音楽監督の大野和士さんと東京都交響楽団が6月11日・12日に東京文化会館で試演を行った様子が記事になりました。
2020年6月18日ONTOMOレポート
「コロナ禍での公演再開に備えて
専門家とエアロゾル測定~大野和士&東京都交響楽団「日本モデルを提供したい」」
「コロナとどう付き合っていくのか知恵を絞っています。近い未来では、距離を考慮しながら、今の状況に合った(小さな)編成の作品をいろいろと紹介したいと思います。16型(フル編成)に戻ったとしても衛生上の配慮は必要です」
https://ontomo-mag.com/article/report/tmso-experiment/
コンサート、舞台の再開に向けて、心配なのは客席よりも演者側の密、劇場もコンサート会場も、ホール、ロビー、お手洗い等清潔で床にゴミが落ちていることもありません。常にスタッフの目配りがきいています。換気されているし、そもそもホールとして運営していくためにインフルエンザなどのリスクを避ける基準をクリアしないと認可はおりないそうです。
絶対的な正解はないのだろうと思いますが、わたしたちの生活、〇〇大学の感染症の専門家ではない?教授の意見に大きく左右されている(振り回されている?)わけで、こうした研究の結果を検証して指針が間違っている?のであれば見直していってほしい。
劇団四季がクラウドファンディングを開始しました。2月後半から真っ先に自粛した舞台や演奏会の中止によるチケットの払い戻しは何億になっているのか、みな生活があります。公的支援がないまま、中止期間中の損失を背負い、さらに公演を再開してもチケットを定員数の半分しか売ることができなかったらもちこたえることはきびしいのではないでしょうか。再開後の公演のチケットは全部売り直し、払い戻しと売り直しの手間賃だけでも大変なこと。半分しか売ることができない分チケット代を値上げして売り直すところもあります。客席側も演者側も劇場も配慮を続ける心構えはもちろんですが、公的に見直しが示されないかぎり、劇場やコンサートに足を運んだことがない?普段は興味もない?人たちによる批判の矢は飛び続けるから宝塚だって、録音演奏にして感染症対策をしていますという姿勢を社会にアピールするしかないないだろうなと思います。
何か月か先に観劇か演奏会の機会にめぐまれたときは、ロビーに一歩足を踏み入れただけで涙があふれてしまいそうです。