ごじゃ満開

いすみ市内外の隠れた情報と
ちょっとしたエッセイ。

父子家庭③

2011-02-08 15:18:34 | 身内話し
月曜日早朝、
病院から電話。

緊急事態。

(俺)「今から行きます!」
(病)「どれくらいで来られますか?」
(俺)「ん~!なんだかんだで1時間!」

セガレの担任へ直電し
学校を休ませる連絡。

それなりのスピードで
車を走らせる。

病院は
鴨川の総合病院。

40分足らずで到着。

病室へ入ると
おっかの
苦しそうな顔。

(こーゆーときは・・・)
と、元気良く、
(俺)「おはよっ!」
(お)「うるさいっ!」
(俺)「・・・・・」

主治医が来た。

(医)「早かったですね!」
(俺)「っで、どうなんですか?」
(医)「ベッドの傍へ行ってあげてください」
(俺)「はい」

主治医は部屋を出る。

おっかは
脂汗をかき、
苦しそうに
(お)「っか、っか・・・※△★○、って」
(俺)「(体を起こしてって?)よし!」

肩と腰に手を添え
上半身を起こす。

(お)「ちがうっ!『看護婦さんよんで』ってっ!」
(俺)「あ・・・」

ナースコールで呼ぶ。

主治医と
数名の看護士が
入ってきた。

(お)「うっ、ぅうっ!」


























・・・1時間後、



セガレが兄貴になった。



弟が産まれたのである。



病院スタッフは
口を揃えて、

「パパの顔のまんま!」



笑われているようだが、
どうやら、
俺の実子に
間違いないようだ。



平成23年2月7日(月)大安
午前09時07分
体重2790g、
身長500㎜ちょうど、
桃の種大の立派な
“ふぐり”をつけた
野郎っ子の誕生である。


(写真は左手です)


俺の足は
まだ痛い。

父子家庭②

2011-02-08 15:18:18 | 身内話し
翌朝、
洗濯物を干し
朝食を済ませ
セガレを連れて
再び病院へ。

おっかの容態は
安定しているよう。

(医)「しばらく様子をみながら対処しなければなりません」

やきもきする。

(お)「なんとかなるわよ、大丈夫!」

と言いながらも
その表情は
若干不安げ。

何事もなく
時間が過ぎた。

夕方、
なにもできずに
あえなく帰宅。

帰宅後、
やることだけやって、
ケータイを枕元に置き
早めに就寝。

父子家庭①

2011-02-08 15:17:59 | 身内話し
地震のあった土曜。

現場で
地震には関係なく
長さ5500㎜の鉄骨が
俺の右足甲に
落ちた。

痛かった。

っが、
まあまあ歩けるので
作業を続行。

おっかから
「体調が悪い」
と電話があった。

急いで現場を終わらせ
日暮れ前に帰宅。

眉間にシワを寄せる
おっかを車に乗せ、
セガレも連れて
病院へ搬送。

診察を受け、
即入院。

(医)「48時間ほど様子をみましょう」

あとは医者に任せて
俺とセガレは帰宅。

右足の
捻挫のような
痛みを堪え、
洗濯機を回し
風呂を沸かしながら
晩ご飯を仕度。

臨時父子家庭の
はじまり。