監督:スティーヴン・スピルバーグ
主演:ダニエル・デイ=ルイス、サリー・フィールド
2012年アメリカ
リンカーンはどんな人物だったのか。
奴隷解放、人民の人民による人民のための政治。
南北戦争を終結させ、奴隷解放の憲法修正条項を成立させた。
そして暗殺された。
リンカーンはときに黒人兵士とも直接話し、戦地に赴き、兵士を慰め、あるいは鼓舞する。
野党議員と一対一で魂の話しをする。
一方で議論に終始する閣僚には、権力者として命令し、実行させる。
そういう人物に描かれている。
大統領なので独裁者のようになるときもあるだろう。
でなきゃ切り開けない局面もある。
この映画で印象に残ったセリフがひとつだけある。
リンカーンは戦争で長男を亡くしている。次は次男が軍隊に志願するという。
リンカーンも反対だったが、半狂乱になって、リンカーンを責める妻。
次男を愛していない、長男のときもそうだったとわめく。
リンカーンは「長男が亡くなった時に、お前を精神病院に入れるべきだった」と怒鳴る。
ひとしきり怒鳴りあった後、感情を抑えて、リンカーンは妻に
「自分も毎日嘆いている。一日中嘆きたいときもある。君と同じだ」と言う。
「われわれは重荷を背負いながら、決断しなければならない。そして、耐えなければならない。
我々は自分の重荷を軽くしていかねばならない。或いは、それに押し潰されるか。君次第だ」
われわれは歳を取れば取るほど、いつのまにか重荷を背負っている。
しかし、そのなかで決断しなければならない。
そしてどんな結果になろうとも耐えなければならない。
重荷は自分で軽くしていくしかない。
そうでなければ押しつぶされるだけだ。
誰も助けてはくれない。
自分の重荷なのだから。
たとえ夫婦であっても。
スピルバーグらしいドラマだと思う。
皮肉ではないが、道徳の授業にも使えそうな映画だ。
誰でも一度は見る価値がある。
主演:ダニエル・デイ=ルイス、サリー・フィールド
2012年アメリカ
リンカーンはどんな人物だったのか。
奴隷解放、人民の人民による人民のための政治。
南北戦争を終結させ、奴隷解放の憲法修正条項を成立させた。
そして暗殺された。
リンカーンはときに黒人兵士とも直接話し、戦地に赴き、兵士を慰め、あるいは鼓舞する。
野党議員と一対一で魂の話しをする。
一方で議論に終始する閣僚には、権力者として命令し、実行させる。
そういう人物に描かれている。
大統領なので独裁者のようになるときもあるだろう。
でなきゃ切り開けない局面もある。
この映画で印象に残ったセリフがひとつだけある。
リンカーンは戦争で長男を亡くしている。次は次男が軍隊に志願するという。
リンカーンも反対だったが、半狂乱になって、リンカーンを責める妻。
次男を愛していない、長男のときもそうだったとわめく。
リンカーンは「長男が亡くなった時に、お前を精神病院に入れるべきだった」と怒鳴る。
ひとしきり怒鳴りあった後、感情を抑えて、リンカーンは妻に
「自分も毎日嘆いている。一日中嘆きたいときもある。君と同じだ」と言う。
「われわれは重荷を背負いながら、決断しなければならない。そして、耐えなければならない。
我々は自分の重荷を軽くしていかねばならない。或いは、それに押し潰されるか。君次第だ」
われわれは歳を取れば取るほど、いつのまにか重荷を背負っている。
しかし、そのなかで決断しなければならない。
そしてどんな結果になろうとも耐えなければならない。
重荷は自分で軽くしていくしかない。
そうでなければ押しつぶされるだけだ。
誰も助けてはくれない。
自分の重荷なのだから。
たとえ夫婦であっても。
スピルバーグらしいドラマだと思う。
皮肉ではないが、道徳の授業にも使えそうな映画だ。
誰でも一度は見る価値がある。