時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

最近の出来事から

2008年08月05日 | 社会問題
連日の猛暑で、記事を更新する元気もなくしているが、たまには、記事の1つも書いておかねばなるまい。
<見るべき中身のない内閣改造>
この数日間でも、いろいろな出来事があったが、やはり、内閣改造には触れておかねばなるまい。改革逆行内閣とか、増税内閣とか、いろいろと呼ばれているが、格差を拡大する「改革」、消費税しか念頭にない増税では、どちらにも未来はない。一刻も早く解散、総選挙を行い、国民の信を問うべきであろう。
<小中学生に株講座>
株式、配当など難しい証券用語が飛び交い、投資のプロが集まる東京・兜町。一般になじみが薄い感は否めないが、東京証券取引所や証券会社各社は、夏休みを利用した小中学生向けのマネー教室を開催している。早いうちに「お金」の仕組みを学び、株取引を身近に感じてもらうのが目的なのだそうだ。保護者からは「将来の職業観を養うきっかけになる」と人気が高く、盛況だという。
しかし、こういう講座はカジノ資本主義を広げるだけの結果になるのではなかろうか。お金のことを教えるというのなら、予算の仕組みや税金の使い道、働くことの意味など子供にはもっと教えるべきことがあるはずだ。こういう講座に、子供を連れて行く親の顔がみてみたいものである。
<エスカレーター事故>
東京ビッグサイトでエスカレーターが急停止し、10人が軽傷を負う事故が発生した。テレビにも、事故当時に映されたビデオの映像が放映されていたが、並んでいる時にも他人よりも少しでも前に行こうと押し合いへし合いする姿が映し出され、その列がそのままエスカレーターになだれ込んだ感じである。通常、エスカレーターに乗る時は、荷物などもあり、1段の奥行きのそれほど広くないので、1段飛ばしに乗るのが普通である。ところが、1段も空けずに1段当り3~4人が乗っていたというから驚くほかはない。
映像を見ていて幸いだったのは、20~30歳くらいのいわゆる「オタク」の人たちで、子供が少なかったことだ。もし子供が多ければ、もっと大惨事になっていただろう。
こういう事故が起きてから、東京都は安全管理について通達を出したという。後手後手の行政にも呆れるばかりである。
<家族殺し>
最近、親殺し、子殺しや心中事件が急に増えている。生きていくのが嫌になるような世の中だということだろうか。家庭内での人間関係が構築できずに殺害に及ぶというのは、理解できないでもないが、心中事件が多いのはまったく痛ましい。そうなる前に、周りの人間が手を差し伸べることができなかったのだろうか?また、行政などの援助も難しかったのだろうか?被害者に小さな子供が含まれていると、なおさらその感を強くせざるを得ない。