この映画をごらんになった当時を知る方は、
どんな思いで観ていたのでしょう?
ある方は、楽しかったことを、ある方は辛かったことを
また、なつかしさに涙した方も。
それでも・・・幸せだった時代です。
未来への夢があった時代です。
いい作品でした。
自分自身の思い出も投影しながら観せてもらいました。
ただ、残念だったことを2つ書いておきます。
まず、2世代での暮らししか画面には描かれていません。
当時としてはまずあり得ない設定です。
自分が子どもとして見るなら、家の中には何人もの兄弟がいて
両親がいて、おじいちゃん、おばあちゃんが一緒にいたはずです。
この映画のこだわりを考えるなら、最も今に伝えたいことでは
なかったのでしょうか。
もう一つは、キャスティングです。
演技力についてではなく、この時代設定に「小雪」はないでしょ?
こんなにスタイルが良くて小顔の女性・・・
今は当たり前でも、当時では皆無といっていいぐらい。
(当時の美人の代名詞は、最初のミス日本・山本富士子でしたね)
こんな時代は、もう戻ってこない。
ひたすら空腹をまぎらし、新しいものを求めて
大切なものを捨て去ってきた日本。
ちょっと振り返ってみるのも悪くはないですね。
(上映時間:2時間13分)
■作品評価 ★★★★(★4つ・・・もう一歩のこだわりが)
昭和33年はこちらから→ ALWAYS 三丁目の夕日公式サイトを
ごらんください。
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