“鋼鉄ジーグ”
が欲しかった。
小学生当時、
『超合金』
なるものが
世に出回っていた。
小生、
少なからずも
親にねだって
買ってもらった。
だが、
●マシンハヤブサ
⇒『ガンテツ』
●ガッチャマン
⇒甚平の『4号』
●ミクロマン
⇒意味わからず『女』。
なぜか
主役級を
買ってくれない。
都度、
(俺)「なんでコレ?」
(母)「なんでもいいでしょ!」
話しが終わる。
ある日、
友達Kの家に行ったら
『鋼鉄ジーグ』
の超合金があった。
Kは得意気に
各部位をぺちぺちと
ハメたり外したり。
オプションパーツも
充実。
羨ましかった。
家に帰るなり、
(俺)「鋼鉄ジーグの欲しい!」
(母)「そんなお金ありません!」
話しは終わる。
数日後、
再びKの家へ。
すると、
Kは必死な形相で
部屋中をバタバタ。
(俺)「なにしたの?」
(K)「“もも”が片方ない!」
鋼鉄ジーグの
片足の腿の部位を
なくしたらしい。
(俺)「(なくなっちゃうんだ…)」
(K)「っう、ぅ・・・」
(俺)「(泣いちゃうんだ…)」
遊ばずに
そぉっと帰宅。
たぶん、
自分も同じ状況に
なるにちがいないと
悟った。
もう、
超合金全般を
欲しいなどと
思わなくなった。
ひとつ大人になった
気がした。
友達K。
低学年のうちに
引っ越してしまった。
何処へ引っ越したか
わからない。
“もも”の行方も。
が欲しかった。
小学生当時、
『超合金』
なるものが
世に出回っていた。
小生、
少なからずも
親にねだって
買ってもらった。
だが、
●マシンハヤブサ
⇒『ガンテツ』
●ガッチャマン
⇒甚平の『4号』
●ミクロマン
⇒意味わからず『女』。
なぜか
主役級を
買ってくれない。
都度、
(俺)「なんでコレ?」
(母)「なんでもいいでしょ!」
話しが終わる。
ある日、
友達Kの家に行ったら
『鋼鉄ジーグ』
の超合金があった。
Kは得意気に
各部位をぺちぺちと
ハメたり外したり。
オプションパーツも
充実。
羨ましかった。
家に帰るなり、
(俺)「鋼鉄ジーグの欲しい!」
(母)「そんなお金ありません!」
話しは終わる。
数日後、
再びKの家へ。
すると、
Kは必死な形相で
部屋中をバタバタ。
(俺)「なにしたの?」
(K)「“もも”が片方ない!」
鋼鉄ジーグの
片足の腿の部位を
なくしたらしい。
(俺)「(なくなっちゃうんだ…)」
(K)「っう、ぅ・・・」
(俺)「(泣いちゃうんだ…)」
遊ばずに
そぉっと帰宅。
たぶん、
自分も同じ状況に
なるにちがいないと
悟った。
もう、
超合金全般を
欲しいなどと
思わなくなった。
ひとつ大人になった
気がした。
友達K。
低学年のうちに
引っ越してしまった。
何処へ引っ越したか
わからない。
“もも”の行方も。