盛和塾という経営塾は、1980年に稲盛和夫氏の講演を聴いた若手経営者たちが始めた会で今や1600名を超える会員がいるらしい。
確かに経営者としてのこの人の話を聴くと魅了されると思う。この本でも経営者の質問に答える形で稲盛氏が成功や失敗から学んだ興味深い話が書かれている。
目標管理制度を導入して年俸制にしたが、景気の動向で目標がずれ、給与も連動しないことをどうしたらよいかという質問には、「インテリが陥りがちなワナにはまっている」とバッサリ。すばらしい業績には栄誉と賞賛を与え、報償とで大差をつけないことがよいのだと教える。これは京セラの経営そのものだが、根底に人間は金銭だけではモチベートできないという哲学がある。
そのほかにも午後5時で帰らせている社員に残業をさせるべきかという質問には、全員参加経営にすることや、プロの給与体系を考えることと共に、「コンパを開け!」などのアドバイスが面白い。
確かに経営者としてのこの人の話を聴くと魅了されると思う。この本でも経営者の質問に答える形で稲盛氏が成功や失敗から学んだ興味深い話が書かれている。
目標管理制度を導入して年俸制にしたが、景気の動向で目標がずれ、給与も連動しないことをどうしたらよいかという質問には、「インテリが陥りがちなワナにはまっている」とバッサリ。すばらしい業績には栄誉と賞賛を与え、報償とで大差をつけないことがよいのだと教える。これは京セラの経営そのものだが、根底に人間は金銭だけではモチベートできないという哲学がある。
そのほかにも午後5時で帰らせている社員に残業をさせるべきかという質問には、全員参加経営にすることや、プロの給与体系を考えることと共に、「コンパを開け!」などのアドバイスが面白い。