あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

須田悦弘展・須田悦弘による江戸の美・千葉市美術館 (あべまつ写真画像編)

2012-12-03 22:35:37 | 美術展
 これらの作品が全て朴の木で彫られ、着色され、花となって  姿を現したものだという、それだけでも  興奮します。    花も泰山木の大きな花から、薔薇、ユリ、睡蓮、芙蓉、椿、  それから露草、桔梗、朝顔、小さな雑草、にいたって  多岐なようで、何か通じるものがありそうです。    静かに付き合えるまで、  そのときめきから心放たれるときがいつ来るのかも . . . 本文を読む
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須田悦弘展・須田悦弘による江戸の美 ・千葉市美術館

2012-12-03 22:12:52 | 美術展
 須田悦弘作品を初めて見たのはいつだったでしょう?  何年か前に東京美術倶楽部で開催された「正木美術館展」  その意表を突かれた登場にいまでも驚きを忘れません。  茶室しつらいの場所に多分、蹲というやきものの掛花に白い椿が  生花の代わりに何事もなかったかのように挿してあったのです。  衝撃でした。  お茶の世界で茶花はたった一つ外界との接点で  お茶室に瑞々しい空気を吹き込む使者であるとの認識が . . . 本文を読む
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いつか見た風景 北井一夫展 ・東京都写真美術館

2012-12-03 16:09:13 | 美術展
  偶然にも先輩知人の友人に写真家、北井一夫さんとの交流があります。  それで、この大々的北井さんの個展を関係者として参加し、  盛り上げようと内覧会にお招き頂き、参加してきました。  旧知の関係は色んな事がめぐってきます。  有り難い事ばかりです。  北井一夫さん、お若い方には余り知名度がないかも知れません。  1944年、中国満州鞍山(あんざん)で生まれ、  すぐに三重県に引き上げます。 . . . 本文を読む
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手の痕跡 Traces of Hands ・国立西洋美術館

2012-12-03 12:55:23 | 美術展
   英語のTraces トレース、写し取る、  それを和訳で「痕跡」としたタイトルに感動して上野を歩くたびに喜んでいました。  日本語って美しいな~と思います。  フェルメールの熱狂が夢のようだった夏を懐かしく感じた、  落ち葉が舞い落ちる日に行ってきました。    西美では「手の痕跡」展  西美所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描  が開催されています。  日本において手の . . . 本文を読む
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