そういえば、最近では「停電」なんて滅多にありません。
台風の時ぐらいでしょうか、それも相当大きなものでない限り。
そしてその時には、明かりは懐中電灯で代用し
大半の人はさっさと眠りにつくでしょう。
ところがところが・・・
ひと足先にクリスマス・イブの夜を楽しんできました。
１１月１７日から公開中の『大停電の夜に』
物語のきっかけは、きらびやかに飾られた東京が
大停電に遭遇したイブの夜。
それぞれに心に痛みを抱え不安に打ち震える１２人の男女。
まばゆい街が一瞬にして暗転したそのとき・・・
豊川悦司（木戸晋一）かつての恋を待っていた
田畑智子（叶のぞみ）幸せの明かりを灯していた
田口トモロヲ（佐伯遼太郎）妻と恋人の間で揺れていた
原田知世（佐伯静江）秘めた想いに迷っていた
吉川晃司（大島銀次）失った愛に向かっていた
寺島しのぶ（杉田礼子）結婚という幸せを感じていた
井川遥（草野美寿々）一つの恋に別れを告げていた
阿部力（李冬冬）上海の恋人を想っていた
本郷奏多（田沢翔太）謎の人工衛星を見つけていた
香椎由宇（梶原麻衣子）生きることに迷っていた
淡島千景（国東小夜子）ある告白をしていた
宇津井健（国東義一）愛する人の真実を知ろうとしていた
柔らかなローソクの炎の中で
それぞれの“つかえ”が和らいでいく・・・少しづつ。
監督は源考志―『東京タワー』では見られなかった
繊細な情感を見事に描き出している。
クリスマス・イブはこちらから→ 大停電の夜に公式サイトを
ごらんください。
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明日は、ローソクのお話をしてみます。
記憶の炎が消えてしまわないうちに・・・。
『大停電の夜に 後編』につづく
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