道路に積もるほどでなかったが、
一面の銀世界が二日間続きました。
しかし一昔前は30cmくらい降るのが当たり前で、
これくらいで収まってくれるのは有難いが、
やはり温暖化で冬が冬でなくなっているのでしょうか。
昼くらいまでは雪が舞っていたが、
午後にはピタリと止まり青空も出てきた。
夕方からは社寺係として、
氏神の境内で年中行事として行われる「秋葉祭」へ出かけた。
「火の神」の起源は火そのものを信仰するのでなく、
火をつかさどる「かまど」や「いろり」を信仰の対象にしたと言われる。
その後防火を旨とした神格が静岡の「秋葉神社」が生まれ、
「秋葉講」として各地に広まった。
我が集落も10年位前まではこの講を迎えて祀っていた。
又火伏の神として御札が、
家の神棚や勝手口などに納められていることも多い。
時が流れ今は何をするわけでないが、
各自薪とつまみを少々持ち寄ってお神酒をいただきながら、
火の神に家内安全の防火を祈願している。
正直こうした風習の意味を知らない人が多くなり、
参加者は少なくなる一方だ。
小さな集落の神社でも年間を通して行事は多々ある。
かなり簡素化されてきたが何を後世まで伝え残すか、
立ち止まって考える時期に来ているかも。
< 火の神に家内安全祈りせし >