かいちょーず のお友だちMさんが、先日、東北へ
ゴスペルの演奏旅行(!?)へ出かけてきはりました
facebook上で、現地から写真のレポートを
たくさんしてくださっていて
そして
帰ってきてから、夜遅かったのにも関わらず、
家族にいろいろいろいろと、話をしてしまった、とか。
小学校のPTA本部さんで報告会をさせてもらった‥とか。
そのような【後日談】も読ませてもらって‥
私は、自分自身のフィリピンでの経験と
重ね合わせて考えるようになっていました
自分の現在の常識とか、
今の「当たり前」からかけ離れた諸々のことを目にし、
その場にしばらく身を置いてしまうと
どこか、ものすごくショックを受けてしまう‥とでもいいましょうか。
Mさんへのコメントにも書かせてもらったんですが、
そういう体験は、【touched=(心の琴線に)触れる】という表現が
一番ぴったりくるような気がするのです。
感激とか、感動とか、そんな言葉が薄っぺらく感じられてしまうくらい、
魂を揺すぶられる‥そんな経験。
こういう経験をすると、恐らく、しばらくは心が消化不良を起こし、
上手く消化していくためには
●誰かに伝えること
●表現すること
が、必要なのではないかと思っています
実際、Mさんと一緒に出かけられた方たちの中には、
体調を壊したりしている方もおられた、とのこと。
やはり、あれだけ多くの方が亡くなったり、
大切な方を亡くされたり、未だ見つからなかったり、
大切な場所、人とのつながりなど、すべてを失ったり‥
もう、こんなところでは語りつくせないくらいの事が起こった場に身を置く、
ということは、心にかなりの衝撃を受けるくらいの
ナニカを受け取らはったのだと、思うのです。
そして、そのナニカは私たちに何を訴えかけているかというと‥
(起こったことを)知っていて。
そして、忘れないで!
ということではないかな!?と思います。
だから、Mさんはあれだけの写真をUPして、
みんなに「伝えたくなった」のではないかな!?と。
そこで、Mさんに了解も得ましたので、
この東北の写真をここで紹介してみたいと思います。
Mさんからは、
私も少しでもたくさんの人に見ていただきたいです。
でも、この写真はあくまでも私視点からの写真で、
「百聞は一見に如かず」ですよ!って皆さんにお伝えください。
そして、これは震災が起こって1年8ヶ月たった、
現在の写真ですってこともね。
1年8ヶ月と言う年月が長いのか短いのかは・・・
とのコメントをいただいています。
普段、目にすることがないと、
どうしても、ヒトは、どんどん、どんどん忘れていきます。
本当に援助や助けを求めている人がたちが置き去りになっていても、
時間は無情に過ぎ去って行きます。
だから‥。
なにもできてなくても、なにかしたいという気持ちは持ちつづけていきたい。
いつも、思いだそう、忘れずにいよう、と思い続けていきたい。
周りのひとたちにも、伝え続けていきたい‥。
そんなふうに思います
以下、Mさんのコメントとともに、
震災から1年8カ月経った現在の写真です。
気仙沼市周辺の美しい海
気仙沼市内は、全く手つかず
この船は一応残してあるのだそうで、
祭壇が設けてあって、千羽鶴とかお花とか、
各宗派のお塔婆とか飾ってあります
市庁舎。この屋上に上ったひとは助かったのだそうです。
市民ホール
瓦礫の山、山、山‥
南三陸町の防災対策庁舎。
(一階と二階の間に、空しく看板の文字だけが残ります)
寂しく咲いたヒマワリの花
牡蠣とホタテの養殖をしている美しい海
自然の景色はいつも変わらず美しいけれど。
一旦、この自然が牙をむくと、1年8カ月経った今も、生々しい爪痕を
残したままなのですね。
人の営みなんて、
実は本当に儚くてちっぽけなものなのだと、
改めて感じます。
だから、空しくなってしまう
‥のではなく!!!
だからこそ!!
自分自身の身の周りを暖かく、明るいものでいっぱいにして
儚くてちっぽけでも、しっかりと、暖かく輝きながら生きていきたい
そんなふうに、改めて思います
こうやって1人でも多くの人に知ってもらえるってことが亡くなった方には供養であり、助かった方々でも、まだまだ不自由な暮らしをしている(精神的にも物質的にも)方たちには精神的な支援になると思います。私(達)には東北は遠すぎて、人的支援をして差し上げることは難しい。でも、この現実を知ってくだされば、今、変な方向へ向かっている政治を何とか私たちの投票権で軌道修正したりとかできないものかと大きなことを考えます。丁度、総選挙があるし…
まぁ、私たちが政治を動かすなんて無理は承知(苦笑
でも、みんなで被災地のことを思い念じることで、小さな支援になればと思ってます。
もし、夏休みとかに旅行する機会があれば、是非、東北へ行ってください。今ではどんどんと被災した建物は壊されて、更地になり、そのうち新しい建物が何も無かったように建ちだすと思います。でも、そこで起こった事実は消えないし、空気で感じることができると思います。被災地の人たちは本当に気丈で元気です。本当に前向きに生きているから・・・
Mさんの視点からみた写真ばかり‥とのことですが、
ここに書いてあるのは私の主観ばかり(^◇^;)
間違った表現になってしまっていたら、
どうぞ遠慮なくお知らせください。
記事はすぐに訂正できますから。
あまりにも先が遠く長い大きな課題を目の前にすると
自分の無力さ加減が身に沁みてよくわかって、
半ば投げやりな気持ちになってしまうこともありますけど。
でも。
現地の人たちが、前向きにパワフルに生きておられるということを聞くだけでも、
私たちも、負けてはいられない!!っていう
前向きな気持ちになれますね♪
ついつい、雑多な用事で埋め尽くされた自分の日常に浸かっていると、
せっかくの気持ちを忘れていきそうになるから‥(/ _ ; )
努めて!!
いつもいつも、困難な状況にある人たちのことを想うようにしていきたいですね(^_^)