久々にAmherstの話、というか、閑話休題。
家に戻って過去のNHKフォークソング番組のDVDを聞き直していると、かのBrothers Fourのおじいさん達が墓場から出てきたみたいな顔でGreen fieldsを歌うのを聞きました。
Once there were green fields, kissed by the sun.
かつてグリーンフィールドがあって、そこはお日様にキスされていた
Once there were valleys, where rivers used to run.
かつて谷間があって、そこには幾筋もの川が流れていた
Once there were blue skies, with white clouds high above.
かつて青空があって、白い雲が空高く浮かんでいた
Once they were part of an everlasting love.
かつては永遠の愛の一部だったものたち
We were the lovers who strolled through green fields.
ぼくらはグリーンフィールドを散歩する恋人だった
Green fields are gone now, parched by the sun.
グリーンフィールドは今やなくなり、太陽にからからに乾いてしまった
Gone from the valleys, where rivers used to run.
幾筋もの川の流れていた谷は消えてしまった
Gone with the cold wind, that swept into my heart.
心に吹き込んできた冷たい風とともに消えてしまった
Gone with the lovers, who let their dreams depart.
夢が別れ別れになってしまった恋人とともに消えてしまった
Where are the green fields, that we used to roam ?
ぼくらが歩き回ったグリーンフィールドはどこに?
いちおうは失恋の歌なのですが、それよりもずっと失われた自然の思いが心に響いてきます。そしてそのことよりも、ぼくがプライベートに思い出したのは、Amherstの光と、風の香りだったのです。
昨年、再訪した一日限りのAmherstの夏の青空の下で、ぼくは汗をかきながらあくせくと見覚えのある場所を歩き回っていました。そのときは風の香りも日差しに焼けていくシャツの匂いも感じてはいなかったのに、グリーンフィールドを聞いて、確かな記憶となった昨年の記憶の中に今度は25年前の光と風がよみがえってきた気がしました。そう言えば、停留所もない国道沿いで、ひたすらにバスを待ったりしていたなあ、という感じです。歌は偉大ですね。論文なんてすごい論文でもせいぜい30年なのに、Greenfieldsですらもう40年はあるんじゃないでしょうか。
家に戻って過去のNHKフォークソング番組のDVDを聞き直していると、かのBrothers Fourのおじいさん達が墓場から出てきたみたいな顔でGreen fieldsを歌うのを聞きました。
Once there were green fields, kissed by the sun.
かつてグリーンフィールドがあって、そこはお日様にキスされていた
Once there were valleys, where rivers used to run.
かつて谷間があって、そこには幾筋もの川が流れていた
Once there were blue skies, with white clouds high above.
かつて青空があって、白い雲が空高く浮かんでいた
Once they were part of an everlasting love.
かつては永遠の愛の一部だったものたち
We were the lovers who strolled through green fields.
ぼくらはグリーンフィールドを散歩する恋人だった
Green fields are gone now, parched by the sun.
グリーンフィールドは今やなくなり、太陽にからからに乾いてしまった
Gone from the valleys, where rivers used to run.
幾筋もの川の流れていた谷は消えてしまった
Gone with the cold wind, that swept into my heart.
心に吹き込んできた冷たい風とともに消えてしまった
Gone with the lovers, who let their dreams depart.
夢が別れ別れになってしまった恋人とともに消えてしまった
Where are the green fields, that we used to roam ?
ぼくらが歩き回ったグリーンフィールドはどこに?
いちおうは失恋の歌なのですが、それよりもずっと失われた自然の思いが心に響いてきます。そしてそのことよりも、ぼくがプライベートに思い出したのは、Amherstの光と、風の香りだったのです。
昨年、再訪した一日限りのAmherstの夏の青空の下で、ぼくは汗をかきながらあくせくと見覚えのある場所を歩き回っていました。そのときは風の香りも日差しに焼けていくシャツの匂いも感じてはいなかったのに、グリーンフィールドを聞いて、確かな記憶となった昨年の記憶の中に今度は25年前の光と風がよみがえってきた気がしました。そう言えば、停留所もない国道沿いで、ひたすらにバスを待ったりしていたなあ、という感じです。歌は偉大ですね。論文なんてすごい論文でもせいぜい30年なのに、Greenfieldsですらもう40年はあるんじゃないでしょうか。