今日からは七十二候の一つ『魚上氷(うおこおりをいずる)』です。
魚上氷とは春の暖かさで湖や川の氷が割れ、
魚上氷とは春の暖かさで湖や川の氷が割れ、
氷下で泳いでいた魚が氷の上に跳ね上がる頃のこと。
割れた氷の間から魚が飛び出るというのは、
日本人には想像しがたいですね。
中国古代の天文学に出てくる話だそうです。
日本では温かくなった水の中に、
ゆらゆら泳ぐ魚の姿がよく見え始めると解した方がいいでしょう。
「立春」に入ってからは立て続けに、
「東風解凍」「黄鶯睍睆 」「魚上氷」と、
春を呼ぶ季節感が七十二候を埋めています。
となると「桃の節句」が近づいていると言うこと。
ふと見ると居ました。
これは長女が生まれた50年近く前に妻の実家からいただいた物。
我が家では女子の童が居なくなって久しいが、
毎年桃の節句まで家中を華やかせてくれています。
長女の子、
つまり孫娘には丁度良い雛飾りなのに、
今年もコロナで内裏様とお雛様に会いには来れない。
< どこか寂しげ節句待つお雛様 >