3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

ヒルズ族

2010-01-29 22:15:51 | 


麻布に行ってきた。

そして六本木ヒルズに行った。

何しに行ったのかというと、電車の吊革広告にあった「稲荷十番神社」のかえるのお守りがどうしても欲しくなってしまったからである。
当該神社はびっくりするほどこじんまりしていた。

麻布十番なんて言葉は俺にとっては超高級な土地で、
マダムはみんな「~ざます」とか言ってるんだと思っていたがまったくそんなことはなかった。

生活観ある部分とおしゃれな部分がちょうどよく混じっていてよい。
そしてところどころにある坂道が非常によい。


六本木ヒルズは人生で二回目の上陸となった。

前回はとても記念すべき時期に行った為、記憶に新しい。

二十歳の誕生日の2日前(正確に言うと前日)に行った。
大学サークルの4年生の卒業ライブになぜか俺が駆り出された。
俺は当時1年生。19歳。ああ、俺にもこんな時期があったんだな…

深夜の2時だか3時だかにサークルの人たちとヒルズに忍び込んだ。
(何か垣根を越えたとかそういうんじゃないですよ…入れるところね。念のため)
なんせ若い。
飛び跳ねた。
なんせ若い。
エスカレーター逆走した。

そして朝イチで、六本木から渋谷駅まで歩いた。
このときは極度の眠気と疲労と、機材の重さで地獄のごとく辛かった。

昼くらいに帰宅し、死んだように眠った。
気づいたら11時50分を過ぎていた。

「あ」

っと言う間に20才を迎えた。大人の階段をよだれ垂らしながら登ったのを覚えている。余りにあっけなさすぎて逆によく覚えている。
だから上記のことが十代最後の思い出。

で、それから一回も行ってなかったんだけど、
覚えてるもんだね。
タバコすった見晴台も、
逆送したエスカレーターも行ったら思い出したよ。

べったべた過ぎるが、やはり綺麗だったので、定番スポットから一枚。




成田空港直通バスという奇跡のようなものを発見したので、
明日はその予約でもしようかと思います。



日常を記す

2010-01-26 00:12:22 | 徒然
なんと!

痔になってしまった。
俺はこんなことを公に発表して一体何がしたいんだろう。
とにかく、用を足した後は、便器の水が真っ赤に染まった。
それはさながらホラー映画の世界だ。
これはまずいと思い、病院にいく決心をした。
ではどこに行こうか。って考えながら電車に乗っていると、
自己主張の強い肛門病院の看板が目に留まった。

しかし、とても重大な障害があった。
それは俺が元働いていた塾に近いってこと。

生徒に目撃されたら結構恥ずかしい。
「あいつ、○○肛門病院入っていったぜ」
なんて噂が轟くという実に無駄な想像を膨らませ、
一人で勝手に怯えつつも、
門の痛みはますます俺の足を病院に進ませる。

キャップを深くかぶり、
伏せ目がちに駅から歩く。ほとんど犯罪者。
悪いことは何もやっていないと思う。

で、そういう時に限って生徒に本当に会っちゃうんだよ。
神様って本当に意地悪だ。
まあ、俺が行ったのが土曜日だったってのが一番よくなかっただろう。

元教え子のSさんに出くわす。
やばい、って思ってシカト。

そして、元教え子のM君と出会う。
もちろん、シカト。
別に俺が今から肛門病院に行こうとしてるのを知ってるはずもないのに、何か気まずい。

やばい、このままだと、俺が痔になったことを知らしめて終わってしまう。何とかしないと。
話題を変える。


最近は実は仕事で英語を使っている。
著作権の申請で、1件、海外の法人団体に申請をしなくてはならなかった。
「国際バカロレア機構」って知ってますか?
本部はUKにある。
名前だけ聞くととてもバカっぽいが、とてもアカデミックな組織だ。
日本ではぜんぜん有名ではないが、ヨーロッパではとても浸透している。
で、そこが出している「ブックリスト」って言うのがあって、
これを転載させていただくために、拙い英語で申請して、
英語で申し込み書もらって、ようやく許諾かて時に…
よく頑張ったな、俺なんて陶酔してる時に…
上司のまさかのカット宣言。
とってもソフトに断る英語の表現を考えているときが一番悲しかった…


2月に入ったらすぐに韓国に行ってきます。
何しに行くのかというと、真剣に勉強をしてくるのです。
最近はヨーロッパの虜になってたけど、海外アジアは初体験だ。
国際理解なんて大げさなことを振りかざせる身分ではございませんので、自分の見たいものを見てきます。

年末に久しぶりにスタジオに入った。本当に久しぶりに。
ま、規則正しい生活の中での久しぶりのオールナイトだったからばてたけど。めっちゃ楽しかった。
つい最近下北沢にも行った。
屋根裏の前を通り過ぎてみた。で、見上げてみた。
何一つ変わっちゃいなかった。


久しぶりに大学サークルの同期面子で飲んだ。
これも楽しかった。何より俺はそういう飲みにいかな過ぎていつの間にかレアキャラと化していた。
なんかいつの間にかGWに旅行に行くことが決定していたし。
誰も幹事とかやんねーだろうから、OTY頼んだ。
俺は松島に一票。行ったことないもんで。

春はあけぼの

2010-01-09 00:12:33 | 
あけましておめでとうございます。
2010年の初日記です。

久しぶりの日記となるわけだが、
何も書く事がなかったわけではないんだ。
ただそれらを日記に書く気力は間違いなくなかった。

とりあえず私は元気ですと書きたいのだが実際には元気ではない。

なんと驚くべきことに、12月31日~1月1日に行ったカウントダウンライブの筋肉痛を未だに引きずっているという貧弱ぶり。 これには当の自分が一番驚いた。
ちなみに2日、3日は階段を下りることもできなかった。

しかも北海道で、すのうもおびるなる乗り物で調子に乗って飛ばしまくったため、悪化した。



そうそう、北海道行ってきたんだ。



真冬に行った北海道の旭川、富良野、美瑛。
夏の富良野は旅行ガイドブックとかでよく見るが、冬の美瑛・富良野は何もかも真っ白で異世界。無駄に芸術的な空間でシンとしていた。何かすべてが凍り付いていた。

その中で行った牧場の中の動物たちの姿がとても温かかった。

もちろん、旭山動物園にも行った。
しかもペンギンの行進も見れた。
旭川しょうゆラーメンも食って、大満足の旅。


その前には初日の出を見に、カウントダウンライブの後、直で富士山まで行ったりもした。



やっぱり伝統的な初日の出スポットであるからして、カメラマンが勢ぞろいしていた。
めっちゃ寒かった…

俺はぎりぎり明けるか明けないかくらいの青とも緑ともつかないよう紫の空が一番好き。
夜明け前って雰囲気。あの空はなんであんなに綺麗なんだろう。

で、ちょうどあけてくる頃になると、空が紫になってくる。
そして、やまぎわからだんだんとオレンジ色に明るくなってくる。
まさに、『枕草子』の「春はあけぼの」の情景描写と全く同じ。


「やまぎわ少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」


1000年前に清少納言が見た景色もきっとこんなんだったんだろうな。



1000年前の人と景色を共有した気分になる。
別に1000年経とうが、この景色が綺麗だってことに変わりがあるはずも無く、
普遍的な景色にしばし酔いしれるのであった。