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お気楽ビジネス・モード

ビジネスライフを楽しくする知恵や方法を紹介する

パソコンの乗り換え

2017-12-29 23:15:47 | デジタル・ツール
メインのパソコンの乗り換えは10年ぶりになる。
10年前はデスクトップPCをメインパソコンにするのを止めた。
富士通のノートパソコンは性能がよかったので、それをメインのパソコンにした。

今回も富士通のノートパソコンにした。

売れ残りのJoshinオリジナル。
FMV LIFEBOOK AH49/B2 プレミアムホワイト
15.3インチの大画面。
CPUはcore2からcore5になった。
この10年でそれほど進歩していいないのではないかという印象。
CPUに関してはムーアの法則は終わったんじゃないかな。

パソコンの乗り換えでは次の作業を行った。

1.ウイルスバスターの設定
2.ルータの機器更新
3.Googleのインストール、Gmailの設定
4.Dropboxのインストール
5.MicrosoftOfficeセットアップ
6.プリンタの設定 今回初めてEPSONからcanonに乗り換えた。
7.Wunderlistのインストール
8.Kyoto-inetのoutlookでの設定
9.Yahooメールの設定
10.EdyViewerの設定
11.Xapliのインストールとバックアップのロード
12.MediaGoのインストール
13.筆まめの更新
14.Boxの設定
15.一太郎のインストール
16.OCR変換ソフト読取革命のインストール

ルータは機器更新して速さが3倍になった。体感速度も速い。
10年ですっかりクラウド環境になった。
ウイルスバスターもうそうだが、gmail、yahooメール、wunderlistなどスケジュールやtodoもクラウドが当たり前になった。
スマホ連動もスタンダードになっている。
MicroOfficeのセットアップは昔ながらの手順だが、フロッピーはおろかCD-ROMも梱包されていないのは隔世の感がある。
Xpliで過去の音楽データがすべて移行できるのは便利。
10年で2000曲くらい9.5GBになっていたのには驚いた。
筆まめはバンドルされていた筆ぐるめでいいかと思ったが、同じように移行できないので、筆まめをオンラインで買って、ダウンロードした。
作っているのがクレオではなく、ソースネクトだった。
へえ~、ソフト会社のM&Aはそんなことになっていたんだ。
一太郎はエディタ代わりに使える。もちろん日本語ワープロとしてはWORDより優れていると思うのは、10年前と同じだが。
OCRソフトは「読んdeココ」が製造中止になっていた。その代わりパナソニックの「読取革命」が読取精度を上げている。
苦労したのは、Edyviwer。
ブラウザの対応が追いついていない。
でもなんとかセットアップできた。
この際、クレジット会社の設定を変えるときにポイントも交換した。
officeソフトのインストールにフロッピーが何十枚かあった時代もあった。
その頃に比べると楽になったが、それでも2日ほどかかった。
やれやれ。

でも、プラモデル作りみたいに少年心を思い起こさせる作業ではある。

【スペック】

搭載OS : Windows 10 Home 64ビット
ディスプレイ : 15.6型ワイド TFTカラー スーパーファイン液晶
CPU : インテル Core i5-7200U プロセッサー
メモリ : 8GB(DDR4 SDRAM PC4-17000)
ストレージ : HDD 約 1TB
光学ドライブ : ブルーレイディスクドライブ
有線LAN : 1(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)
無線LAN : IEEE802.11 a/b/g/n/ac 準拠
Bluetooth : 4.1 対応
USBポート : USB3.1 (Gen1) Type-C×1、USB3.0×2(うち1ポートは電源オフUSB充電機能付)、USB2.0×1
webカメラ : フルHD Webカメラ内蔵(有効画素数約200万画素)
バッテリー駆動時間 : 約8.3時間
本体サイズ : 約 378.0 × 256.0 × 24.7~26.4 mm(突起部除く)
質量 : 約 2.3kg
Officeソフト : Microsoft Office Home&Business Premium プラス Office 365 サービス

映画『ザ・マミー』

2017-12-27 22:20:09 | シネマ・テレビ
アクション、古代史、SF。
ハリウッドのプロデューサーが、面白さてんこ盛りで考えた映画なんだろう。

おまけにトム・クルーズが主役。
面白くないわけがない。
人類の救済と自己犠牲というキリスト教的な倫理もちらつく。
トム・クルーズが死ななかったのは続編を予感させる。

非日常が最高に楽しめる作品。

山本一成『人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?』ダイヤモンド社

2017-12-27 21:46:06 | サイエンス
衝撃的におもしろい本。
今年のノンフィクション部門No.1にしたい。

この本のサブタイトルは、「最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質」。
MBSの『情熱大陸』で将棋のAIソフト「ポナンザ」が佐藤名人に勝ったことを知った。
そのポナンザを作ったのが山本一成。
東大の将棋部だったとか。
アマチュアの将棋五段でもある。
『情熱大陸』では北海道のどこかのすごい設備で、ポナンザのディープラーニングをやっている映像がすごかった。
人間の将棋名人に勝つレベルのAIは、北海道の秘密の地で、低温の地下室を作り、すごい電気を費やして高性能のCPUを積んだコンピュータを動かしている時代になったのだ。

この本に書かれていることのどれも、ある意味とても哲学的に思えた。

著者は知性と知能をこう定義する。p.171

知性=目的を設計できる能力
知能=目的に向かう道を探す技術

AIは知能ではあらゆる分野で人間に勝つレベルになった。
しかし、知性では今のところ、プログラム言語は目的を設計できない。
最終目的、たとえば将棋に勝つという目的は設定できても、その中間レベルの目的を設定することには向かない。
著者はその目的や中間の目的を設定することを知性と定義する。

山本「人間に残されたのは言葉と論理だけじゃないかな」p.283

これはマルクスが「哲学として残るのは、認識論と論理学だけ」と言ったことと似ている。
あらゆるバイアスまみれになっている人間。
例えば、将棋で美濃囲いとか穴熊囲いとかがあるが、もっとも短い手順でAIはその囲いに到達する。
穴熊がかっこ悪いとか逃げているとか考えない。
矢倉が美しいとかも人間が将棋の求める美にすぎない。
倫理とかも同じなんだろう。
美とか倫理とかは歴史的に形成されたバイアスの集大成なんじゃないかな?

山本氏がいう知性と知能の定義はとても哲学的だと思う。
人間社会が知性を作り、それを継承していくのだろう、これからも。
AIにはとても非効率的で不合理なプログラムだと思うけど。

AIが人間の職業を奪うとか、コンピュータが人間を滅ぼすというのもおそらく杞憂だろう。

人工知能が危険になるかどうかは、意外なことに「人類自身の問題」p.198

これは1945年に原子爆弾を人間が人間に使ってしまった問題と同じなんだろう。

そう考えると未来は明るくもあり、暗くも見える。