まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

合宿

2010-04-03 22:51:59 | 日記
私が目を回してる間の
出来事ですが


いきなりですけど
教会のミサのときには、だいたい初聖体が終わったくらいの子どもから、
そうですね、青年と呼べるくらいまでのひとが、
『侍者』を務めます
具体的には、典礼で用いられるもの(パンやぶどう酒)を祭壇上で、
然るべき場所に運ぶお手伝いや、福音朗読の時や行列のときなどに、
ろうそくなどを持ったりすること‥などなんですけど


タくん、29日から31日まで、教区の『侍者合宿』に参加してきました
以前は、もっと幅広い年齢層の子どもが参加できたようですが、
この合宿、人気が高かったらしく
何年か前から新5,6年生だけに対象が絞られ、
しかも、申し込み順で定員に達したら受付終了、
‥とのことだったので
随分早くから、私はタの説得にあたっていて
何とか、タに「チャレンジしてみる!」と言わせることができ、
無事に申し込みも済み、参加できることになっていたんですけど


もう、ねぇ
数日前から、お腹が痛い、緊張して気分が悪くなってきた、と、
ぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐち‥

そこはもう、親としては
「行ったら、絶対に楽しいって!!
 ぐちゃぐちゃ言うてんと、とにかく行って来い~」と、
背中を押してやるしか、できないし

でも、もちろん、一人じゃまだ、北野白梅町にある
某超有名進学校(於京都)であるR星中高の宿泊施設までは行けないから
同じ教会から参加するEちゃんと(ユの仲良しのMちゃんのお姉ちゃん)と
まとめて二人、私が送迎してきました

送っていくときは、どんよりした空で、スゴいでね
タもEちゃんも、正直なところ『ワクワク~!』
‥って雰囲気じゃ、全然なかったので
(もちろん、同乗していたユとMちゃんは、
 ものすごく楽しそうでしたけど


31日は司教座聖堂(カテドラル)である
河原町教会で行われる『聖香油ミサ』の後に
(説明すると長くなるので、簡単に言いますと
 今年は4月4日である復活祭に関連する典礼の一部です。)
解散だったので、
「どんな顔してるかな~?」と少々心配しながら、
そのミサから参加して、迎えに行ってきたんですけど

いやはや
司教さまが主にミサを司式され、
祭壇上には教区中のほとんどの神父さんがずら~っと並ぶという、
日常のミサとは比べものにならないくらい、非常に荘厳なミサでね
合宿での学習の総仕上げとして、
参加者たちは、この荘厳なミサの侍者を努める、ということになっていて

二日ぶりに会ったタも、Eちゃんも、
案外晴れやかな表情で、それなりに神妙な顔をして
両手を合わせて侍者の列に並んでいました

北は舞鶴、南は三重の尾鷲と、20ヶ所以上の教会から集まってきた
‥つまりは、ほとんどが初対面同士、
約50人の新5,6年生の子どもたち

帰りの車の中で聞けば、いくつかのグループにわかれ、
大学生年代のリーダーがそれぞれについてくれて、
ハイキングに行ったり、ゲームをしたり、
それなりに楽しく過ごせたようです

車中ではEちゃんと一緒になって、合宿の余韻に浸りながら
かなりハイテンションだったタくんですが
帰宅したとたん、ホッとして疲れがおしよせてきたんでしょね
やたら機嫌が悪くなりまして


私が、タが持ち帰ってきた参加者名簿を見ようとしていると、
「勝手に見んといてっ」と、奪うように取り上げ、
寝そべって床にアゴをつけ、なが~い時間、名簿を眺めていたところをみると‥

結構、楽しかったのね

本人が行く前に言っていたように(本当に、自分で言ってたんですよ
合宿に行ってきて『精神的に強く』なったと思うよっ
(ちょっとだけ、ね~
よくがんばってきたね、タくんっ



私自身、こういった、教会やガールの各種キャンプや合宿に、
一体どれだけ参加してきたことでしょう
同じバックグラウンドを持つ、初対面の仲間との合宿(キャンプ)で
新しい友だちをつくり、自分の世界を広げていくことは、
当時ももちろん、楽しいことでしたけど
大人になって振り返ってみると、こういった『人との繋がり』は、
ほんとうに貴重な宝もの、としか言いようがありません

ほとんどの『繋がり』は、今は切れてしまってはいるんですけど
大人になって、ふと再会することが‥やっぱりあるんですよ

タにも(ユにもエにも)、これから先、こういう出会いの機会が、
多くあるといいなぁ
そう願わずにはいられない、タくんの合宿でした