酔っ払う先輩を送って…

昔いた部署の取引先の人が役員に昇格したので、お祝いの会を開いた。

出席者は主賓を含めて5人。少人数で楽しい会だった。

あっ、という間に3時間が過ぎ、お開きになった。

゛Tさんと同じ方向だろ。よろしく゛と、中国通のK先生。Tさんと一緒に帰ることになった。

Tさんは、いい人だ。少年サッカーチームの代表をつとめていることもあり、話したいことはたくさんある。介添えを喜んで引き受けた。

始めのうちは少年サッカーの話をして盛り上がっていたが、座ってしまった後はダメ。Tさんが睡魔におそわれて、どんどん瞼が重くなっている。雪山で寝ないように話かけるのと同じ感じで頑張ったが、結局あきらめてしまった。乗り換えで降りる駅まで寝ていただくことにした。僕の降車駅を過ぎてしまうのだけれど。


無事に乗換駅で降ろして電車に乗せる。僕は、元来たルートを途中まで戻り、帰宅した。

帰る途中に寄った千鳥ケ淵。8分咲きだったが、ライトアップされていないせいか、人はまばらだった。



がんばれ、東北！がんばろう、ニッポン！



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