30歳の若さで夭折した佐伯祐三は、最後の3か月で代表作のほとんどを描いている。生命の限界を知った後の凝縮した日々が想像される。60年以上も前の作品なのに保存状態がいいのか油絵具が光って見える作品もある。佐伯は一時帰国していたが、佐伯の作風に日本の風景は合わなかったようだ。パリの風景に比べてどれも沈んでいる。2回目にパリを訪れた佐伯の絵は弾んでいるように感じる。美術の教科書でよく見た「郵便局員」も最期の3か月の作品。そう思って見ると味わい深い。
アフリカやアジアの彫刻の影響を受けたモジリアニ作風の変遷がよくわかる美術展だった。彫刻そのものを描いたカリアティッドの作品は、モジリアニが後に女性を描くときのモチーフとなっている。大阪市立美術館にはモジリアニが裸婦を描いた作品があった。どうせならあの作品もここに持ってくればよかったのに。
DIMEでスマート・フォンの特集をしている。ソフトバンクのiPhone、ドコモのブラックベリー、イー・モバイルのイーモンスター、ウィルコムの03どれも一長一短だ。それに毎月払う額がだいたい4000円以上になる。現在のスマートフォンは携帯とPDAの中間くらいの機能だが、これなら単に携帯にキーボードを付けただけでいいのではないかと思う。コストも機能もまだ開発途上というところか。少なくなったPDAも実際に使えるのはzaurusくらいになってしまった。この市場は廃れるばかりだ。Dellも撤退したので、キーボードなしのPDAもhpくらい。カシオペアやモバイルギア全盛の頃が懐かしい。
いっそのこと工人舎がWindowsMobileのOSで動く機械をつくってくれればいいのだが。
いっそのこと工人舎がWindowsMobileのOSで動く機械をつくってくれればいいのだが。