ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

異常なほど雪がない冬

2020-01-21 20:51:20 | 自然・季節
昨日は大寒だった。
その時期らしく、昨夜の天気予報で、今日の新潟県の予報には、次のマークが出ていた。



吹雪?
明けて今日になって、たしかに時々強い風は吹いたし、時折雪も吹きつけた。
だが、平野部では積もるほどの雪は降らなかった。
山沿いでは少しだけ増えたようだが、スキー場の雪不足を解消するほど降りはしなかった。
明日は1日中好天のようだ。

昨日のニュースでは、県内に57あるスキー場のうち、営業しているのは30か所にすぎないとのこと。
今日の新潟日報紙でも、下越地区の胎内スキー場では、オープン予定日が12月24日だったのに、今でも山肌があらわで、営業できていないそうだ。
そして各地で雪を活用した農産物の生産にも影響が出ているとのこと。

県内16か所の観測地点で12か所が積雪ゼロだというニュースもあった。
そのうえ、1週間先でもまとまった降雪は期待できないという。

1月のこの時期になっても、こんなに雪が降らないのは、私の人生60年以上で初めてのことだ。
あまり降らない年であっても、1度や2度は数日の積雪があったものである。
去年だって、今ごろまでに1度、除雪車が出動されたことがあった。
今年は、道路に朝降った雪が夜までとけずに残っているということがない。

異常気象と言うと、荒れた自然気象によって困ったことが起こるのが普通だ。
少雪は、一般の人たちにはありがたいのだが、観光や産業などに大きな影響を与えている。
これも、間違いなく異常気象と言える。
降れば降ったで困ることが多いのだが、降らなければ降らないで困ったことが多く起こっている。

この冬は、このままいくのだろうか?
大寒も過ぎ、来週が最厳寒期になるのだが、はたしてどうなることやら…。
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昭和50年代 ウイスキーの歌あれこれあったなあ

2020-01-20 22:09:06 | うた
学生の頃好きだった小林倫博の歌

その中で、ユーモラスで好きだったのが、「ローソク1本の話」。

男が2人、ローソク1本立てながら、酒を飲んで話をして酔っ払うような歌なのだ。
飲んでいる酒は、2番目に安いウイスキー。

そうだよなあ。
学生の頃、友人と飲むと言えば、下宿での安いウイスキーが多かった。

昭和50年代のあの頃、いろいろなウイスキーの歌があったな、と思い出してみる。

「ウイスキーの小瓶」は、みなみらんぼうの詞・曲。

「酔いつぶれてしまいたいなどと思っているこの僕を 貴女が見たら子どものようだときっと笑うでしょうね」と言いながらも、失恋を通して「こうして誰もが大人になってゆく」と歌っていた。
友人と飲む時には、「ハイニッカ」とか「レッド」とかの安い大瓶のウイスキーが多かったけどね。

昭和50年代ではないけれど、昭和60年の後半によくCMで流れたのが、石川さゆりの「ウイスキーがお好きでしょ」。

石川さゆりのつやっぽい声に、ウイスキーがほしくなるような、ムードのある歌だった。
まさか演歌の石川さゆりがこんなムードのある歌を歌うとは意外だった。
そのせいか、翌年には「SAYURI」の名義でレコードも出たのだった。
その後、竹内まりやとか結構いろいろな人が歌ってCMが流れている。

ただ、ウイスキーにもいろいろあって、アップテンポの曲で歌われていたのが、バーボン。
「ペニーレーンでバーボン」

歌っていたのは、吉田拓郎。
だから、かっこいい。
そんな原宿の店なんかに行って、バーボンを飲めるなんて、金がなくちゃだめだろう。貧乏学生のオレたちには関係ないさ・
…と、歌を聴いてひねていた私だった。

その点では、甲斐バンドの「バランタインの日々」も同様。

「バランタイン あいつ(彼女)の好きな男の酒の名だって やっと今気づいた」
飲んでいるのが、2番目に安いウイスキーだった私には、バランタインは、高いウイスキーになるのであった。

そんなウイスキーの歌でも、山崎ハコの「水割り」には、多少ドキドキ感を感じたものだ。

「私の心を奪うために 水割り何杯ついでもダメ」
女性に酒を飲ませて、などと下心がある男も男だが、
「私が酔っ払ったふりして肩にもたれ そのまま眠ったふりでもしたならば あんたは私をどうする どうする どうする さあどうする」
などと、逆に女性が迫っていくという迫力には怖さを感じる歌だった。

「水割りをください」と歌い出していたのは、堀江淳の「メモリーグラス」。

ふられた女性が、やけになって水割りを飲んでうらみつらみ言いながら酔う歌。
最初聴いたときには、女性が歌っているのかと思う声だった。


自分が最も多くウイスキーを飲んだのは、学生時代だろうなと思う。
その昭和50年代は、こんなふうにウイスキーの歌がいろいろあったから、好んで飲みもしたのかもしれないな。
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全日本卓球選手権 男女とも五輪内定者を破って初優勝、お見事!

2020-01-19 21:55:58 | スポーツ
全日本卓球選手権。
ベスト4に残った顔ぶれを見て、男子は張本智和、女子は伊藤美誠の、東京五輪出場内定者が順調に優勝するだろうと予想した人が多かったのではないだろうか。
しかし、そうはならなかったのが今年の全日本だった。

まず、女子だが、昨日の友は今日の敵(?)。
前日に女子ダブルスを制した2人、伊藤美誠と早田ひなの対決となった準決勝。
私は、3連覇を目指す伊藤に勝てるのは、早田しかいないだろうと、思っていた。
しかし、最後に勝つのは伊藤だと思っていたのも事実だった。
早田ひなの努力は、みごとにその予想を裏切ってくれた。
立ち上がりの2ゲームを、コートを広く使った積極的な攻撃で、早田がリードを奪った。
だが、集中力を高めた伊藤が2ゲームを取り返す。
第5ゲームは、12-10のジュースで早田が奪取した。
それでも次のゲームを伊藤があっさり取り返して、ついに最終ゲームへ。
そして、早田が効果的な攻撃を繰り出して伊藤の焦りを誘い、勝利をつかんだ。
去年の準決勝もこの顔合わせだったが、伊藤が4-0で勝っていた。
今回は、もっと強くなっている伊藤に対して、早田がそれを上回る粘りと攻撃を繰り広げた。
伊藤の3連覇を拒む見事な勝利であった。

決勝は、伊藤同様に五輪内定の石川佳純。
準決勝でカットマンの橋本に苦しみながらも、勝機を逃さなかった石川。
それに対して、早田は、やはり懐の広い両ハンド攻撃とパワーある攻撃で対抗した。
第4ゲームこそ石川に取られたが、あとは手の打ちようがないと言ってもいいほどの集中力と攻撃力、時には粘りを発揮し、4-1で早田は石川を下した。

自らも五輪を目指していたが、届かなかった早田。
しかし、その無念さにもめげず、悔しさを力に変えて五輪内定者の2人を破って見事に優勝した。
優勝した感涙にむせぶ早田の姿を見て、こちらももらい泣きしてしまった。
辛い時期を乗り越えて、よく栄冠をつかんだ。
非常に立派だと思った。
これからの活躍がますます楽しみになった。

男子の準決勝は、インターハイ王者の戸上が、2歳年下の張本に襲いかかった。
第1ゲームこそ張本が先取したが、続く3ゲームを戸上が奪った。
鋭いバックハンド、豪快なスマッシュは、張本をしのいでいた。
これは戸上の勝ちだと思ったが、今年世界で様々な経験を積んだ張本が巻き返す。
ボールへの強弱のつけ方、コースのつき方などに工夫を加え、盛り返した。
3-3で迎えた最終ゲーム。
結局、あと1点が届かず、戸上は惜しい試合を落とした。

決勝は、張本と高校3年生宇田幸矢の対戦となった。
宇田も張本も、エリートアカデミーの選手。
日本の強化策が実ってきているという証となった対決。
互いをよく知る一戦となって、これまたすばらしい試合となった。
カウンター、コーナーを突く鋭い攻撃、見事なブロック、ラリーの応酬…。
これが、高校3年生と1年生の試合か!?
明らかに国際試合のレベルの高いラリーの様相であった。
リオオリンピックでの水谷と許昕の試合を思い出した。
試合は、第5ゲームで宇田がマッチポイントを握った。
2本差で、宇田には2回のチャンスがあったが、張本がさすがに王者の底力を見せて、なんとジュースに持ち込み、逆転してこのゲームをものにした。
次のゲームも張本の勢いは止まらず、やはり張本かと思った。
ところが、最終ゲームになって、宇田も勢いを取り戻した。
すばらしいラリーが多かったが、宇田がリードして終盤へ。
ついに1点差で迎えた場面、最後のポイントを取ったのは宇田だった。

男子も、五輪内定者を倒して新しい王者が誕生した。
宇田や戸上は、張本よりも2歳年上のせいか、パワーで上回っていた。
今まで、10代男子は張本だけが頭抜けているように思っていたが、そうではないことがはっきり示された大会だった。

男子も女子も、宇田、早田と初優勝であった。
世界ランクで上位の2人が五輪に内定するというそのことばかりが言われていた。
ランク上位者が五輪参加資格を得ようとあくせく戦っている間に、他の人たちが彼らを倒すほどの力をつけてきていたわけだ。
内定者たちが本当に一番強いのか?
今ではもう全日本の王者たちの方が強いのではないのか?
などという疑問を投げかける結果となったように思える。


それにしても、期待に違わぬ好試合の連続だった。
おかげで、今日は、午前10時から午後5時すぎまで、ずっとテレビに釘付けだった。
若い選手たちが次々に台頭してくる。
これからの日本卓球の活躍が、すごく楽しみだ。
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全日本卓球選手権、10代の躍進がすさまじい

2020-01-18 22:00:20 | スポーツ
全日本卓球選手権大会が行われている。
東京五輪年ということで、盛り上がりがみられる。
卓球の場合、先月12月にもう代表選手は決まっている。
確かに、世界ランクで上位の選手が選出されはした。
だが、今回の全日本では、本当にその決定でよかったのか?と思わせるような勝ち上がりになっている。
10代の選手の躍進がすさまじいのだ。
その活躍ぶりに、テレビに目が釘付けになる。

今日の試合で決まった男子のベスト4の顔ぶれは、次の通り。

吉田雅己(FPC・東京都)25歳
宇田 幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園・東京都)18歳
戸上 隼輔(野田学園高・山口県)18歳
張本 智和(木下グループ・神奈川県)16歳

なんと3人が10代である。
世界ランクでも上位にいる張本をはじめ、あと2人は高校生である。
このうち、戸上は、男子ダブルスでも野田学園の同級生宮川と組んで、第1シードの水谷大島組を破って決勝まで進出した。
惜しくも22歳同士の大学生ペアにフルゲームで敗れたが、戸上は、決定力やバックハンドの攻撃力にすばらしいものを見せてくれた。
シングルスの準々決勝では、五輪の代表に決まった丹羽孝希を4-0で退けてしまった。
明日の準決勝は、張本とどのような戦いを繰り広げてくれるのだろう。
とても楽しみだ。
反対側のブロックの宇田は、準々決勝で、全日本2位の経験もある吉村和弘を4-2で下している。
準決勝で、どのような試合をしてくれるのだろう。
これまた楽しみだ。


女子の方はというと、ベスト4の顔ぶれは次のようになった。

伊藤 美誠(スターツ・大阪府)19歳
早田 ひな(日本生命・福岡県)19歳
石川 佳純(全農・山口県)26歳
橋本 帆乃香(ミキハウス・大阪府)21歳

10代と20代が半々とはなっているが、ダブルスの決勝に進出した芝田 沙季(ミキハウス・大阪府)22歳と組んでいた:大藤 沙月(ミキハウスJSC・大阪府)は、15歳の中学生であった。

日本の年少からの強化策が進んできているせいか、ここに出ている以外の10代選手がシード選手をあちこちで破って勝ち上がったりしていた。
五輪代表の平野美宇も、17歳の高校生に敗れている。
下からの突き上げがどんどん進んでいるのだ。
そんな中でも、ちゃんと勝ち進んできている石川佳純はさすがだ。
準決勝では、今日の女子ダブルスで優勝した伊藤美誠と早田ひなが、去年に続いて対戦する。
伊藤の優位は変わらないだろうが、早田がどんな意地を見せるか、それも楽しみだ。

明日の準決勝、決勝が、男女どちらも楽しみで仕方ない。
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半年ぶりの練習20km走

2020-01-17 21:59:50 | RUN
3日前には、今年4月まで私が参加する予定のRUNの大会を、書いた。
毎月1回の大会出場なのだが、年間を通して基本的にハーフマラソンへの参加を中心に行っている。
フルマラソンは、2月のいわきサンシャインマラソンと10月の新潟シティマラソンの2つということにしている。
ハーフマラソンが中心なので、週に2回走るときも、1回で走る距離はだいたい16kmくらいの練習にしていた。
ハーフの21kmという距離は、16km走るとあと少しと感じるので、練習はそのくらいでよいのである。
ただし、フルマラソンを走るには、16kmだけの練習では少ないだろうと思う。
せめて20kmとか25kmとか走ってみないといけないと考える。

20kmって、いつ走ったかなあ?
最近走っていないなあ。
そう思ってさかのぼっていくと、去年の11月は、いつもハーフマラソンを走るごせん紅葉マラソンが開催されなかったので、走っていない。
10月は、フルマラソンを走る予定だったが、その新潟シティマラソンは台風19号で中止となったから、走っていない。
9月は、たいない高原マラソンを走ったが、あれはアップダウンの超激しい17.7kmにすぎなかった。
夏は、暑いので、熱中症予防のため、そんなに走っていない。

調べてみると、7月14日にハーフの距離を走っていたのがわかった。
…というと、20kmを走ったのは、なんと半年も前だったのである。
少なすぎるなあ。
フルマラソンはその倍以上を走るのだから。

…そう思って、今日の午後は空が明るくなってきたので、20km走をすることにした。
16km走だと後半スピードを上げることが多かったが、今日はイーブンのペースで、ジョギングのような感覚で走ってみようと思って、走り始めた。

最初の3kmくらいは、設定していたいつもよりもゆっくりのペースを守ることができた。
ところが、それ以降は、それより1kmあたり10~15秒も遅くなってしまった。
残り3kmでは、急激に疲れ、設定のゆっくりペースよりもさらに30秒ほども遅くなってしまった。

いつもの16kmだとスピードを上げても疲れないのだが、20kmになっただけで結構ばててしまった。
こんなに楽なペースで走れば、20kmもきつくはないだろうと思っていたのに、走り慣れていないせいか、逆に脚に疲れを覚えた。

20km走。
走ってみてよかった。
やはり距離が長くなると、心身ともに疲れていくのだということに改めて気付かされた。

いわきサンシャインマラソン大会までは、まだ5週間程ある。
少しは考えたトレーニングをして行く必要があると、反省した。

それにしても、雪がない。
だから、今日も走れたのだ。



この道など、例年は何十cmかの雪に覆われているのが普通なのに…。
この少雪を生かして、もう少しフルマラソンのための準備をするとしよう。

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冬なのに花を咲かせるとは…

2020-01-16 21:11:43 | 草木花
花が咲いた。
冬だというのに。
秋に芽が出ていたから、植木鉢に植え替えて見守ってきた。
わが家の玄関、風除室の入口近くに置いた。
寒さが増してきたのに、細々と背丈を伸ばして育ってきたのには感心した。


そして、ついに花を咲かせた。



この花が、何の花か分かるかな?
実は、夏の花なのだ。

この花は、娘が最も好きな花なので、昨夏も種を買ってまいたのであった。
矮性なので、あまり大きくはならなかった。
この花を横から見ると、細すぎるけど、葉の様子などから「ああ、あれか」と気付くだろう。



かつて、娘が入院していた病院の駐車場に、6年前の12月になっても成長を続けていたその植物を見て、「がんばれ!」と思って見ていたことがあった。


この写真を見て分かるように、その植物はひまわりであった。
だから、私は、それに「ど根性ひまわり」と名付けて、近くを通るたびに病の娘同様にがんばれ、とエールを送っていた。
残念ながら、12月末に積雪があって枯れてしまい、花を咲かせることはなかった。

冒頭の写真の花は、矮性のひまわりなのである。
アブラムシに食われて、少しいびつな咲き方をしているが、ついに花を開かせたことが素晴らしい。

いくら暖冬とはいえ、寒さに負けずに、小さくとも花を咲かせた。
冬に咲いた、根性あるひまわりである。
見ているだけで「勇気、希望、力を与えてくれる。
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「フィンランド 豊かさのメソッド」(堀江都喜子著;集英社新書)を読む

2020-01-15 22:46:33 | 読む


今から10年余り前、子どもの学力調査、いわゆるPISAで、4年連続世界1位に輝いてから、やたら注目された国がフィンランドだった。
「フィンランド 豊かさのメソッド」(堀江都喜子著;集英社新書)は、その学力調査のよさや国の秘密を知りたくて、その頃買った本だった。

この本を買ったときの帯には、
「この本の帯には、貧困化する日本と対極 格差なき成長の秘密とは?」
「子どもの学力調査(PISA)1位、国際競争力ランキング4年連続1位」
「現地の大学院で」学んだ体験からみえた、『教育力』『福祉力』で発展する国の真実」
などという言葉が並ぶ。

以前は、学力のことばかり考えていたので、第4章まである内容なのに、第2章の「学力イチイのフィンランド方式」を読んだ後、興味が失せて全部読まなかったのだった。
今回、もう一度全部読もうと思って、最初から読み始めたのだった。

学力関係のところでは、日本と同様に小6、中3の義務教育制度だというが、教師の採用は学校単位だ。
学級規模では、1学級25人平均で、障害を抱える子や外国人の子なども一緒に学ぶようになっているという。
小3から外国語を始めるが、教師は専門の語学教師が教える。
学校では、母国語の他に、英語やスウエーデン語まで学ぶ。
ではあるが、公立学校の標準授業時間数は、日本が700時間以上なのに、フィンランドでは低学年500時間台、高学年でも600時間台。
日本よりどの国より授業時間は少ない。
しかも、塾や家庭教師もないそうだ。
それでも1位を連続したわけは、一番に教師の質の高さが上げられる。
そして、詰め込み式の勉強ではなく、できる限り自分から問題意識をもって勉強に取り組むように子どもたちを教育している。
自分の考えをもつことを大切にしているのだ。

こんなことを可能にしているのは、高い税金である。
食品で17%、他は22%、たばこや酒はそれ以上で、ガソリンの60%は税金なのだ。
その高い税金が、教育や医療、福祉などで使われる。
特に子育て支援は手厚い。

そして、面白いのは、社会保障が充実しているから女性の自立が容易なためか、離婚が多い。
それだけでなく、結婚の前に何年か同棲するのが常識だというのが面白い。
また、大人になって親と同居することは、親も子も考えていないのだ。

このようないろいろなことから見ていくと、大らかな反面、自分なりの考えをもってしっかり生きるということを大切にしている国なのだということが分かったりする。

著者の堀江さんは、大学院に留学して暮らした経験をもとに、日本との文化の違いをいろいろと示してくれる。
日本人もフィンランド人も恥ずかしがり屋だが、サウナでの裸や電気もない別荘の話などから、フィンランド人の方が大らかさももっていることも伝わってきた。
教育だけではなく、外国との文化の違いを知るたびに、日本のよさと足りなさを感じられる。
こういう本は、やはりそこに気づかされることが楽しい。
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RUNの大会、どう楽しんで参加しよう…

2020-01-14 21:13:30 | RUN
村上市元旦マラソンに出た時のこと。
いつも近隣の大会に出ると会う、同年代の2人と話をする機会があった。
別々に会って話をしたのに、元旦という事情のゆえか、どちらとも今年のRUNの目標のような話になった。

SIさんは、日本各地のマラソン大会に出かけて行っている人。
彼は、たくさんのマラソン大会を走っているから、あと10いくつの大会に出ると、フルマラソン100完走になるとのこと。
だから、まずそれを目指して走るとのこと。
「タイムは、もう4時間は切れないから、気にしないで走るよ。」と言っていた。

SNさんは、ハーフマラソンの大会で一緒になると、いつも目の前を走る、目標となる人。
去年出た、山形県内の大会がどれもこれもよかったのだそうだ。
東根のさくらんぼマラソン、天童のラフランスマラソン。
どちらも、レース中にそれぞれの果物がふんだんに出ていて、感激したそうだ。
そして、ラフランスマラソンでは、感激していたら、地元山形の人に、「山形マラソンは、もっといいものが出ている」と言われたとのこと。
「同じ10月だから、新潟シティマラソンをやめて、山形マラソンに出てみようかな。」と、迷っていることを教えてくれた。

2人とも、結構若いころから走っていた人たちだから、年齢を重ね、もう単純に自己記録更新のために走るのではないと、話してくれた。

さて、私も、何を楽しみにして走るのか、自己記録更新とはまた別な新しい楽しみを見つけ出したいものだと思っている。

とりあえず、今年前半の大会予定は、次のところまでは決めてある。
1月 村上市元旦マラソン(10km)
2月 いわきサンシャインマラソン(42.195km)
3月 新潟ハーフマラソン(21.09175km)
4月 燕さくらマラソン(21.0975km)

2月のいわきサンシャインマラソンは、亡母の故郷を走る大会。
4月の、燕さくらマラソンは、初めて行く大会。
笹川流れマラソンは、法事と重なり出場不可なので、代わりの大会を探していたら見つかったのがこの大会。
だが、実は、会場となる燕市の旧分水町は、私が結婚して居を構えた地なのだ。
昔の車での通勤路も、一部走るコースになっているようだ。

SIさんやSNさんのように走る楽しみをどう見つけるか、まだ完全に決めてはいない。
5月以降の大会参加は未定だ。
けれど、まあこんなふうに、かつての思い出や縁をたどりながら走るようという楽しみ方もいいかもなあと思っている。
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植物たちの冬のがんばり

2020-01-13 21:57:21 | 草木花
暖冬の様相とはいえ、寒い冬を越す植物たちの姿に、年々感心するようになってきた。

まずは、樹木だ。
幹や枝に雪をかぶって凍えて見える冬もある。
当たり前のようだが、多くの木々には、葉がなく、冬芽の状態で冬を越そうとがんばっている。
種類によっては、モクレンの芽のように、寒さに負けないよう、外側が毛皮のようになっているものもある。

冬は寒さが厳しいので、外側を皮のようなもので覆って、寒さに負けないようにしているというわけだ。
寒い冬をがんばって耐えて、春になったら、一気に成長しようとしている。
そこに樹木のたくましさを感じるのだ。

そして、身近な花々は、というと、子どもたちが低学年のころに育てるアサガオやヒマワリなどをはじめ、多くは、冬に戸外では咲かない。
外からの影響を受けないよう固い種になって、冬の寒さを越そうとしている。
冬は、種となって春を待つ植物がたくさんある。

雑草と呼ばれるものには、雪の下になっても、根を残して、土の中でじっと暖かくなる時を待つものが多い。
外気に比べれば土の中の方が暖かいということだろうか。

玄関先の風除室の中でもがんばっている植物がある。
鉢植えの植物なのだが、光の当たる側の方の葉は、広げるだけなのだが、後ろ側の葉は、背伸びするように立ち上がっているものがある。
少しでも太陽の光を浴び、成長しようとしていることがうかがえる。

自分で動けない植物は、こうして芽を丈夫にしたり、種になったり、土の中で時を待ったり、太陽の光を少しでも多く浴びようとしたりして、冬もがんばっている。
本当に、けなげだ。



動けない植物たちだってがんばっているのだから、動ける自分たちとしては、もっと体を動かし、頭を働かし、心を使って、大きく成長したいものだなあ。
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なかなかいいね、“MALL WALKING”(モール・ウオーキング)

2020-01-12 21:54:16 | お出かけ
リハビリと称して、娘の足腰を強くするために、日常的に散歩を入れている。
晴れていればいいのだが、雨や雪が降ると、外には出られないので、散歩はできなくなってしまう。
そうなると、家の中でステッパーをするしかなくなってしまう。
そればかりしているのもつらいだろうからと、どこかで歩くことはできないものか、と私や妻は考える。

そこで考えたのが、大型店。
たとえば、ショッピングモールなどは、かなり広くていいのだ。
ただ何も買わずにぐるぐる回っているだけでは、店に申し訳ないので、まあ何らかの買い物をしながらにするのだが。

先日、行った大型店には、通路にこんな掲示板が出ていた。



「MALL WALKING」(モールウォーキング)と書いてある。



しかも、
「ご自身の体調や周囲に気をつけて安全にウォーキングを楽しみましょう!」だって。

これは、店内をウォーキングに使ってもよいということではないか!?

おまけに歩くコースの地図があって、どこへどう歩くか書いてある。



ご丁寧に、START地点から何mなのか、消費エネルギーは何kcalなのかまで書いてある。
このような掲示物は、店内の1階や2階の何か所かに貼ってあった。

店員やほかの客の邪魔にならなければ、歩いてもよい、ウォーキングに利用してもよいというわけだ。

これは、ありがたいサービス(?)だなあと思った。
大手を振って歩くことができるのはいいなあ。

…ということで、私と娘はここであちこちの売り場を見て回りながら、約4,000歩のウオーキングをしたのであった。
また利用させていただくことにしようかな。
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