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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

【雑感】洛陽烈士墓地破壊、網友百人が墓参【中文/大河報】

2008-01-08 21:18:42 | 雑感

http://news.xinhuanet.com/society/2008-01/02/content_7353094.htm

 洛陽で商業墓地に転売する為、中共側内戦死亡者の墓を半分以上取り壊した記事関連。

 

 1日に網友(ネットユーザー)百人余りが「自発的に集合」し追悼をした、との事。
 記事では「静かに菊を手向けた」ような書き方をしているが、画像を見ると叩頭している奴まで出て「網友の革命烈士を追悼する革命的情熱には感心させられる」。

 個人的には、お墓が壊されるまで放置、しかも個人で墓参するでなく、示し合わせて集合した上、マスコミを意識したこれ見よがしのパフォーマンス。彼等が「革命烈士」に感謝しているとは、到底思えない。
 椿事といってもよいが、見方を変えれば、中国におけるネットの動員力、ネットユーザーの(多分に子供じみた)中華民族主義の再確認足りえる事例ではある。


「華人」から「中華民族主義」というものの表現に苦労している、このような記事を見ると、単に「ナショナリズム」でいいような気がしてきた。
 2005年の例を見るまでも無く、連中のナショナリズムをちょっと刺激すればいくらでも騒ぎが大きくなる社会であり、オリンピックが楽しみだ。


【雑感】中国製玩具騒動、「責任の一端は海外の消費者にあり」【和文/AFP】

2008-01-08 21:13:50 | 雑感

http://www.afpbb.com/article/economy/2333560/2504629

【1月8日 AFP】香港貿易発展局(Trade Development Council、TDC)は7日、中国製玩具をめぐる一連の騒動の責任の一端は、安い製品を求める海外の消費者にあるとの見解を示した。

 TDCの香港玩具諮問委員会(Toys Advisory Committee)のJeffrey Lam会長は、中国製品の継続的な安全性を確保するには、製造業者だけでなく海外の消費者が責任を共有しなければならないと言明。海外から繰り返しつきつけられる値下げの要求が玩具製造業者を追い込み、質の低下を招いていると述べた。

 同会長は「理不尽に利益を絞りだそうとすれば、追い込まれた業者が低水準な製品を作る。これは誰の得にもならない。小売業者も消費者も、必要以上に安いものを求めるべきではない。商品の安全性は、かかわる人たちすべてが責任を共有しなければならない」と述べた。

 Lam会長はまた、2008年には人件費が少なくとも30%上昇すると予測。そのほか原材料の値上がりや元高が進んでいることも相まって、香港および中国では閉鎖する玩具製造業者が増加することも予想され、同会長は製品の値上がりを指摘している。(c)AFP


 発言内容があまりにも市場経済を知らないので、Jeffrey Lam氏の人となりを知ろうと思い、ネットで検索したがよく分からなかった。
 安全性を確保する為に必要なのならばコストアップすればよい。消費者が「安全性」という付加価値に納得するのであれば、その商品は購買されるであろう。
 こんなのが貿易発展局のトップにいたのでは、香港の貿易のお先は真っ暗ではあるまいか。Rohs対応に四苦八苦した、日本の材料~部品~電機メーカーの爪の垢を飲ませてやりたい。

 筆者が一番引っかかったのは次のくだり。
>Lam会長はまた、2008年には人件費が少なくとも30%上昇すると予測。

 もし本当なら香港の貿易どころでなく、中国の製造業の危機だと思うのだ。


【雑感】「華人お断り」スペイン華人社会で再現【中文/中国新聞網】

2008-01-07 20:14:52 | 雑感

http://news.xinhuanet.com/overseas/2008-01/03/content_7357580.htm

 スペイン『欧華報』によると、スペイン各地のデパート、ブティック、靴屋、レストランなどで、中国人の入店を断るところが増えている、と新華社が1月3日に報道。

例1:
 中国人留学生が、中華バイキングレストランで食事をした。支払いの時に『黄色い皮膚、黒い頭髪、浙江なまりの明らかに中国系マネージャー』が、嫌悪感を顔中に浮かべ彼等に言った「もう食事には来ないでくれ、このレストランは中国人を歓迎しない」。
 これを聞いて、中国人留学生は昔の上海租界にあった「華人と犬入るべからず」(原文ママ)の看板を思い出した。あれは外国の侵略者の話しだが、これは確かに「同胞」が口にした言葉だ。驚きのあまり、拒否された国人は怒りと寂寥を覚え聞き返した「中国人を歓迎しないというお前は何人だ?」
 ここで、中国人嫌いの「国人」は絶句、暫くしていった「私は南方人だ」
 事情を知らない別の留学生が、後にこのレストランに行ったら、同様に言われた。

例2:
 『欧華報』読者(以後の文脈から中国人と思われる)が友人数人(同左)とスペイン北部に旅行し、日本食レストランに入った。キモノを着たウエイトレスが、スペイン語で彼等に中国人かどうか聞き、そうである事を知ると、その「日本人ウエイトレス」はスペイン語で、このレストランは中国人を歓迎しない、どうか別の店で食事をして欲しい旨を即答した。
 中国人達は相手を本当の日本人だと思い、日本侵華の歴史を思い出し、新たな憎しみと古い恨み(原文:新仇旧恨)が一緒に沸きあがり即座に反論、なぜ中国人に食べさせないのか、声高にまくし立てた。
 騒ぎを聞きつけて出てきたマネージャーは、状況を見ると意外にも浙江方言で国人を追い出した。相手が「ニセ毛唐」だっと知るや彼等は更に激昂し、国を盾に罵っても結局食事はできなかった。
 憤慨のあまり警察に訴えようと一度は思ったが、スペインの官憲に中国人のこのような内幕を知られるのは恥ずかしく、やめるしかなかった。

 記者は「中国人お断り」の原因を、「自信のない中国系経営者が、中国人にノウハウを盗まれないように過剰に警戒しているからだ」と的外れに分析しているが、「国民性を理由に入店拒否された途端、逆切れするのみならず、歴史問題まで持ち出してくる」のが、どう考えても理由だろう。
 筆者は個性を認めず集団が均質だとする考えは否定する。しかし、例1.2が同一人物の体験だと特に書かれていないので、別の人間の体験だと思われるにも関わらず、まるで同一人物の反応のように見える。これでは、「中国人」と一括りにされて「お断り」されても仕方あるまい。

 移民先の国籍を取得した元同国民、日本語では「中国系~人」を「華人」と美称するらしい。
 文脈を追うと、同じ華人の国籍が中国になったりスペインになったりする。例えば、タイトルでは原文の雰囲気を生かす為、敢えて華人を2回使ったが、『 「中国人お断り」スペイン中華街で再発 』がより日本語らしい。
 なんとも支那人らしい、ミステリアスな存在といえる。

「中国人と中国系を敢えて混同させようとしているか、さもなければ、まだ近代的な「民族」「国民」ひいては「国家」の概念に達していないのだ」と結論づけるのはたやすい。
 もっと、中国人の価値観に関わる問題のような気もする。今年は、中国が掲げるこの価値観、そしてそれが世界に対してどのように影響するかを掘り下げてみても面白い。


 上記記事の締めくくりは、(中国人お断りは)「同胞を蔑視、侮辱し、華人の感情を厳重に損害し、団結を拒むものである」という非難だった。


【妄言】サルに慰謝料半世紀 観光に失敗、島に放置 鹿児島【和文/朝日】

2008-01-07 20:13:49 | 妄言

http://www.asahi.com/national/update/0107/SEB200801060008.html

鹿児島県沖の東シナ海に浮かぶ孤島に、厄介払いされたサルたちが暮らしている。ルーツは半世紀ほど前に連れて来られた2組のつがい。人間はその子孫たちを観光資源にしようと画策したが頓挫し、放置された一群は野生化した。地元自治体は「慰謝料」のように毎年3万6000円の予算を組み、えさの差し入れを続けている。
 いちき串木野市の羽島崎から南西約1キロ沖の沖ノ島。無人で周囲約1.5キロの岩肌にへばりつくように、ニホンザルの亜種のヤクザル約30匹がいる。この冬、串木野海上保安部の職員3人が、市から預かったサツマイモ40キロと大麦20キロなどを手に訪れた。3カ月に1度、季節ごとに行われる「差し入れ」だ。高さ約80メートルの島の頂上に立つ灯台の点検を兼ねている。

 チャーター船で近づくと、サルたちは一斉に集まってきた。坂元覚志船長(72)によると、見張り役のサルが高台から仲間に「キキーッ(ごちそうが来たぞー)」と知らせる。ふだんは、わずかな木の実・新芽・皮や、岸に打ち上げられたカニで食いつないでいる。

 95年から旧串木野市長を2期務めた冨永茂穂さん(82)によると、同市は56年に財政再建団体になり、市は職員や給与の削減、公共事業の停止を断行した。「家族連れの観光客にお金を落としてもらおう」。支出切り詰めも限界と感じた当時の市長の音頭で、2組のヤクザル夫婦を市街地と橋でつながる別の島で試しに飼ってみた。だが、子どもたちに棒で突っつかれて凶暴化したため、沖ノ島に移した。

 初めは、かわいそうに思った農家が傷物のサツマイモを釣り客に託していたが、サルは釣果を狙ったり釣りざおを折ったりと悪さを繰り返した。そこで、島に灯台が完成した60年からは海保職員が使者を務めている。

 そのころからサルへのえさ代が市予算に組まれてきた。「消耗品」として計上されるが、最近は1万円ほど残る年もある。市の担当者は「えさが多すぎると海保の職員の手間になるし、もはや予算を使い切れという時代ではない」と話す。

 旧串木野市は05年10月に市来町と合併。職員数を1割減らし、公共事業費を年2億円削る計画を進めている。えさ代を担当する商工観光課も予算の1割カットを求められているが、「過去の経緯を忘れず、やりくりしたい」。冨永さんも「世知辛い世の中だが、何とかなくさないでほしい」と話している。


 猿の生態は詳しくないが、基本的に餌と個体数のバランスは取れており、3月に1度の餌などは人間の自己満足にすぎないのではあるまいか。
 人間の都合で強制連行された猿、贖罪から今も餌の予算を組み続ける自治体・・・いかにも朝日の好みそうな話題ではある。


【雑感】ロシア機大量購入時代の終わり Su30の後継機は国産で【中文/国際展望】

2008-01-04 19:47:11 | 雑感

http://news.xinhuanet.com/mil/2008-01/03/content_7357687.htm

 カナダの雑誌を引用する形で、中国の航空工業が急速に発達し、しかも自主研究開発能力まで向上しているので、ロシアから戦闘機を買う必要はなくなった、という正月らしい記事。
 実際の記事にはインドが絡んでおり、「戦闘機分野で、インドが中国を差し置く形になっているのは何故か」という設問に答える形で、上の一文が入る。

 記事全体のトーンからすると、航空分野において中国がロシア離れを起こしているように読める。まるで50年前の中ソ対立を彷彿とさせるが、この記事以外にソースはない。
 ラビ(中国では殲10と呼ぶ)の設計図を買ってきて、ロシア製のエンジンくっつけて飛ばしたばかりの国が、いきなりステルスを設計できようとも思えないので、正月らしい景気のいいニュースなのだろう。