たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

時は流れました

2017年09月21日 19時20分38秒 | 日記
 1994年9月の妹とのお別れから何年が過ぎたことになるのか、数えれなくなってきました。それほどに時は流れました。直後から長い間自分を責め続けた日々のあったことが今は嘘のようです。自分を責め続けたことから、母が統合失調症だったことから心を病むということがどういうことなのか理解してくって、結果的に合格した精神保健福祉士という資格。スーパーウルトラハードだとわかりつつ、先般までやっていたのと同じ業務で11月初めごろから1年間、他でまたアルバイトを募集していることを知り迷い中。きついよ、すごくきつい。ちっそくしようになる。かといって全く知らないところにいって一からまたスタートするだけのエネルギーは沸いてこず、そこまでゆっくりさがしてもいられない。つらかったら辞めればいいだけのことなんだからまたトライしてみようかな。全然知らないことをやるわけではなく、そこまでなら気力をもどして書類の準備もなんとかできるかな。どうしてもやりたいという熱い気持ちがあるわけではなく少しの経験からやれるんじゃないかっていうそれだけ。生活あるし、舞台を観に行きたいし、社会から孤立し続けるの辛いしね。それがわたしに与えられた役割なのかどうかわかりませんが、せっかく縁ができた入口。今年に入って一緒にやった人たちとまた会える機会もほしいし、トライしてみるしかないかなっていう気持ちです。

 明日はいわさきちひろさんの絵に会いに行きたいと思っていますが遠いので迷うところ。昨日も睡眠不十分で目が覚めたのは外階段のカンカン、大きな足音だと気づいた次第。下の部屋で大きな音楽かけてるようにも聞こえましたが今朝の音でまたあのでかい足音だとわかりました。明日の朝はどうでしょうか。安心して眠れるかんきょうがほしいです。気力をふりしぼって福祉の仕事の相談窓口に行っていました。終わったらまた寄り道中。緊張しっぱなしで疲れますが帰りたいけれど帰りたくない部屋に帰りましょう。明日もなんとか生き延びていけますように・・・。


 フォトチャンネル、少しずつ整理中です。また仕事をできることになればほとんどストップします。ふらふらしている間にやれる範囲で思い出を整理中。まだまだぐちゃぐちゃ状態です。

 訪問ありがとうございます。


2009年2月‐6月『ルーヴル美術館展』_17世紀ヨーロッパ絵画(1)

2017年09月21日 14時38分47秒 | 美術館めぐり
 外は秋晴れの青空、遠く流れる雲にプリンス・エドワード島の高い空を思い出しました。夜部屋にいるとストレスが強くて胃の痛みがとまらず、今朝はすごく疲れているのに7時前に外階段をカンカンと降りていくけたたましい音で目が覚めてしまいました。働いていた時も毎朝きこえよがしですか、っていう感じでうるさかったですけどね、耳栓がまた古くなってきたのか音がまた一段とうるさくなってきたのか目が覚めてしまいました。この集合住宅も限界。逃げるべきですが勤務先もお金も必要なので動きようがなく、お金をいただくためにどうしてもやりたいという仕事が自分の中にはないことに気づいて気力失せ中。(お金のためではないことからたくさんあるますけどね・・・。)家に帰ろうかなとか思い惑います。こんなことをしている場合ではないですが思い出、振り返り。

 2009年2月28日から6月14日まで国立西洋美術館で開催された『ルーヴル美術館展』。パリで絵と対話するという経験をしてから、たびたびこうして美術展を訪れるようになりました。4月16日に使い捨てにされたクソ会社で働いていたころで、ようやく有給休暇をとって平日に訪れましたがすごく混んでいました。最大の目玉はフェルメールの『レースを編む女性』。(わたしがパリのルーヴル美術館展を訪れた時、展示されていたかどうかはわからないです。海外に貸し出されているという話だったような・・・)。木の額縁に入った小さな絵、ピンクッションのブルーが美しい色合いで女性の表情は優しい雰囲気。絵全体が優しく穏やかで癒される感でした。もう一度会いたくて、会期終了間際の金曜日の夜、早退してもう一度訪れました。(金曜日は夜8時まで開館していたので。)大混雑の喧噪の中でもこの絵の前に佇み、向き合って対話した穏やかな時間、幸せでした。フェルメールの絵にはその後何度も会いに行くことになります。いつかフェルメールの絵に会うためにオランダにいくのがささやかな夢。日本でもう会っていますけどね、その場の空気の中で対話してみたいんです。この世にいる間にかなうでしょうか。


「レースを編む女性

 1669~70年頃、油彩、カンヴァス、24.5×21㎝、パリ、ルーヴル美術館展

 小品の多いフェメールのなかでももっとも小さい部類に入るが、その完成度の高さゆえ代表作のひとつに数えられる珠玉の1点。両手のあいだの細い2本の糸のみはっきり描かれ、あとは顔も髪も手前の道具もすべてぼやけている。まるで焦点深度の浅いカメラで撮った写真のようだ。とくに画面左のクッションからはみ出た赤と白の糸の、なんと斬新な描き方。」

(『週刊西洋絵画の巨匠4フェメール』小学館、2009年2月24日発行より)

ようやく書けました。