こういう本が出版され、話題になるのはやはり大学が世間離れしているせいだろう。書いてあることは多少の誇張はあるが、業界にいる者ならよく知っていることばかりだ。そういえば元大学関係者の中村忠一という人がこの手の本を毎年出版していたが、どこへ行ったのだろう。この本は中村忠一の系統といえる。
進学率の上げ止まりのもとでの規制緩和による競争激化。多数乱立市場。これから学位取得市場はどのような方向にいくのだろうか。アメリカの航空市場も1980年代に規制緩和により多数乱立市場になり、200社くらいが倒産したらしいが、日本の大学もいくらかは市場から退場することになるだろう。
しかし、この著者を呼んで講演会を開催して大学もあるらしい。こういう現象はどう理解すべきだろう。これも世間離れの一例か。
進学率の上げ止まりのもとでの規制緩和による競争激化。多数乱立市場。これから学位取得市場はどのような方向にいくのだろうか。アメリカの航空市場も1980年代に規制緩和により多数乱立市場になり、200社くらいが倒産したらしいが、日本の大学もいくらかは市場から退場することになるだろう。
しかし、この著者を呼んで講演会を開催して大学もあるらしい。こういう現象はどう理解すべきだろう。これも世間離れの一例か。