おやじとクソおやじの間(はざま)で

おやじになった自分から見た、クソおやじ像を考える

劇団イナダ組のDVD

2007-04-20 23:50:26 | こんな映画(DVD)を見た
2ケ月前から待っていたDVDがやっと発売された。それは、劇団イナダ組の“亀屋ミュージック劇場”である。
発売日の18日に取りにいったがその日は体調不良で見れず、19日は飲み会。20日の今日になって、やっと見ることができた。

パッケージを開けて出演者を見る。「んっ、なんか変だ。大泉と音尾の名前がない!」私はとんでもない事に気付いた。

この作品は、先にDVD化されている“カメヤ演芸場物語”の前編とも言える作品。初演は2002年。その時の主演は、大泉洋。今回DVDに収められている公演の主演は、森崎博之。つまり、このDVDは初演のものではなく、昨年末に演じられた再演(正確に言えば、再々演)を収録したものだったのだ。

初演のものであると思っていた僕は、ちょっとガッカリ。しかし、主演を3度も替えて同じ作品をやっている訳だから、作品としては良いものであろう、という期待をこめてDVDを見た。

見た感想。面白い作品であった。ただ、やはり主演 大泉で見てみたかった、というのが正直なところ。特典映像についていた過去2回の上演(一部分であるが)と比較をして、余計そう思った。

森崎は森崎でいい味を出していたと思う。しかし、あのハチャメチャなツル松師匠役としては、おとなしいというか、イマイチ迫力がなかった。そこがちょっともの足りなかった気がする。六角刑事役にしても、飯野もいいんだけれど、音尾琢真のほうを見たかった。
やはり先にDVDで見た“カメヤ演芸場物語”のキャスト(これには大泉、音尾も出演)とほぼ同じメンバーでやっている中で、二人が抜けている事に違和感があったのだろう。

ああ、初演が見たかった…。

なんだかんだ書いたけれど、“亀屋ミュージック劇場”は良い作品です。オススメ。“カメヤ演芸場物語”とセットで見ると、一層よいかも知れません。
“ミュージック劇場”“演芸場物語”の順で見たほうがいいと思います。

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