ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』-帝国劇場10月31日
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6819eac99b54a6911a930be58d0dfae6
2021年10月31日(日)17時30分~、帝国劇場『ナイツ・テイル』、先がわからない2か月以上前に当選したチケット。結果的にツメツメとなりましたが10月は観劇したい作品が目白押し、出勤の翌日でしたがなんとか往復できました。忘れないうちに断片的に備忘録。
開演前と幕間の注意を呼びかけるアナウンスがいい声すぎると思ったら『ロミオとジュリエット』以来の岸祐二さん。惚れ惚れする声でした。
オーケストラによる演奏で舞台はスタート、指揮は田邉賀一(たなべかいち)さん、『EndlessSHOCK』も指揮していらっしゃるんですね。ノリノリの背中はものすごく楽しそうでした。ツイッターを拝見すると、ピット内に田邊さんを含めて10名、コロナ対策で奈落ブースに管楽器4名がいらっしゃるそうです。生の舞台はオケの演奏と演者との掛け合い、生演奏という極上の贅沢な時間、本当にありがとうございます。
舞台は盆の上に円形状の床が敷かれていて場面転換では盆ごと回るようになっていました。額縁舞台の帝国劇場が円形劇場になったような感覚。後方の、なんと表現すればいいのかわからないのですが鳥の巣のように?なっている舞台装置にアンサンブルキャストがストーリー展開にあわせて坐り、メインキャストのやりとりを見つめている演出、面白いと思いました。何を意図するかは客席の想像力に委ねるという余韻を残しているでしょうか。森をイメージした舞台装置は、てっぺんにひらひらと葉っぱがついた銀色の木が何本も立っていて、照明があたり床に反射した時のキラキラした雰囲気がすごく綺麗でした。ジョン・ケアードさん演出による初演『レ・ミゼラブル』はアンティークなオルゴールのようだと吉原光夫さんが朝日カルチャーセンターで話されたことを思い出しました。エミーリアの誕生日を祝う会の時だったかな、アンサンブルキャストさんが花の上で蝶々と花びらをイメージしてそれぞれ手をひらひらと?させる演出、和楽器の演奏者3名がキャストと同じイメージの衣装を着て後方の舞台装置に溶け込みながら演奏しているのが舞台装置の一部にもなっている演出も面白と思いました。
冒頭古代ヨーロッパの?国同士が戦いで兵士が死んでいく場面が描かれているのでシリアスかと思いきや、シェイクスピアを原作としているだけあって戯曲のように長い台詞、よく聴いているとアーサイトもバラモンもヒポリタもエミーリアも真面目におかしなことを言っていて笑いもおきていました。喜劇ということでいいんですね。アーサイトとバラモン、共に歌うエミーリアに一目惚れしてしまいどちらが先にエミーリアをみたかでいい争い、光一君が小柄なことをネタにした?台詞もありました。背が低くて顔がいい方とか、素を上手くいかしているなあと思いましたが、どうやらシェイクスピアの『二人の貴公子』がそうなっているようで一度読んでみたいです。光一君はジャニーズらしい殺陣とダンス場面がふんだんにあり、芳雄さんはミュージカル界のプリンスらしい歌を聴かせる場面ありと愛のある演出。芳雄さんの歌声が帝国劇場に響いている、それだけで安心感と幸せ感でした。
島田歌穂さんのヒポリタ、生では『レ・ミゼラブル』の日本初演エポニーヌを拝見して以来かもしれませんが知的で強い王妃を素敵に演じられていました。歌声が素晴らしいのはいうまでもありせんがヒポリタの個性をよく表現している衣装の着こなしも素敵でスタイルよくって綺麗に年を重ねていらっしゃいます。すぐに戦をしたがる、戦ばかりやっている男たちってばかよねみたいな雰囲気がとてもよくでていました。ヒポリタ、エミーリア、牢番番の娘フラヴィーナ、女性がそれぞれの個性で、強くしなやかでした。
大澄健也さん、『シャーロックホームズ-アンダーソン家の秘密』以来だったと思いますが、振付師としても役者としても大活躍。同世代、ますます生き生きとされています。
アンサンブルキャストのみなさまのダンス力がこれまたすごかった。プログラムを購入していないので、牡鹿と女鹿の役をやっていた方のお名前が残念ながらわからないのですが素晴らしいダンス表現でした。役が認識しきれませんでしたが、劇中でアーサイトの光一君がマッチョな方の体を「大胸筋」ってぷにぷにしたの、日替わりのアドリブだったのかな。カーテンコールでは芳雄さんが「大胸筋」ってぷにぷにしていました。アーサイトが衣装のスカート?のウエストを締め直して?お腹をポンポンとしたのもアドリブだったのかな。ロングヘアに白シャツに解禁の可愛い色気、ファンにはたぶんたまりせんね。芳雄さんもトートのようなロングヘアに白シャツ、お似合いでした。
牢番の娘フラヴィーナの上白石萌音ちゃん、『るろうに剣心』で神谷薫を演じていた上白石萌歌ちゃんのお姉さん。透明感のある綺麗な歌声でうまかった、芝居は健気な感じがよく出ていました。ダンスもできるんですね、共に音月桂さんのエミーリアを愛してしまったバラモンとアーサイト。最後どうなっていくのかと思ったら芳雄さんのバラモンもフラヴィーナを愛していることに気づいてカップルに。二人が並んだときの身長差に萌えました。平和を願う女性たちによって、アーサイトはエミーリアと結ばれるという大団円。
カーテンコールはみなさま和んで和気あいあいといった雰囲気。上白石萌音ちゃん、井上芳雄さん、堂本光一君、音月桂さんの二つのカップルの並び、芳雄さんと萌音ちゃんの凸凹、芳雄さんと光一君の凸凹、光一君と男役だった音月さんが同じぐらい?がなんとも可愛くて微笑ましい感でした。最後は光一君と芳雄さんが登場、みなさまのご協力のおかげでこうした舞台に立つことができていると光一君から感謝のことば、最近落ち着いてきていますよね、このまま落ち着いてほしと思っているのは僕だけではないみんな思っていますよねと芳雄さん、今日はハロウィーン、これからみなさん仮装されると思いますが仮装の前にハロウィーンだから規制退場にご協力をお願いしますと光一君。仮装するという前提で話している、ハロウィーンでなくても毎回やっていますと芳雄さんからツッコミが入っていたかな。コロナ禍となり舞台が中止となっていた昨年夏、光一君、芳雄さん、岸祐二さんの三人でオンライン飲み会していろいろとこれからのことを話したということがあったと思います。素の信頼関係が滲み出ている安心感のある雰囲気、二人が並んでいる舞台、たぶんこの世にいる間に最初で最後の貴重な時間だったと思いますが、大阪公演初日を迎えた夜インスタライブをみたこともあってか自分の中で初めてのような感じが全くしませんでした。
写真はディリースポーツさんより。
2021年10月7日付ぴあニュース
「堂本光一&井上芳雄ミュージカル『ナイツ・テイル』東京公演が開幕」
https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_05291e25-8d0d-45f0-b816-9eb71c777045.html
昨年行われた『ナイツ・テイル』コンサートのダイジェスト動画。
2020/10/01 • [KNIGHTS' TALE IN SYMPHONIC CONCERT] in JAPAN: Act 1
https://www.youtube.com/watch?v=6q-P_pn3fAM
2020/10/01 • [KNIGHTS' TALE IN SYMPHONIC CONCERT] in JAPAN: Act 2
https://www.youtube.com/watch?v=IhGZmFYlCsM&list=LL&index=100
『王家の紋章』以来の帝国劇場、なんとか開演40分前にたどり着いたものの、日曜日で地下街のお蕎麦屋さんやパンカフェがお休みでした。ローソンはどこだったかとウロウロしておにぎりとサンドウィッチを購入して小雨の中劇場の外でこの看板を眺めながら立ち食い。お恥ずかしいことですが中で食べることはできないのでやむなしでした。
女性率がいちだんと高かったようで開演前のお手洗いの列がさらに長く、開演が近づいてくるとスタッフさんが誘導。壁際にもたれながら立っていたら二列でお願いしますと言われたので足が痛く壁際に立っていたいとお伝えしました。そしたらなんと席に坐った時その女性スタッフさんが「休憩時間にお手洗いの列がすごく並んでしまうのでスタッフに声をかけていただければ個別にご案内させていただきます」と声をかけてくれました。席番号もなにもお伝えしなかったのでびっくりました。素直に甘えることができず、結果的に一階の列に並んでしまった為二幕の開幕ギリギリで席に戻ることとなりましたが席についてから客電がおりました。席に着く時気をつけてと声をかけてくださり、暗くなってからも劇場内を移動している姿がみえて誰もが安心安全に楽しく観劇できるようにと最新の注意を払ってくださっていることにあらためて感動しました。何十回も観劇して心のエネルギーをもらってきた帝国劇場、心からありがとうございます。
プログラム2,800円、劇場でしか買えないようです。まだチャンスはあります。どうしようか・・・。
いつまでこうして観劇することができるのか、観劇できない人生は生きる意味がない、叶う間に可能な範囲でいけるだけいこう。
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6819eac99b54a6911a930be58d0dfae6
2021年10月31日(日)17時30分~、帝国劇場『ナイツ・テイル』、先がわからない2か月以上前に当選したチケット。結果的にツメツメとなりましたが10月は観劇したい作品が目白押し、出勤の翌日でしたがなんとか往復できました。忘れないうちに断片的に備忘録。
開演前と幕間の注意を呼びかけるアナウンスがいい声すぎると思ったら『ロミオとジュリエット』以来の岸祐二さん。惚れ惚れする声でした。
オーケストラによる演奏で舞台はスタート、指揮は田邉賀一(たなべかいち)さん、『EndlessSHOCK』も指揮していらっしゃるんですね。ノリノリの背中はものすごく楽しそうでした。ツイッターを拝見すると、ピット内に田邊さんを含めて10名、コロナ対策で奈落ブースに管楽器4名がいらっしゃるそうです。生の舞台はオケの演奏と演者との掛け合い、生演奏という極上の贅沢な時間、本当にありがとうございます。
舞台は盆の上に円形状の床が敷かれていて場面転換では盆ごと回るようになっていました。額縁舞台の帝国劇場が円形劇場になったような感覚。後方の、なんと表現すればいいのかわからないのですが鳥の巣のように?なっている舞台装置にアンサンブルキャストがストーリー展開にあわせて坐り、メインキャストのやりとりを見つめている演出、面白いと思いました。何を意図するかは客席の想像力に委ねるという余韻を残しているでしょうか。森をイメージした舞台装置は、てっぺんにひらひらと葉っぱがついた銀色の木が何本も立っていて、照明があたり床に反射した時のキラキラした雰囲気がすごく綺麗でした。ジョン・ケアードさん演出による初演『レ・ミゼラブル』はアンティークなオルゴールのようだと吉原光夫さんが朝日カルチャーセンターで話されたことを思い出しました。エミーリアの誕生日を祝う会の時だったかな、アンサンブルキャストさんが花の上で蝶々と花びらをイメージしてそれぞれ手をひらひらと?させる演出、和楽器の演奏者3名がキャストと同じイメージの衣装を着て後方の舞台装置に溶け込みながら演奏しているのが舞台装置の一部にもなっている演出も面白と思いました。
冒頭古代ヨーロッパの?国同士が戦いで兵士が死んでいく場面が描かれているのでシリアスかと思いきや、シェイクスピアを原作としているだけあって戯曲のように長い台詞、よく聴いているとアーサイトもバラモンもヒポリタもエミーリアも真面目におかしなことを言っていて笑いもおきていました。喜劇ということでいいんですね。アーサイトとバラモン、共に歌うエミーリアに一目惚れしてしまいどちらが先にエミーリアをみたかでいい争い、光一君が小柄なことをネタにした?台詞もありました。背が低くて顔がいい方とか、素を上手くいかしているなあと思いましたが、どうやらシェイクスピアの『二人の貴公子』がそうなっているようで一度読んでみたいです。光一君はジャニーズらしい殺陣とダンス場面がふんだんにあり、芳雄さんはミュージカル界のプリンスらしい歌を聴かせる場面ありと愛のある演出。芳雄さんの歌声が帝国劇場に響いている、それだけで安心感と幸せ感でした。
島田歌穂さんのヒポリタ、生では『レ・ミゼラブル』の日本初演エポニーヌを拝見して以来かもしれませんが知的で強い王妃を素敵に演じられていました。歌声が素晴らしいのはいうまでもありせんがヒポリタの個性をよく表現している衣装の着こなしも素敵でスタイルよくって綺麗に年を重ねていらっしゃいます。すぐに戦をしたがる、戦ばかりやっている男たちってばかよねみたいな雰囲気がとてもよくでていました。ヒポリタ、エミーリア、牢番番の娘フラヴィーナ、女性がそれぞれの個性で、強くしなやかでした。
大澄健也さん、『シャーロックホームズ-アンダーソン家の秘密』以来だったと思いますが、振付師としても役者としても大活躍。同世代、ますます生き生きとされています。
アンサンブルキャストのみなさまのダンス力がこれまたすごかった。プログラムを購入していないので、牡鹿と女鹿の役をやっていた方のお名前が残念ながらわからないのですが素晴らしいダンス表現でした。役が認識しきれませんでしたが、劇中でアーサイトの光一君がマッチョな方の体を「大胸筋」ってぷにぷにしたの、日替わりのアドリブだったのかな。カーテンコールでは芳雄さんが「大胸筋」ってぷにぷにしていました。アーサイトが衣装のスカート?のウエストを締め直して?お腹をポンポンとしたのもアドリブだったのかな。ロングヘアに白シャツに解禁の可愛い色気、ファンにはたぶんたまりせんね。芳雄さんもトートのようなロングヘアに白シャツ、お似合いでした。
牢番の娘フラヴィーナの上白石萌音ちゃん、『るろうに剣心』で神谷薫を演じていた上白石萌歌ちゃんのお姉さん。透明感のある綺麗な歌声でうまかった、芝居は健気な感じがよく出ていました。ダンスもできるんですね、共に音月桂さんのエミーリアを愛してしまったバラモンとアーサイト。最後どうなっていくのかと思ったら芳雄さんのバラモンもフラヴィーナを愛していることに気づいてカップルに。二人が並んだときの身長差に萌えました。平和を願う女性たちによって、アーサイトはエミーリアと結ばれるという大団円。
カーテンコールはみなさま和んで和気あいあいといった雰囲気。上白石萌音ちゃん、井上芳雄さん、堂本光一君、音月桂さんの二つのカップルの並び、芳雄さんと萌音ちゃんの凸凹、芳雄さんと光一君の凸凹、光一君と男役だった音月さんが同じぐらい?がなんとも可愛くて微笑ましい感でした。最後は光一君と芳雄さんが登場、みなさまのご協力のおかげでこうした舞台に立つことができていると光一君から感謝のことば、最近落ち着いてきていますよね、このまま落ち着いてほしと思っているのは僕だけではないみんな思っていますよねと芳雄さん、今日はハロウィーン、これからみなさん仮装されると思いますが仮装の前にハロウィーンだから規制退場にご協力をお願いしますと光一君。仮装するという前提で話している、ハロウィーンでなくても毎回やっていますと芳雄さんからツッコミが入っていたかな。コロナ禍となり舞台が中止となっていた昨年夏、光一君、芳雄さん、岸祐二さんの三人でオンライン飲み会していろいろとこれからのことを話したということがあったと思います。素の信頼関係が滲み出ている安心感のある雰囲気、二人が並んでいる舞台、たぶんこの世にいる間に最初で最後の貴重な時間だったと思いますが、大阪公演初日を迎えた夜インスタライブをみたこともあってか自分の中で初めてのような感じが全くしませんでした。
写真はディリースポーツさんより。
2021年10月7日付ぴあニュース
「堂本光一&井上芳雄ミュージカル『ナイツ・テイル』東京公演が開幕」
https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_05291e25-8d0d-45f0-b816-9eb71c777045.html
昨年行われた『ナイツ・テイル』コンサートのダイジェスト動画。
2020/10/01 • [KNIGHTS' TALE IN SYMPHONIC CONCERT] in JAPAN: Act 1
https://www.youtube.com/watch?v=6q-P_pn3fAM
2020/10/01 • [KNIGHTS' TALE IN SYMPHONIC CONCERT] in JAPAN: Act 2
https://www.youtube.com/watch?v=IhGZmFYlCsM&list=LL&index=100
『王家の紋章』以来の帝国劇場、なんとか開演40分前にたどり着いたものの、日曜日で地下街のお蕎麦屋さんやパンカフェがお休みでした。ローソンはどこだったかとウロウロしておにぎりとサンドウィッチを購入して小雨の中劇場の外でこの看板を眺めながら立ち食い。お恥ずかしいことですが中で食べることはできないのでやむなしでした。
女性率がいちだんと高かったようで開演前のお手洗いの列がさらに長く、開演が近づいてくるとスタッフさんが誘導。壁際にもたれながら立っていたら二列でお願いしますと言われたので足が痛く壁際に立っていたいとお伝えしました。そしたらなんと席に坐った時その女性スタッフさんが「休憩時間にお手洗いの列がすごく並んでしまうのでスタッフに声をかけていただければ個別にご案内させていただきます」と声をかけてくれました。席番号もなにもお伝えしなかったのでびっくりました。素直に甘えることができず、結果的に一階の列に並んでしまった為二幕の開幕ギリギリで席に戻ることとなりましたが席についてから客電がおりました。席に着く時気をつけてと声をかけてくださり、暗くなってからも劇場内を移動している姿がみえて誰もが安心安全に楽しく観劇できるようにと最新の注意を払ってくださっていることにあらためて感動しました。何十回も観劇して心のエネルギーをもらってきた帝国劇場、心からありがとうございます。
プログラム2,800円、劇場でしか買えないようです。まだチャンスはあります。どうしようか・・・。
いつまでこうして観劇することができるのか、観劇できない人生は生きる意味がない、叶う間に可能な範囲でいけるだけいこう。