野党に転落した自民党が、党再生のための議論を進めているが、この内容が極めてお粗末である。マスコミでは、「世代間闘争」などと呼ばれているが、要するに、古い議員と(比較的)新しい議員の闘争として描かれている。
しかし、考えてもみよう。一般的なスポーツなどと違い、政治家に年齢は関係ない。
人生経験豊富な高齢者でもダメな人間はダメであり、若いからと言って優秀とか、無能だとか決められるものではない。年齢に敗北の原因を求めるのは、「年齢」に失礼であろう。
また、「派閥解消」という意見もある。
特定の政党の中に派閥があって、派閥によって言うことが異なれば政党としての統一的な見解が持てず、有権者は何を信じて良いのか困ってしまう。そういう点で政党内の派閥の解消は絶対に必要である。しかし、今回の自民党の敗北は、ここ数年で派閥が勝手なことをやり出したために起きたことではない。むしろ、昔の方が派閥の弊害は大きかったが、自民党はきちんと政権を維持していた。だから、敗北の原因を「派閥の存在」に求めるのは正しくない。
さらに、小池氏などは、「候補者の選び方」を問題視しているようだ。選挙で勝てる、国民に人気のある候補者を選べということだろうが、これでは、本末転倒であろう。この議論も的外れとしか言いようがない。
今回の自民党の敗北は、その政策やそれを推進してきた自民党の議員連中が、国民の意識とかけ離れていたという、この一点にある。
医療や年金、介護の不安、雇用不安、生活水準の低下、子育てや教育の不安など、庶民生活の困難を理解せず、相変わらずの大型開発や米軍への思いやり、財界優遇の政治を行ってきたことへの国民の怒りが爆発したものだ。
自民党の議論の中には、「国民の暮らしをどうするのか」、「どうすれば国民の安心が得られるのか」、といった意見はまったくない。
ここに、自民党の最大の問題点がある。
いろいろと議論を交わしているようだが、今のような議論を続けている限り、自民党の再生はないということを保証しておこう。
もっとも、編集長は、自民党に再生して欲しいとはこれっぽっちも思っていない。むしろ、このような有害な連中の集まりは一刻も早く解体、消滅すべきであろう。
しかし、考えてもみよう。一般的なスポーツなどと違い、政治家に年齢は関係ない。
人生経験豊富な高齢者でもダメな人間はダメであり、若いからと言って優秀とか、無能だとか決められるものではない。年齢に敗北の原因を求めるのは、「年齢」に失礼であろう。
また、「派閥解消」という意見もある。
特定の政党の中に派閥があって、派閥によって言うことが異なれば政党としての統一的な見解が持てず、有権者は何を信じて良いのか困ってしまう。そういう点で政党内の派閥の解消は絶対に必要である。しかし、今回の自民党の敗北は、ここ数年で派閥が勝手なことをやり出したために起きたことではない。むしろ、昔の方が派閥の弊害は大きかったが、自民党はきちんと政権を維持していた。だから、敗北の原因を「派閥の存在」に求めるのは正しくない。
さらに、小池氏などは、「候補者の選び方」を問題視しているようだ。選挙で勝てる、国民に人気のある候補者を選べということだろうが、これでは、本末転倒であろう。この議論も的外れとしか言いようがない。
今回の自民党の敗北は、その政策やそれを推進してきた自民党の議員連中が、国民の意識とかけ離れていたという、この一点にある。
医療や年金、介護の不安、雇用不安、生活水準の低下、子育てや教育の不安など、庶民生活の困難を理解せず、相変わらずの大型開発や米軍への思いやり、財界優遇の政治を行ってきたことへの国民の怒りが爆発したものだ。
自民党の議論の中には、「国民の暮らしをどうするのか」、「どうすれば国民の安心が得られるのか」、といった意見はまったくない。
ここに、自民党の最大の問題点がある。
いろいろと議論を交わしているようだが、今のような議論を続けている限り、自民党の再生はないということを保証しておこう。
もっとも、編集長は、自民党に再生して欲しいとはこれっぽっちも思っていない。むしろ、このような有害な連中の集まりは一刻も早く解体、消滅すべきであろう。