20160816
前回の続き。
ライジング氏が東京方面に帰り、俺たち二人が残った。
旅はまだ終わらない。
ライジング氏が帰ったのは12時くらいだったと記憶している。
我々は2時の女満別空港行きのフライト。
2時間ほど時間があり、先に検査場を通過し、中で待っていたが、待合室は実にこじんまりしており、人がほとんどいない。
待ち時間の2時間はソファーで爆睡した。
これからずっと俺の運転だ。少しでも蓄えておかないと。
女満別空港に着いたのは3時ごろ。
ここ女満別空港は知床半島の玄関口である。
レンタカーを予約していた。知床方面には列車やバスもあるにはあるが、現地での移動を考えるとレンタカーがないと話にならない。
レンタルした車はニッサンのマーチ。人数は今や二人になったので、このサイズで十分である。
ここから知床半島の拠点となる町ウトロまではやく2時間のドライブ。
途中セブンイレブンによって軽く軽食を食べて、後はひたすら運転。ウトロを目指す。
つい昨日までハイエースのキャンピングカーを運転していたからか、このマーチの運転しやすさに驚く。
特に駐車場入れるときね。
そしてこの女満別空港から知床半島に向かうまでの道がすごい。
地平線の向こうまで一本道が続いているのだ。もしかするとこの道は終わりがなくどこまでも続いているのではないかと錯覚する。
そして終に知床半島に突入。念願だった日本が誇る世界自然遺産、知床に足を踏み入れることができた。
車は海辺の道に出た。
ここは左側がオホーツク海。
そして右側は知床半島である。この半島の形がよくわかり、今まさに半島を運転しているのが実感できる。
ようやく長い旅も最終目的地に到着した。その喜びを抑えきれず、遠音別橋というところで車を路肩に止め、外に出る。
目の前には海に突き出す知床半島がはっきりと見える。
写真をとって再び、車を走らせると、それは突然現れた。
知床八景のひとつ、オシンコシンの滝。
噂によるとあまり大した事ないと聞いたことがあったが、十分に大した事あった。
結構迫力があり、何より、流れ落ちる水が糸のようにきめ細かくて美しい。
早速知床の有名処をひとつ制覇し、テンションがあがる。
その後ウトロに到着。以前イッテQという番組でウトロの町の映像を見た事がある。
テレビの中で見たまったく同じ景色が今目の前に広がっていることに興奮を覚える。
ウトロの街並みを横目に眺め、そのまま知床峠に向かう。
国道334号線を進む。
この国道334号線は知床横断道路と呼ばれており、その名の通り知床半島をずばっと横切っている。
そしてここ知床峠を境に、ウトロ方面の斜里町と羅臼方面に分かれる。
つまり羅臼方面に向かうためには一度この知床峠を越えなくてはならないのだ。
しかし山道に差し掛かったと辺りで天気が急速に崩れだし、台風並みに。
大きな音を立てながら車に雨粒が当たる。
景色も霧がすごく、ほんの数メートル先も真っ白で見えない状態に。
車は少なく、ほとんど対向車もいない。当たり前だ。こんな天気の中、峠に向かう物好きはほとんどいないのだろう。
一時間ほど山道を運転し、知床峠に到着した。
俺らのほかに停まっていた車は一台。
峠のモニュメントの周りは人っ子一人いない。
来る道はひどい天候であったが、峠の天気はまあまあ。
雲だか霧がかわからないが、白い靄に覆われた羅臼岳を見ることはできた。
ここからは国後島も見えるとのことだが、それは全く見えず。
来た山道を引き返して帰路へ。
羅臼方面の天候は暑い雲に覆われ、淀んでいたが、ウトロ方面は比較的天気が良い。
途中のプユニ岬という場所で車を停められるスペースがあったので、そこからウトロの街並みを眺める。
このプユニ岬からは知床半島とウトロの町の全貌を眺めることができた。
その後はウトロの街へ。
今日はキャンピングカーでの宿泊ではないので、久しぶりの宿へ。
いるかホテルという何ともかわいらしいホテルへと向かう。
ここは直前にBooking.Comで格安で見つけた。あまりの安さに一抹の不安があったが、無事チェックインできた。
受付の人の緩さがとてもいい。
推測であるが、受付の後ろの棚にたくさんのカメラのレンズが並んでいた。
趣味が高じてここにこのホテルを構えることになったんだろうな、と思う。そういう人生も素敵だ。違うかもしれないけど。
部屋はこじんまりとしていたが、今までキャンピングカー生活だったので、全く問題はない。
というかむしろ、やはりベットで横になって寝れるというのは最高だ。改めて実感。
夕飯はこのいるかホテルから徒歩10分くらいのところのくまのやというところ。
居酒屋とラーメン屋が一緒になったような場所で、酒飲みながらつまみとラーメンを頂く。
これにて6日目が終了。
そしてこの日、本格的に台風が上陸した。
前回の続き。
ライジング氏が東京方面に帰り、俺たち二人が残った。
旅はまだ終わらない。
ライジング氏が帰ったのは12時くらいだったと記憶している。
我々は2時の女満別空港行きのフライト。
2時間ほど時間があり、先に検査場を通過し、中で待っていたが、待合室は実にこじんまりしており、人がほとんどいない。
待ち時間の2時間はソファーで爆睡した。
これからずっと俺の運転だ。少しでも蓄えておかないと。
女満別空港に着いたのは3時ごろ。
ここ女満別空港は知床半島の玄関口である。
レンタカーを予約していた。知床方面には列車やバスもあるにはあるが、現地での移動を考えるとレンタカーがないと話にならない。
レンタルした車はニッサンのマーチ。人数は今や二人になったので、このサイズで十分である。
ここから知床半島の拠点となる町ウトロまではやく2時間のドライブ。
途中セブンイレブンによって軽く軽食を食べて、後はひたすら運転。ウトロを目指す。
つい昨日までハイエースのキャンピングカーを運転していたからか、このマーチの運転しやすさに驚く。
特に駐車場入れるときね。
そしてこの女満別空港から知床半島に向かうまでの道がすごい。
地平線の向こうまで一本道が続いているのだ。もしかするとこの道は終わりがなくどこまでも続いているのではないかと錯覚する。
そして終に知床半島に突入。念願だった日本が誇る世界自然遺産、知床に足を踏み入れることができた。
車は海辺の道に出た。
ここは左側がオホーツク海。
そして右側は知床半島である。この半島の形がよくわかり、今まさに半島を運転しているのが実感できる。
ようやく長い旅も最終目的地に到着した。その喜びを抑えきれず、遠音別橋というところで車を路肩に止め、外に出る。
目の前には海に突き出す知床半島がはっきりと見える。
写真をとって再び、車を走らせると、それは突然現れた。
知床八景のひとつ、オシンコシンの滝。
噂によるとあまり大した事ないと聞いたことがあったが、十分に大した事あった。
結構迫力があり、何より、流れ落ちる水が糸のようにきめ細かくて美しい。
早速知床の有名処をひとつ制覇し、テンションがあがる。
その後ウトロに到着。以前イッテQという番組でウトロの町の映像を見た事がある。
テレビの中で見たまったく同じ景色が今目の前に広がっていることに興奮を覚える。
ウトロの街並みを横目に眺め、そのまま知床峠に向かう。
国道334号線を進む。
この国道334号線は知床横断道路と呼ばれており、その名の通り知床半島をずばっと横切っている。
そしてここ知床峠を境に、ウトロ方面の斜里町と羅臼方面に分かれる。
つまり羅臼方面に向かうためには一度この知床峠を越えなくてはならないのだ。
しかし山道に差し掛かったと辺りで天気が急速に崩れだし、台風並みに。
大きな音を立てながら車に雨粒が当たる。
景色も霧がすごく、ほんの数メートル先も真っ白で見えない状態に。
車は少なく、ほとんど対向車もいない。当たり前だ。こんな天気の中、峠に向かう物好きはほとんどいないのだろう。
一時間ほど山道を運転し、知床峠に到着した。
俺らのほかに停まっていた車は一台。
峠のモニュメントの周りは人っ子一人いない。
来る道はひどい天候であったが、峠の天気はまあまあ。
雲だか霧がかわからないが、白い靄に覆われた羅臼岳を見ることはできた。
ここからは国後島も見えるとのことだが、それは全く見えず。
来た山道を引き返して帰路へ。
羅臼方面の天候は暑い雲に覆われ、淀んでいたが、ウトロ方面は比較的天気が良い。
途中のプユニ岬という場所で車を停められるスペースがあったので、そこからウトロの街並みを眺める。
このプユニ岬からは知床半島とウトロの町の全貌を眺めることができた。
その後はウトロの街へ。
今日はキャンピングカーでの宿泊ではないので、久しぶりの宿へ。
いるかホテルという何ともかわいらしいホテルへと向かう。
ここは直前にBooking.Comで格安で見つけた。あまりの安さに一抹の不安があったが、無事チェックインできた。
受付の人の緩さがとてもいい。
推測であるが、受付の後ろの棚にたくさんのカメラのレンズが並んでいた。
趣味が高じてここにこのホテルを構えることになったんだろうな、と思う。そういう人生も素敵だ。違うかもしれないけど。
部屋はこじんまりとしていたが、今までキャンピングカー生活だったので、全く問題はない。
というかむしろ、やはりベットで横になって寝れるというのは最高だ。改めて実感。
夕飯はこのいるかホテルから徒歩10分くらいのところのくまのやというところ。
居酒屋とラーメン屋が一緒になったような場所で、酒飲みながらつまみとラーメンを頂く。
これにて6日目が終了。
そしてこの日、本格的に台風が上陸した。