時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

公明党がやりました!

2006年09月30日 | 政党
近所を歩いていると、「公明党がやりました!」というポスターを見かけることがある。
地元の議会で、他の政党とともに議案に賛成したことをもって、あれもこれも「自分がやった」と言ってポスターまで貼り出して、厚顔無恥な宣伝をしているのである。
しかし、考えてもみよう。公明党が自民党とともに連立政権を組んでからの7年間、公明党が国政で行ってきたことはどんなことだっただろう。
以下に、7年間の公明党の「実績」を列記しておこう。

<2000年>
3月:年金法「改正」…支給開始年齢を段階的に65歳からに。
11月:健康保険法「改正」…高齢者の1割負担の導入
<2002年>
7月:医療保健法「改正」…サラリーマン本人が3割負担に。
<2003年>
4月:雇用保険法「改正」…失業給付の削減
<2004年>
1月:所得税の配偶者控除の廃止
4月:生活保護費の高齢加算の削減
6月:年金法「改正」…「100年安心」どころか、たちまち綻びが…
<2005年>
1月:所得税の年金控除の削減、老年者控除の廃止
4月:生活保護の母子加算の削減
6月:住民税の配偶者特別控除の廃止
6月:介護保険法「改正」…サービスの切捨て、自己負担の増加
10月:障害者自立支援法成立…自己負担の増加(定率1割の利用料)
<2006年>
1月:所得税の定率減税半減
6月:住民税の定率減税半減、住民税の公的年金控除の削減、高齢者の非課税限度額の廃止
6月:医療法「改正」…埋葬料の減額など

いずれも、国民いじめの増税、負担増ばかりである。
本当に増税や負担増が必要なら、そして、それが日本の社会を良くするものと確信しているのなら、正々堂々と理由を述べて、自らの「実績」を主張すればよいではないか。ところが、実際には、こういう「実績」には頬かむりをしながら、路地裏には、姑息なポスターを貼り出すのである。
もし、公明党が国民に対して少しでも誠意を持っているのなら、こういう項目を並べて、「公明党がやりました!」と堂々とポスターを貼り出してほしいものである。


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