あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

アート好きによるアート好きのための図録放出会 Vol.2

2012-12-04 14:54:25 | 
 昨年開催された図録放出会がとても好評だったので、
 やはり第2回はいつでしょう、という声に押された
 会の裏方さん達、またまた動いて下さいました。

 11月23日祭日。お昼から夕方まで。
 新宿の家具屋さんの3階が会場となっての
 開催にフクヘンさんとタケさんのトーク企画もあったりで
 パワーアップしてきました。
 これがみんな、ボランティアで、集まったお金は
 東北大震災被災地でのアート活動に廻るとのこと。
 なんて熱い人達なんでしょう。

 かくいう私は沢山の図録が集まるという情報に
 今回は図録バッグを提供するくらいかな、
 と期日に向かってミシンをガタガタいわせておりました。

 実はどういうわけか布が山のように集まっているので、
 単純なバッグならばなんとか直線縫いのミシンでできそうだと
 上手くないし、大変だけれど,楽しんで作りました。

 出来たのは真っ黒助のものと、
 渋いグレーのもの。





 だいたい手に持つものは色鮮やかなものとは無縁なのです。
 一度動き出すとドツボに嵌って突撃体制になってしまうのも、
 生涯変わらない性格でしょうね。

 14品できました。

 図録を買った人にお役に立ちますように。

 家中の図録を整理するとまた果てしなく時間が経過していきます。
 去年の図録会の反省で、
 相当好きなものでない限り、記念グッズなどもいい加減にしようと
 誓いを立てていました。
 その誓いは現地で一瞬に崩壊します。

 何でうろうろ見なければならないのか、
 胸に抱えているものは何か、
 こんなに重くなって誰が持ち帰るのか、
 しかし、目に入るステキなものの景色は興奮させる素晴らしい世界。
 
 それで、一回クールダウンしようと会場内の椅子に腰掛け
 中身をチェック。
 ブログつながりの方々とも楽しく歓談出来ることも楽しみの一つです。
 今回は友人にも声を掛けてみました。

 で、結局おそろしく素晴らしい垂涎ものの図録2冊に絞り込んで、
 決めたのでした。
  *根津味術感開催中の「柴田是真」
  *6,7年前の都美で開かれた「バークコレクション展」
 これは相当に満足です。ご満悦です。





 フクヘンさんと、青い日記帳のタケさんはまるで家具屋さんに出来た
 リビングでリラックス状態の中、
 溢れる情報量とそれをつなげていく編集力で
 聴衆の人達をアートの魅力界へずんずん引っ張っていってくれました。



 その模様はフクヘンさんのHPにも紹介されています。
 (流石としかいいようがないまとめっぷりと画像も嬉しいです)

 私が好きなアート鑑賞を続けているお陰で
 登場人物やら、お話のキーワードやらを少しだけですけれど
 お、これはわかる、という瞬間があったことがなにより
 ほくそ笑んで、嬉しいトークでした。

 ただ好きなことを追いかけて一人妄想に耽るのも楽しく、盛り上がるのですが、
 こうしてアート好きのためのイベントを
 惜しげもなく企画運営されている
 タケさんを始めそのお仲間達に称賛の嵐の花吹雪を散らしてあげたい気持ちで一杯です。

 続々とそのアートの輪が広がり、大げさだけれど
 キュウキュウとした閉塞感ある生活に
 豊かな風が吹くことを応援したい、そう思った図録放出会でした。

 二階に住む一介の中高年主婦が出来ること、そんな大それた事は出来ませんが、
 熱い人達を単純に応援する、その位は出来るのではないだろうか、そう感じたのでした。

 本当に、ひたすらアートが好きで、無欲で熱い人達に
 幸あれ!!

 いつだって応援し続けます。
  
 詳しいことはタケさんのブログでチェックしてみて下さい。こちら
 フクヘンさんこと、鈴木芳雄さんのHPサイトもぜひに。本にして欲しいくらいの内容です。こちら
 

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