今日11日、ニッポン放送株をめぐる騒動の第1ラウンドに司法の判断が下った。結果は大筋の想定通りライブドアの申請が認められたものとなったのですが、今後の動向はますます泥沼化するであろうことは、明らかでしょう。ただ、これ以上の興味はまったくありません。なぜならば、司法の答は「ルールを守れ」ということである限り、納得できないなら異議申し立てをすればいいことだからです。
司法がすべて正しいとは決して思いもしませんが、少なくても一つのよりどころに違いはありません。「どんな裁定を下すのか、なによりも注目してみたいと思います」と前回書きました。これに対する私の答は「これでよし」です。※以下の記事は読売新聞から
「新株」差し止め仮処分、ライブドアの申請認める
インターネット関連会社ライブドアが、ニッポン放送株を新たに取得できる権利(新株予約権)をフジテレビジョンに与えることの差し止めを求めた仮処分申請について、東京地裁は11日、差し止めを命じる仮処分決定をした。
ニッポン放送は異議を申し立てる方針とみられ、その場合、同地裁が改めて差し止めの是非を判断することになる。
異議審や、高裁、最高裁で取り消されない限り、ニッポン放送はフジテレビに新株予約権を与えることができない。ニッポン放送側は3月24日の発行予定日に向けて、裁判対策の練り直しを迫られそうだ。
ニッポン放送は、2月23日、発行済み株数の約1・4倍に上る4720万株分の新株予約権をフジテレビジョンに与えると発表。翌日、ライブドアが差し止めの仮処分を申請した。
ライブドアは、「新株予約権の発行は、フジテレビのニッポン放送に対する支配権を維持するのが目的で、資金調達の必要性もない」と主張。これに対し、ニッポン放送は「フジサンケイグループに残ることで企業価値を保つことができる」「スタジオ整備に使う資金を調達する目的がある」などと反論している。新株予約権の発行が、企業価値の維持・向上につながるかが争点となっていた。
(読売新聞) - 3月11日18時14分更新
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