3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

広島SETSTOCK紀行~SETSTOCK編~

2008-07-29 19:13:10 | 音楽
いよいよSETSTCK開始。

会場に着くなり空腹を満たすべく、そば屋でちょっと早い昼飯。
食欲が満たされたら更に眠気が襲ってくる。

入場し、まずは物販を覗こうとして目を疑う。
先が見えないほどの長蛇の列。
いやあ、みんな暇人だね。こんな長い列並んでる暇があったら
オープニングアクト聞けよって思ったが、
Tシャツが欲しくって並ぶ。1時間くらい炎天下の中並んだ。

しかし並んでいる間に世にも恐ろしい事が起こった。

フェスで受け取ったガイドを見ながら、メンバーで何を買おうかとか話していた。
その中に広島カープとSETSTOCKコラボレーションTシャツがあった。
俺らはこのTシャツをバカにしまくっていた。
何だよコレ。こんなの買うやついるのか。
ダセー。SETSTOCKが台無しだよ。

ふと在庫状況を見るとカープTシャツは売り切れていた。
「うわ~カープTシャツ大人気じゃん(笑い)」
「誰も買わないと思って10枚くらいしか用意してなかったんじゃねえの」

しかしいよいよ順番が回ってこようかというとき、
俺らのすぐ後ろの方が携帯電話で話し始めたのだ。

「すいません、なんかもうカープTシャツ売り切れちゃったぽいですよ」

やべえ…



貧乏人の俺はTシャツ一枚(カープじゃないぞ)購入し、いよいよ会場入り。

35度を超える炎天下。
普通に立ってるだけでも汗が噴出す。


まず一発目はストレイテナー

盛り上がりすぎでした。
まあ、俺らが最前列行ったのが原因だろうけど。
哀愁あって個人的には好きね、あの音。
ベースの煽り具合もよい。

この段階で脱水症+熱中症状態。
休憩を余儀なくされる。
飛ばしすぎか。

ドーピングパンダをスルー。
BGM程度に聞きながらひたすら水分補給。
2リットルは飲んだな。

俺は斉藤和義もスルー。
遠くで座ってみてた。
曲は結構よかったけど。


体が回復しなくて、ダレダレなムードを一撃でぶち壊してくれたのが

怒髪天

いやあ、こいつらがいなかったらテンション低かったよ。
最初は何だこいつらくらいで遠くで見てたのだが、
気付いたら一番前にいた。

なんつうかとてもバカでした。
暑苦しくて暑苦しくて、
ただでさえくそ熱い夏フェスを漢(おとこ)色で更に暑くするようなバンド。
MCが面白すぎ。
何気にドラムがバリテクだった。

最後にはヴォーカルがステージから飛び降り、
公園内を走り回って滑り台に駆け上って客に捕まれまくってる始末。

彼らみたいなバンドは絶対夏フェスにはいなくては駄目だ。
これぞ野外フェスって感じのバンド。

怒髪天に大いに救われた。
テンション上がってきた。

ゆずには全く興味なかったのでスルー。
曲選が狙いすぎだったのもいやだったな。
何より『夏色』かかったとたん、会場の10分の9位が、
一斉にぎゃーってステージに入ってくミーハーぶりにもうんざりした。

で、次はTHE BACK HORN

つい最近日本武道館でも見たけどね。
あの時は暴れられなかったから。

いやあ、よかったよ。
一曲目が『幾千光年の孤独』
あのイントロまじ突き刺さってくる。
奇声を上げながら特攻していく俺。

相変わらず最前列まで行ってぐっしゃぐしゃになって、
汗びっしょびしょになってる俺。

曲線が最高でした。
バラードとか緩い曲一切無し。

ガツンガツンくる曲ばっかでした。
バクホンをライブで聴くならはこうでなくちゃ。

終わったあとは死んだ。
ストレイテナーの比じゃなかったからね、激しさが。

体力回復の為スピッツをスルーし、

いよいよお次は楽しみにしていた、
RADWIMPS。

物販のときにアーティスト別コーナーのところで
RADWIMPSだけ絶望的なくらい並んでて、
前で見るのは無理かなって思ってた。

けど、案外スピッツが終わったら捌けてって、
かなり前まで来ることが出来た。
RADWIMPSは2回目だ。
前に奇跡的にチケット取れたワンマンは、
札幌まで見に行ったものだ。

ヨウジロー痩せ過ぎだ。
曲選は結構普通だったな。

『ます。』とか『EDP』とかよかったけど。
『トレモロ』とかマジ意外だったけど。

でも一番感動したのは『オーダーメイド』

実はちゃんと聞いた事が無くて
今回、歌詞をじっくり聞いてみたんだけど、
凄い。
ちょっと恐くなった。
何を考えながら生きてくればあんな歌詞が書けるのか。
深い。

しかもず~と目を瞑って歌ってて、
あの最後にアカペラになるとこだけ、ぱっと目を開けたんだよね。
ちょっと男のクセにぐっと来てしまった。
感動しちゃった。


RADWIMPSと時間的に被ってたのがロンブーの淳がいるキモいバンド。
結構人いたみたいだけど、見に行く奴の気が知れなかった。
止めてくれ、ああいうふざけた事するの。

あとFUNKY MONKYなんとかってバンドが
会場内で一番人集まってたけど、
俺的に全くもって興味なかったし、
違うステージでトリを飾るバンドの方が数倍魅力的だったため
完全スルー。
体力回復と水分補給をはかる。

とうとうラスト。今回のオオトリ。


BRAHMAN


今回のフェスはRADWIMPSとBRAHMANの
二つのバンドを見れたらそれで満足だったのかもしれない。

体力的に少し不安だったので最初は少し引いてみようという事になった。
なんたってBRAHMANですからね。
下手したら死んじゃうから。リアルに。


カッコよすぎた。


泣きそうになるほど。
今まで見てきたどのバンドのライブよりもカッコよかった。

BRAHMANのライブはぶっ続けで有名だ。
MC一切無し。
俺もライブで死を感じた事は初めてだったが、
あのハイテンポな曲を1時間近く休み無しで演奏し続ける彼らも
またバケもんだ。

気付いたら本当の最前列まで行っていた。
もちろん今まで行ったどのバンドのライブよりも激しかった。

ダイブ、モッシュの嵐の中、
俺も暴れ続けた。

アンコールのときにTOSHI-LOWが観客席にダイブして、
観客に支えられながら歌ってたり、

歌い終わってフラフラになりながらスタッフに抱きかかえられるように
倒れこんだり、

最後にマイクを投げ捨て、メンバーも何も言わずに去っていくのとか

全てがカッコよすぎた。
芸術の域。

本当に凄かった。
凄かったとしか形容できなくらいに。
あのライブの目撃者になれてよかった。



終わったあとは周りは真っ暗。
俺らも真っ黒な灰になってました。
俺も脚が変になって暫く歩けなかった。

タンクトップからはスラムダンク並に汗が搾れる。

こうして全生命力を振り絞った夏フェスが終了した。
残念ながら日程の都合上2日目は行けませんでした。

駐車場に戻り、汗まみれの服を着替え、
また1時間以上かけて、ホテルへと
広島市街に向かうのであった。



続く。



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