ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

3回連続サヨナラ負けとはいえ、惜しかった中越高校、健闘を称える

2018-08-05 22:27:35 | 新潟
第100回を迎えた夏の甲子園、全国高校野球選手権大会が幕を開けた。
皇太子殿下・妃殿下の出席、始球式での松井秀喜の投球や母校星稜高校の勝利など、たくさんの見どころがあった。
ただ、新潟県人にとっては、今日の第3試合、新潟県代表・中越 対 北神奈川代表慶応が最も注目の一日であった。

結果から言えば、2-3の9回サヨナラ負け。
中越高校は、2015年、2016年、今年2018年と4年間で3回出場している。
しかし、それらすべて3回ともサヨナラ負けをしている。
出場3大会連続サヨナラ負け。
100回を数える夏の甲子園で、今までこんな記録はあったのだろうか?

3大会ともに指揮を取っている本田監督にすれば、本当に悔しい結果だろうと思う。
だが、今日の采配は、見ごたえがあった。
何といっても、投手交代である。
山本投手と山田投手の2人を交代で使ったのだ。
片方をライトの守備に、片方を投手に。
まるで、何年か前の阪神タイガースの投手交代である。
遠山-葛西-遠山-葛西…。
左と右の投手交代、そういう采配があったっけ。
あの時の監督は野村克也監督であったかと思う。
それを思わせるような投手交代、
山本-山田-山本-山田…。
この投手交代で、慶応打線を抑えていたのだった。
残念ながら、山田投手が打たれたヒットが、サヨナラヒットとなってしまった。

だが、とてもいい試合をしていたことは確かだ。
終盤の一死一、三塁のチャンスで、セーフティースクイズの空振りで飛び出した三塁走者が帰塁するもアウトと判定された。
あれは、ビデオで見ると空タッチだったように見える。
あの誤審がなければ、試合はどうなっていたかわからない。

だいたい、3回連続初戦サヨナラ負け、というのは接戦をしているという証だ。
十分に全国で戦える力を持っていることは試合内容が証明している。
今回も、全国有数の激戦地を勝ち抜いた神奈川の高校と互角の戦いを展開していたのだ。
ただ、最後に勝利を決める1点を取れなかったということ。
この初戦の壁を破ったとき、これからの中越高校の野球が大きく変わるだろうと思う。

でも…、
惜しかったぞ、中越高校!
健闘を称えたい!!
コメント
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