たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』-帝国劇場10月31日

2021年11月01日 01時20分30秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『ナイツ・テイル』-9月13日より上演
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/dabf65abc9811c840f20ee824bfe20df

 2021年10月31日(日)17時30分~、帝国劇場『ナイツ・テイル』、低気圧によるだるさと足の痛みで体が動くまでに時間かかりましたがなんとか無事に日比谷を往復して観劇することができました。

2018年6月16日日経電子版エンタメ通信
「堂本光一君の挑む力『ナイツ・テイル』(井上芳雄)」

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO31751630U8A610C1000000?channel=ASH04004

「2人は、さっき「愛するいとこよ」と言っていたかと思うと、すぐに「お前を殺してやる」と言ってみたり、関係がころころと変わっていきます。そこはシェイクスピアらしいですね。稽古の初日に、脚本・演出のジョンがこんなことを言いました。「彼らはお互いのことをうらやんでいるというか、お互いになりたいと思っている。だから親しくもするし、いがみ合いもするんだ」

 堂本光一君演じるアーサイトと井上芳雄さん演じるバラモン、いとこ同士で騎士。素顔の二人の関係性がそのまま舞台に現れているような作品でした。背の高い芳雄さんと小柄で可愛い光一君、ミュージカル界のプリンスと帝国劇場のキング、二人が同じ年というのがほんとに不思議。ルドルフデビューをみているので舞台に立つ芳雄さんに会うと勝手に懐かしい人に再会したような安心感、芳雄さんが今日も舞台に立っているという安心感、光一君は初でした。映画館で堪能した『EndlessSHOCK』のようなダンスと殺陣のシーンがふんだんにあり、エミーリアの音月桂さんをリフトする場面はリフトする光一君もリフトされる音月さんもすごくきれいでした。音月さんは『フランケンシュタイン』以来でしたがますますきれいになってキラキラと輝いていました。アーサイトとバラモンに愛されるなかなかにいい役どころ。

 ストーリーは前知識なしで観劇、一度だけではわからないところもありましたが西洋が舞台なのに衣装が舞台装置も衣装も日本物っぽい雰囲気があり、和太鼓・横笛・三味線の演奏者が舞台装置に解け込むように演奏していて全く違和感がなく、全体が見渡せる二階席後方からみていると照明も素敵で総合芸術として完成度の高い作品だと思いました。何回でも聴きたい音楽。

 この先生きることへの不安におおわれて涙するばかりではつらい、限られた人生の時間、無事に観劇できたことに感謝です。写真と共にまた書ければと思います。