会議場で自らのがん闘病を公表し
「がん対策基本法」と「自殺対策基本法」の
早期成立を涙ながらに訴えられた方です。
そして、06年6月16日
がん対策基本法は成立しました。

山本孝史を応援してくださった皆様へ

支持政党がどうであれ、この意志は次代に
受け継いでいかなければと思います。





人気blogランキング参加中です。
『決してリードは放しま宣言』に賛成の方は
クリックしてください。