https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/782ed0b6a466ab4c02bc7aa1d2d0ce23
11月13日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで初日を迎えた『プロミセス・プロミセス』、瞬く間に18日千穐楽、#絵で残そう宙組プロミセス、というタグができており、観劇された方々がキキチャックさんのお部屋などをイラストであげてくれているのを楽しませていただいています。生命保険会社のデスクが中華料理店のテーブルやバーカウンターになるところなど、松井るみさんの舞台セット、可愛くてうまくできていて素敵です。絵心のあるみなさま、素晴らしい。キキチャックさんの登場シーンは朝ベッドから目覚めるところでパジャマ姿のキキちゃんとな、起きると顔洗って着替えてトーストかじりながらアパート出て満員電車に揺られて出勤するまでのサラリーマンの日常が描かれていて、チャックさんの寝姿の、足を立てている絶妙さだけでも舞台の場面を想像する余地がたっぷり。阪急交通社の貸切公演では、早口の膨大な台詞の中にアドリブをぶっこんできて歌にはトラピダンスまでいれてきたとか、さすがキキちゃん、カーテンコールでそらくんが膝をついてしまった時にはおじいちゃんのようにキキちゃんたちに介護されていたとか、千穐楽はルイくんを皮切りに関西弁祭りになったとか、描かれていることは重いことばかりなのに笑いにあふれた舞台になっていることが伝わってきます。
宙組公演『プロミセス、プロミセス』に関して
https://kageki.hankyu.co.jp/news/20211116_006.html
水曜日に劇団さんから著作権の都合でライブ配信、円盤化、スカイステージでの放送はないこと、あわせて公演ライブCDの発売を予定しているとお知らせがあったのは、問い合わせ及び要望が殺到したからなのかな。さみしいですが、舞台はもともと生のもの、ライブ配信や映像化が当たり前になる前はテレビ放送以外ではチケットがなければみることができないのは当然でした。かつて杜けあきさんの『ヴァレンチノ』などみてみたいと思いながらみたことがありません。この世にいる間に映像があれば一度はみたいと今も思っています。こういう時代に、おそらく高い著作権料を払いながら映像化はできないとわかっている作品を劇団があえて選んで、キキちゃん主役の宙組メンバーにあてたことはもしかしたらすごいことなのかなと考えたりもします。劇団は生徒たちに経験をふませて、未来に投資したのではないかとつぶやいている方がいらっしゃりなるほどと思いました。もしかしたらこうして日本で上演することにはものすごくハードルが高くて宝塚だからできたのではないかと。映像でもみることが叶わないのはものすごく残念だしさみしいですが、この作品を選んでくれた劇団に感謝したい気持ちもあります。公演CD発売予定、トップスターの公演ではないことを考えるとこれもすごいことなんですね。池袋の劇場、手すりで舞台がみえなくて?あまり評判がよくないようですが東京公演も無事に走り抜けられることを祈っています。
東京宝塚劇場のキャトルレーヴ、12月26日で営業終了のニュースにええっ⁉ってなったら、よく読めば来春近隣に新店舗オープン予定とあります。どこにできるのかな、それまでシャンテのキャトルレーヴが混んでしまうかな。あれもこれも買うことはできませんがその空間にいるだけで幸せになれる場所、生きる希望がひとつなくなることはなくてよかったです。せまいのでね、大劇場のように広いキャトルレーヴがオープンするなら嬉しいお知らせ。生き延びねばいかんと自分に言う。