これらの作品が全て朴の木で彫られ、着色され、花となって
姿を現したものだという、それだけでも
興奮します。
花も泰山木の大きな花から、薔薇、ユリ、睡蓮、芙蓉、椿、
それから露草、桔梗、朝顔、小さな雑草、にいたって
多岐なようで、何か通じるものがありそうです。
静かに付き合えるまで、
そのときめきから心放たれるときがいつ来るのかも
. . . 本文を読む
須田悦弘作品を初めて見たのはいつだったでしょう?
何年か前に東京美術倶楽部で開催された「正木美術館展」
その意表を突かれた登場にいまでも驚きを忘れません。
茶室しつらいの場所に多分、蹲というやきものの掛花に白い椿が
生花の代わりに何事もなかったかのように挿してあったのです。
衝撃でした。
お茶の世界で茶花はたった一つ外界との接点で
お茶室に瑞々しい空気を吹き込む使者であるとの認識が . . . 本文を読む
偶然にも先輩知人の友人に写真家、北井一夫さんとの交流があります。
それで、この大々的北井さんの個展を関係者として参加し、
盛り上げようと内覧会にお招き頂き、参加してきました。
旧知の関係は色んな事がめぐってきます。
有り難い事ばかりです。
北井一夫さん、お若い方には余り知名度がないかも知れません。
1944年、中国満州鞍山(あんざん)で生まれ、
すぐに三重県に引き上げます。 . . . 本文を読む
英語のTraces トレース、写し取る、
それを和訳で「痕跡」としたタイトルに感動して上野を歩くたびに喜んでいました。
日本語って美しいな~と思います。
フェルメールの熱狂が夢のようだった夏を懐かしく感じた、
落ち葉が舞い落ちる日に行ってきました。
西美では「手の痕跡」展
西美所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描
が開催されています。
日本において手の . . . 本文を読む