阿部ブログ

日々思うこと

目黒不動尊にある大川周明の起文による『北一輝碑』

2014年08月25日 | 雑感
目黒の不動尊境内には、2.26事件で射殺された北一輝の碑がある。北一輝は2.26事件に関係しておらず完全な冤罪である。彼を偲ぶ大川周明起文による北一輝の碑がある。
        
北一輝碑には近寄れない。越えようと思えば越える事は可能である防御線がある。門は施錠されていている。これを越えることを憚れる。物理的に越える事はないが、今のデジカメで撮影するには問題ない。
この大川周明の碑文には~
『歴史は北一輝君を革命家として伝へるてあらう 然し革命とは順逆不二の法門その理論は不立文字なりとせる 北君は決して世の常の革命家てはない 君の後半生二十有余年は法華経誦持の宗教活てあつた 一てに幼少より煥発せる豊麗多彩なる諸の才能を深く内封して 唯た大音声の読経によって一心不乱に慈悲折状の本願成就をし 専つ其門を叩く一個半個の説得に心を籠めた 北君は尋常人間界の主を超越して 仏魔一如の世界を融通無礙に往来して居たのてその文章も説話も総て精神全体の渾然たる表現てあつた それ故に之を聴く者は魂の全体を挙げて共鳴した かくして北君は生前も死後も一貫して正に不朽てあらう
昭和三十三年八月 大川周明撰  玄林 武田梅書』

法華行を良く知る人による碑文であろう事は十分に察して余りある「もんじ」である。
確かに日蓮の法華も、北一輝のそれも革命的ではある。

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