3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

国立散歩

2024-08-30 07:59:00 | 
20240825

国立に用事があったので、時間まで国立を散歩したらめっちゃいい感じの場所を見つけた。

最初はレアというレコードショップに行こうと思っていた。

まずラーメン。
駅前の『花笠屋』ってとこ。

家系ラーメンを久しぶりに食べたがやっぱり美味い。
先日あげたラーメン紹介の記事にも書いたが、家系ラーメンってライスがついてるのがデフォなのかな?
あと漬物な。きゅうりの。
家系は海苔が必ずついてるから、ラーメンのスープをひったひたにしてライスと食べるとマジで美味いんだよね。

そして卓上には煌めくニンニクの瓶が…
マジで光って見える…

ニンニクブーストやばい。

というわけで久しぶりの家系を堪能し、満腹状態で国立駅方面にレコードショップレアを訪れるために足を進めていると…

見つけてしまったんだ。

結論から言うと、レアには行かなかった。この途中の寄り道で用事の時間までいてしまったんだ。

『みちくさ書房』



どうよ、この雰囲気…
最初どこだか分からなかった。
余りにも雰囲気がよくてリュックと記念撮影してしまった。


マジでいい感じだった。
品揃えも素晴らしかった。

というわけで、みちくさ書房に時間を使い過ぎてしまった。

次はレア行くぞ!


弾丸旅 第10弾 白川郷

2024-08-23 14:07:00 | 
20240814

2年前のノリで始まった日帰り弾丸旅。
岩手まで注文の多い料理店山猫軒でご飯を食べるというだけの目的からスタートした弾丸旅。

遂に今回で10回目を迎えた。
10th aniversaryである。おめでとう。

1回目は岩手の花巻。
2回目は大阪。
3回目は名古屋。
4回目は姫路。
5回目は福岡。
6回目は京都1回目。
7回目は京都2回目。
8回目は京都3回目。
9回目は京都4回目。

そして記念すべき10回目は、我が日本が誇る世界文化遺産、白川郷である。

ここ白川郷はずーっと行きたかった。かれこれ15年以上。
機会を逃し続け、今回弾丸に組み込めないかと検討したところ、富山駅から高速バスで直通なことが判明した。

早速バスと新幹線の時間を計算して組み上げてみると…

新幹線東京発富山行き7時20分、富山駅に9時25分着。

富山駅から白川郷のバスが10時10分発、白川郷に11時30分着。

白川郷から富山駅はの帰りのバスは15時30分発、富山駅には16時50分着予定。

で、最後に富山駅から東京駅までほ新幹線を18時17分、東京着が20時23分。

白川郷の滞在時間は4時間。

これいけるんじゃね?
てか結構弾丸としては申し分ないんじゃね?

ということで組み上げたこの時程で予約した。高速バスも早めに予約して抜かりはない。蒙古タンメン中本に行く途中の電車でせっせと予約。

今回は富山だから北陸新幹線だ。

東海道線を京都で使い続けているため、新鮮だ。


そろそろマジで儀式化してきた。
出発の儀。それ即ち牛タン弁当。


富山到着。いつもの東海道線ではないので駅が異なり新鮮。

9時半には予定通り到着し、白川郷行きの高速バスは10時10分発なので暫し時間がある。一服して暫し駅前を散策。とやマルシェで早くもお土産を購入してしまった。早いか、まだ富山来て10分だけど。ホタルイカぎ美味そうすぎる。白エビも美味そうすぎる。富山の味をもっと堪能する為だけの旅もいいな。

で、高速バスに乗車。前もってネットで予約済みで抜かりはない。

結果としてバスは渋滞で30分ほど遅れて到着した。高速はスイスイ進んだが、白川郷の周辺が駐車場待ちで車が溢れかえっていた。お盆の白川郷はあんなに混むんだね。

到着!
世界文化遺産白川郷の合掌造りに遂に来ることができた。ずっと来たかった場所である。

最近は紙タバコが追いやられているのか、敷地内は電子タバコのみオッケーとのこと。確かに火に弱い地域だからね。一本のポイ捨てが世界に誇る文化遺産の焼失とかシャレにならんもんな。

インフォメーションセンターで帰りのバス乗り場を確認しつつ、いざ出発。白川郷に居られる時間は3時間ちょい。

先ずは展望台へ。
インターネットによる下調べによると、上(展望台)1時間、下(白川郷散策)2時間くらいが時間的に丁度いいようだ。
展望台行きのシャトルバスが出ているのだが、丁度昼休みの時間と被ってしまった。ショートカットの道も熊が出たために封鎖との事で、20分の登山だ。


今までインターネットの画像や書籍でしか見たことのなかった白川郷の合掌造りが眼下に広がる。

先に言っておくとこの後下に降りると大雨が降ったのでこの上からの景色で晴れて良かった…

あの景色から右の細い道を行くと世界遺産の碑が。碑マニアとしては嬉しい。なぜか俺はこの碑的なものが大好きなんだよな。

展望台には食事処もあったが、余りの暑さに食欲がなく、お土産を購入するに留めた。

ダンシングはバッチリ決めた。

30分ほどで下に降りる。
下でやること、先ずは和田家だ。



多分合掌造りの家屋で一番有名であろう和田家。


てか行って分かったんだけど普通に住んでいる人居るんだな。毎日あれだけの人が訪れる自宅ってどんな感覚なんだろう… 勿論住居スペースと公開スペースはきっちり分けてはいると思うんだが。

自分の家に毎日あんなにもの人が来るのもそうだが、ご近所があんなにもの人で溢れるってのが想像を絶するんだが。


天井。これが合掌造りの天井裏か。実物を見るのは初めてで感動。

急な大雨。こっからの写真は雨模様。しっとり雨の白川郷も結構似合っていたと個人的には思った。

雪国の叡智。


和田家は大人気だったため、5分ほど並んだのだが、並びながら茅葺き屋根の写真を下から撮った。本当によく雨が染み込んでこないよな…
実際雨漏りしなかったので、身をもってこの屋根の機能を知った。

和田家を後にして、牛タン弁当が消化されちょっと小腹が空いてくる時間である。
スナックブレイク!

歩いてたら見つけた。

飛騨牛メンチカツ。いただきます。

飛騨牛串。いただきます。

フランクフルトまで。どんだけ肉を食うのか。いただきます。

美味すぎて貪り食う。

窓辺にはねこが。置物です。

腹を満たしたら少し雨が止んでくる。

次の目的地は、明善寺。


明善寺は日本で唯一の合掌造りのお寺。確かにここがお寺なのっていう作りをしている。
中も和田家で見たよう造りで新鮮であった。


通路以外の板のところ下が見えていてちょっとスリルある。

明善寺は庫里という部分と本堂が繋がっていた。

タイムスリップしたかのような写真。

お次は…



白川八幡神社。
ここはかの有名な〝ヤンデレ〟という言葉を世に知らしめた『ひぐらしのなく頃に』に出てくる『古手神社』のモデルとなったとされる神社。というか『ひぐらしのなく頃に』の雛見沢村のモデルがそもそもここ白川郷だったんだな。

なんかそれを知って来ると、唯ならぬ雰囲気を感じる…

境内は想像したよりも大きく、特にこの階段からの景色は雰囲気あるぞ。

白川八幡神社の参拝を終えると残り時間は後1時間ほど。結構丁度いいかも。展望台からの全貌、和田家、明善寺、白川八幡神社、見たかったものは全て見れてまだ余裕がある。

最後に白川郷の大通りを散策してバス乗り場に戻ろう。





最後にだいぶ遅い昼ごはんを食べようと思ったんだが、どこもしまっていたので、また軽食タイム!

これめっちゃ美味かった!
飛騨牛ごはん。飛騨牛が入った炊き込みご飯。熱々で食える。

飛騨牛ご飯のお供にどうぞ。白川郷サイダー。

食べてるところ。
この写真めっちゃお気に入り。なんかよくない?

というわけで白川郷の旅は終わり。
高速バスで富山に帰る。

帰りはスイスイと進み、時間通りに到着。5時前くらいに着いたので5時半まで開いている場所を調べてみると、富山城跡が。

駅から徒歩10分ほど。


というわけで来てみた。富山城跡近くの富山まちなか観光案内所で御城印が売っていたのでゲットした。


で、この看板。
これ、どっちに言ってんの?笑
カラスに言っているのだろうか?笑

そしてそしてラストだ。富山と言えば…

富山ブラック!

今日の時間の使い方は最高だ。
最高に締めの富山ブラックにも成功して心置きなく東京へ。

前回の京都とは異なり、定刻通り東京着。
近く感じた。

ずっと念願だった世界文化遺産、白川郷。

来れてよかった。



弾丸旅 第9弾 4回目の弾丸京都2 下鴨神社とネコカフェ

2024-08-14 20:26:00 | 
20240809

前回の続き。
八瀬のバス停でバスに乗り込んだのが2時半位。結構な交通量だったので、京都駅行きのバスだが、時間が読めない。

急遽、バスの中で予定を変更、近くの世界遺産を攻める。

御蔭橋というバス停で途中下車。
ここから徒歩5分位だ。


到着。

賀茂御祖神社。
最初普通に読めなかった、かもみおや神社。御をみと読み、祖をおやと読むんだね。勉強しなければいけないことが多い。


流石は世界文化遺産の一員である。めちゃくちゃ広い神社だった。参道がいい感じに涼しく、天橋立ち思い出す。

清めの水もかっこいい。

見えてきました。

ビビッドない朱色が映える楼門。これは重要文化財だそう。

ミラーレスで撮ってみたら綺麗に撮れました。

干支の社にもお参り。俺は子年なのでね。

世界文化遺産の碑。
ずっと知ってはいたんだけど、意外に来れなくて今回京都の北東に向かったので来ることができた。格好北西の方は、金閣寺、仁和寺、龍安寺なんかが並ぶフルコースなのでよく行くんだけど、この辺京都北東って意外とあんま来ないかも…

無事に御朱印を頂くことができ、さあ、鞍馬駅まで20分、歩くかぁというところで目の前にバスが到着。マジで狙ったかのようなタイミング。行きは京都駅だって。

急遽飛び乗る。そこまで混んでいなかったのも予想外。

しかし、このまま京都駅まで戻ってシティ系を一つ攻めるか。時間的にはギリギリである。

だったら…


急遽の予定変更。
いや、予定なんて最初から無いのかもしれない。

京都市役所前のバス停で途中下車。ちょうど帰り道の途中であったことも最高のタイミング。

次の目的地は本当にまさかのチョイスである。実は行きの新幹線でダラダラとインターネットの波に乗っていたら、京都のスポット情報が出てきて、それが俺の趣味にドストライクだったのである。

ここ行ってみたいと思ったら偶然にも帰り道に行けることが判明したという奇跡。

京都市役所前から歩いて5分ほど。

その名も…

『ねこの路地 ROJI155』


新烏丸通の路地にねこ好きのための路地があるらしいという情報を手に入れたのである。

一見すると普通に見逃そうな小さな路地。

うたねこ堂へと続くねこの路地。
何度も趣がある路地裏ではないか。

京都感もばっちり。



けどふと見るとねこ。
一瞬本物に見える。

来ました。
『うたねこ堂』

ここ、普通のカフェもやってるんだけど、ねこカフェもやってるんだよな。

せっかくここまで来たのだからということで…



最初に寄ってきた子たち。可愛い…

可愛い…

ご飯中。可愛い…

ガツガツ食べてる姿。可愛い…

アイスコーヒーを狙いにきた子。可愛い…

うちの黒猫とは違い、力強い。ホームページによるとこの子がこのねこカフェのボスらしい。可愛い…

チュールあげてる時。このトリミングされてる子めっちゃ可愛い…  カメラ目線も可愛い…

さっきのトリミングされてる子は夕日に当たりながら寝てしまいました。可愛い…

やっぱすり鉢状のベッドが大好きなんだな。可愛い…

おねむな感じ。可愛い…

めっちゃ癒された。
やっぱ猫は尊いよな。
ずっと歩きっぱなしで猛暑ほ旅の中だったが、この時間だけは時間がゆっくりと流れ、癒された。



で、この子。

上ではほとんど寄ってこなかったんだけど、

下に行ったらもうデレデレ。

自分からぐりっちょを連発。可愛い…

さよならうたねこ堂。

置物の猫たちにも別れを告げる。

さぁ、帰路だ。
まだやるべき事はあるぞ。

京都市役所前から烏丸御池、乗り換えで京都駅到着。

さぁ、最後だ。
なんと結構並んでいる。
今日は行けるか…制限時間はあと30分…めっちらギリギリのところである。

超ギリで間に合うことを期待し、列に並ぶ。頼む、間に合ってくれ…

メニューは既に決まっているんだ。
本当は特大新福そばに焼飯つけたいくらいなんだが、時間の関係上、ノーマルの中華そばのねぎ多めだ。いつものにいちゃんに注文を伝えて待ってる時間がめっちゃドキドキする。



きたー!
やはり最後は新福菜館のラーメンで締める。最高の京都旅だ。

京都旅史上最速の速さでラーメンをかき込む。着丼から5分くらいでお会計をした気がする。

記念撮影をする余裕まで見せつけるが、実は帰りの新幹線の発車時刻まであと15分。

乗る前に一服する時間を考えると…
やっぱギリだ。

早歩きで京都駅を歩き回り、何とか新幹線に間に合った。

帰りは神奈川の地震により、新幹線がなんと2時間半遅れた。新幹線でこんな遅れたのは初めて。

今日中に家に帰るには東京駅発の丸の内線池袋行きに23時50分のに乗らないと帰れない。初めての新幹線泊である。

着いたのは30分くらい。新幹線のドアが開くと同時に爆走。

東京駅の構内を爆走し、なんとか丸の内線に滑り込み、終電で地元駅まで着くことができた。

いやー、波乱万丈な弾丸旅だったな…

弾丸旅 第9弾 4回目の弾丸京都1 比叡山延暦寺

2024-08-09 20:01:00 | 
20240809

もう何度行けば気が済むというのか。
いや、行けば行くほど魅力が増していくんだからしょうがないじゃないか。

言う。また京都に行って来た。
弾丸で。
遂に京都弾丸は4回目になる。

第1弾は15年前の軌跡を辿る宇治、伏見稲荷、源光庵の旅。

第2弾は鳥獣戯画に魅せられ、栂尾山と銀閣寺の旅。

第3弾は京都駅に降りて天気が良くて急遽天橋立に向かった旅。

うん、こう見るとやたらと渋い所ばかりを攻めているな。
こんだけ通っているのにシティはあまり無いという。

そして今回。
例に漏れず激渋の場所を攻めて来た。

夏特有の寝れない不快感と共に起き、寝不足バリバリで始発の電車に乗り込む。


恒例の儀式。
実はいつもの弁当屋の広告でヅケマグロいくら弁当がマジで美味そうで、浮気しそうになってしまった。その証拠にいつもの牛タン弁当の横にネギトロおにぎりが伺える。

新幹線は半分くらいは寝てたな。

到着。来すぎていて全く緊張感が無くなっている。

今回の場所はバスで行くか、電車で行くか。どちらにせよそこそこ遠い。バスを調べたら40分以上待つのは流石に時間が勿体無かったので、電車で向かうことにした。

烏丸線で終点国際会館駅まで。ここからが勝負だ。

駅から激混みのバスに押し込まれて八瀬というバス停まで。

更に更に、八瀬というバス停からケーブルカーに乗り換え。ケーブル比叡駅まで。

更に更に更にケーブル比叡駅から今度はロープウェイで比叡山頂駅へ。

更に更に更に更に、比叡山頂からシャトルバスで比叡山バスセンターまで。

いやぁ、長い道のりだったぜ…




着いたぜ、比叡山延暦寺。
遂に滋賀県に突入した。


歴史の教科書や資料集では何度も耳にした名前だが、実際に訪れると感動を覚える。

一口に延暦寺と言っても、比叡山にまたがる広大なもの。西塔エリア、東塔エリア、横川エリア。とても歩いて全て回れる距離ではない。

初めて訪れる者としては根本中堂を見たい。

ということで大講堂と根本中堂の東堂エリアコースにした。
ガチな人は全て回るんだろうな…

先ずは大講堂で参拝して御朱印を頂く。

そして…

根本中堂だが、改修工事中で中に入ると不思議な空間だったが、中は…

素人目でも分かるくらいの圧倒的な空間であった。不滅の法灯。ぼうっと暗闇に浮かび上がる巨大な法灯は圧倒的であり、神秘的であった。

根本中堂の御朱印を頂き、正面の階段を登り文殊楼へ。

そして大黒天へ。

全て御朱印を頂いたので、ここ比叡山延暦寺では4つの御朱印を頂くことができた。

ちょうどいい感じに小腹が空いてきたところにいい感じの蕎麦屋を見つける。これ、コースと場所で狙ってるね笑

延暦寺御用達 鶴



比叡山そばっていうのがあったので、それにした。せっかく来たんだからね。

やっぱ蕎麦のつゆは関西風に限る!ってくらい関西風のダシが好き。

ご飯食べた後はダンシングかまして、バスターミナルの前で一服、比叡山山頂行きのバスを待つ。

山頂からバスセンターに行く時は進行右側、バスセンターから山頂行く時は進行左側の座席を陣取ると良い。

なぜなら、比叡山から望む琵琶湖の絶景を車窓から見ることができるからだ。

実は行きの比叡山山頂からバスセンターに行くときのバスで左側に座り、絶景が遠かったので、今回山頂に向かう時のバスは絶対に左側を確保してやると思っていたのだ。しかも今回は車線も左である。

このブログに動画を載せられないのが残念である。とっておきの世界の車窓からごっこができた。

写真を頑張って撮ったのだが、ちょい失敗作。

比叡山山頂駅に到着。
行きは接続が良すぎてここで全くもって時間を取ることができなかったので、せっかく比叡山山頂にいるんだから、琵琶湖の絶景を愛でないと。


めっちゃ綺麗!

バックショットを撮ってしまった。

もはやデカ過ぎて海に見える。

こちらの山と湖が同居している感じが美しい。

存分に比叡山山頂の絶景楽しむことができ、ロープウェイでケーブル比叡駅へ戻る。




ケーブル比叡駅でちょっと時間があってので撮ってみた。

ということでケーブルカーで八瀬駅に戻って来て、バスに乗り込んだ。

京都弾丸第4弾。
まだまだ続きます。

決死北上 超弾丸 福島

2024-08-05 13:33:00 | 
20240804

我が愛車のランドローバーで福島に向かった。福島の中でも北の方、猪苗代である。何しに行ったかは今から詳細を書くのだが、日帰りで往復するのに加え、帰りの渋滞に巻き込まれない距離は、この猪苗代の片道300キロ位が限界かと思った。それより距離行く時は是非とも一泊したいと思った。

で、なぜ福島の猪苗代まで車を走らせたかというと、諸橋近代美術館でダリ展を見たかったからである。

諸橋近代美術館はどれほどの知名度なのであろうか。

俺はずっと行ってみたいと思っていたのだが、機会を逃していた。

なんせ、一年の半分は閉まっている。
豪雪地帯により冬場は閉鎖されているのである。

この夏のチャンスを待ったって訳だ。

シュールレアリストの代名詞的存在、ダリの作品を日本でも多く所蔵し、更に9月20日までダリ展をやっているとのこと。これは是非見たい!

カーナビを見てみると…

3時間ちょい。

行ける!

と思い、この日は5時起き。6時前には出発した。日曜ということもあり、何とか渋滞に巻き込まれないように到着する作戦である。

結論から言うと、渋滞には巻き込まれず、スムーズに到着することができた。しかし、マジで遠かった…汗

圏央道から東北道に乗り換えたんだけど、そっからの距離の案内がえげつないんだよ。

さらっと岩舟ジャンクションまであと145キロとか平気で出てくる。こちらの精神を打ち砕いてくるんだ。

流石に3時間以上ぶっ通しで運転は危ないと思い、上河内サービスエリアで休憩アンド朝メシ。ここまでで200キロ弱なのであと100キロ位か。


宇都宮が近かったので、宇都宮餃子定食。これが普通に美味い。焼き時間に時間がかかったが、その分焼きたてほかほかで食えるのがグッド。

残り120キロくらい。気合い入れて再スタート。岩舟ジャンクションから猪苗代迄も結構長い。

高速の出口を降りた時の景色が開けており美しい。

時間的には飯&休憩も含めて4時間で到着することができた。案外これでも順調だ。

ここから諸橋近代美術館までは山道である。最後の試練だ。

到着。遠かったがこの達成感は一入である。


外観がめっちゃいい。この感じ。
山道を登ってきたからこその景色だ。


ダリ展に突入する前に、駐車場の近くの高台で色々撮影。

外観だけでなく中も綺麗で新しい美術館なのかという印象を受けた。

ダリ。彼の展示は何度も足を運んでいるが、何度来ても刺激は尽きない。あの雲のタッチ、好き過ぎる。見飽きない刺激。あの象の足、謎とどこか妖艶な人間らしきもの、人間らしきものから飛び出る抽斗、チーズのようにぐにゃりと曲がった時計…

頭の中をパカリと開けて中を覗いてみたい。何か不思議なものが飛び出てきそうな気がする。

ここはダリの彫刻を多数所蔵してあり、彫刻の見応えがある。

一枚だけ写真撮影OKの絵があったので、載せておく。


あと、休憩スペースでは屋外の景色なら撮影していいとあったので撮ってみた。


睡蓮が何とも美しい。

また図録を買ってしまった…
最近図録の量が半端じゃなくなってきている。
最後にフィリップ・ハリスマンの前で記念撮影。



さて、諸橋近代美術館で無事にダリ展をこの目に収め、4時間かけて猪苗代まできた目的を果たしてしまった。

時間はまだ12時前である。流石にこれで帰ってしまうのは勿体なさ過ぎると思ったので…

何か面白そうな場所を探すと…

『河京 らーめん館 猪苗代店』

魅力的過ぎる…

しかも方角もいい。
猪苗代インター入口に戻って、そこから車で5分くらいで行ける場所にある。

喜多方ラーメンのテーマパークだって。めっちゃたのしみになった。何と喜多方ラーメンブュッフェもあるらしい。ハーフサイズの色々な種類の喜多方ラーメンを食べ放題で楽しめるとのこと。最高かよ。

到着!インターから近かった。我が愛しのランドローバーと。

いまいち全貌を把握していなかったので、館内を散策した。するとブュッフェは1時間待ちとのこと… うーん、と悩んだが、一階では河京の本場の喜多方ラーメンが食べられるとのこと。申し分無い。これでいい。喜多方ラーメンの舌になってしまった。ちょっとだけ並んだが15分くらいで入ることができた。

入り口の景色。ワクワクがマックスになる景色である。

いよいよ入店。

テーブルの上には赤べこが。そう言えば会津だから福島の民芸品だもんな。こいつを見て赤べこを買って連れて帰ることが決定した。

レトロな店内。因みに座っている椅子もビールケース。いい感じでしょ。

最初はあんまりお腹減っていなかったんだけど、喜多方ラーメン食えるってなったら一気に腹減ってきて、特製喜多方ラーメンの麺大盛りに餃子までつけてしまった。お前は朝に餃子定食食べたんじゃないのかというツッコミはセルフサービス。因みに一緒に行った奥さんはSAで醤油ラーメンを食べている。

本場の喜多方ラーメンだ。

美味い。
優しい醤油スープにチャーシューの脂身がいい。麺も中太縮れ麺のレトロ感。
これを食べたすべての人が『結局こういうのでいいんだよ、ラーメンは』って台詞を言いそう。これを美味くないっていう人はいないだろって味。
流石の大盛りで腹一杯になった。

喜多方ラーメンは別腹で入るな。
マジで美味い。
ラーメン屋は好きで相当な数食べているが、必ずこういう醤油ベースに戻ってくるよね。

その後は河京ラーメン館の中にある、赤べこ神社を参拝した。


可愛い。

赤べこ尽くし。
お土産で会津限定馬刺し棒と赤べこ2号を購入。1号くらいのサイズでよかったんだが、無くて。あとラーメンどんぶりも買った。

さよなら河京ラーメン館。楽しかった&おいしかったよ。

さぁそろそろ帰ろうか。
最後に道の駅猪苗代に立ち寄った。



こっからまた4時間である。
途中少しだけ渋滞に巻き込まれはしたが、大したことなく順調に帰路に着いた。

疲れた…
けだ久しぶりの弾丸ドライブ、楽しかった。次は会津の方を回りたいな。

耳をすませば

2024-08-01 20:33:00 | 
20240726

半休という名の魔法を使い軽い旅に出た。

目的地は30分もかからずに辿り着けることを最近知った。

聖蹟桜ヶ丘。

再訪である。

この地名を見たらもうパッとあの映画が頭に浮かぶのは常識であろう。

そう、俺もあの映画にキュンとさせられ、拗らせた人間の一人なのである。
多分あの映画を観てから25年近い年月が過ぎ去っているが、俺は今でもあの映画のシーンを詳細に覚えている。
バイオリン職人になりたいと思ったほどである。 

ジブリの中で一番好きな映画は?と聞かれたら恥ずかしがりながらこう答える。

『耳をすませば』

だって好きなんだからしょうがないじゃないか。

とうい訳で仕事終わりに聖蹟桜ヶ丘駅まで向かった。

予め回るコースは調べておいた。当然、映画『耳をすませば』のロケ地巡りコースである。

駅に到着。まずは腹拵え。駅出てすぐの吉野家で牛タン牛皿御膳のライス特盛を平らげて準備は万端である。めちゃ美味かったな。

先ずは駅の近くにある『青春のポスト』を目指す。

発見!
これは有志で設置されたものらしい。実際に郵便物を送ることはできないが、自分の夢を綴った手紙を投函できるらしい。劇中に出てくる『地球屋』みたい。


その姿横には『耳をすませば』ウォーキングマップが。助かる。しかもご丁寧にウォーキングスタンプラリーの用紙は〇〇にありますとご丁寧に掲示されていた。俺がこれからやりたいことをご丁寧にも教えてくれているのだ。やっぱロケ地巡りに来る俺みたいな人多いんじゃないかな。



記念撮影。カバンと一緒に撮影。
中を覗いてみると…

こんな感じ!ムーンが倒れていた。可愛い。

バロン伯爵、こんにちは。


KEIOデパートの看板も作中に出てくるらしい。芸が細かい。
デパートのエレベーター前でスタンプラリーの用紙をゲットし、一つ目のスタンプ「聖蹟桜ヶ丘駅」を押すことができた。

そのままいろは坂を登って行く。途中のファミリーマートに第二のスタンプ「色は坂」があるので、これもすかさずゲット。

ここからは暫くはハイキングだ。いろは坂を登って行く。気温は倒れてもおかしくないほどに高い。汗が吹き出す。

途中こんなものが。かわいい。

徐々に景色が高くなって行く。この場所はこの高台になっている感じがいいよな。劇中でも坂の階段を駆け降りてるシーンはやはり頭に浮かぶ。

途中、坂が階段になってきたら、目的地はもうすぐである。

到着。ここが何処だかわかるだろうか。

金比羅宮。
普通の住宅街の中にひっそりとあった。

ここは杉村が雫に告白したシーンのあの神社である。

確かこんな画角だった気がする。
また見直さないとな…

金比羅宮を後にして、ゴールはもうすぐである。次の目的地に向けて更に歩みを進める。

金比羅宮から次の目的地までは歩いて500メートルくらい。
いよいよ最終目的地も近い。

てかこの辺りは高台になっており、景色が最高だった。何処を切り取っても絵になる。








この真夏っぽい雲がまたあの映画っぽくない?

そして…


遂に到着。桜ヶ丘ロータリー。

ここは映画で『地球屋』があったとされる場所。



確かに面影あるな。あの木々の奥に地球屋がありそうな感じ。
かつては地球屋のモデルになった店もあったらしいのだが、閉店してしまったそう。

しかし、ここには耳をすませばファンには堪らないスポットがあるのだ。



洋菓子店 ノア

因みにスタンプラリーの最終地点である桜ヶ丘ロータリーのスタンプはこの店の前に設置してある。


中に入って写真撮っていいか尋ねると快くOKを頂くことができた。


耳をすませばグッズが所狭しと。



また会いましたね、バロン伯爵。

このシャンデリアもいい感じ。

店で一番人気だという塩サブレをお土産に購入。あとあまりにも汗をかいたので、パイナップルカルピスを購入した。しかも現金がなくってカードも使えなかったので、すぐ近くにあった郵便局でお金をおろしたら全て新紙幣であった。店の人がびっくりしていた。

帰路。
耳をすませばとは関係ないのかもしれないが、多摩市はマンホールが可愛い。



ラスカル…

汗だくになり聖蹟桜ヶ丘駅に戻ってきた。

帰る前にせっかくだからと小野神社へ。駅から徒歩7分。聖蹟桜ヶ丘散歩最後に御朱印をいただいて帰ろう。

小野神社。
無事に参拝し、御朱印を頂くことができた。

帰りは京王線で分倍河原→武蔵野線で新秋津→西武線で帰路へ。
相当汗臭かったと思う。

頭の中ではカントリーロードが流れ続けていた。

弾丸旅 第8弾 京都の天橋立 2

2024-04-28 20:50:00 | 
続き。

京都駅から2時間かけて遥々やってきた。
天橋立駅。

レンタサイクルを借りるのがいいという情報があったので頼むも本日は全て出払っているとのこと。よし、歩こう。

てか帰りの新幹線の時間を考えると、ここ天橋立に居られる時間はちょうど3時間なのである。計画的に回らないと…

結果論だが今回、その場その場の判断が全ていい方向に向かって功を奏し、この3時間という時間の中ではできることはした気がする。


で、駅から天橋立方面にほてほてと歩いていると、いきなりドーンと登場したのは智恩寺。

ここは『三人寄れば文殊の知恵』のお寺。
知恵を授かりに参拝する。
知恵の輪がある。



御朱印も丁寧に対応して頂いた。直書き。

ニャンコがいたので激写!


参拝を終え、さぁ、天橋立に歩き出すぞというところで最初のジャッジ。




ボートで一気に行くか、歩くか。
歩くと向こう岸まで4キロあるらしいので、とても歩いて向こう岸は時間的に無理である。

先ずは傘松公園まで一気に行ってしまって、あのザ・天橋立の景色を見て、それから戻って来て時間と相談しながら歩けるところまで歩いてみよう。

と言うわけでボートで一気に向かう岸に行くことに。

これが個人的にはめっちゃ楽しかった笑



めっちゃ速い。5分足らずで向こう岸に着いてしまった。速。

ケーブルカーで傘松公園まで行くんだが、そのケーブルカー乗り場までの道の途中に神社があった。しかも結構立派な神社。




元伊勢籠神社。

国宝の狛犬。



苔むした感じがいい。

ここでも直書きの御朱印を頂くことができた。ここでは御朱印帳を預けて15分後くらいに引き取りに行くんだけど、待っている間にエモい通りで抹茶ソフト食べた。

あ、写真撮ろうと思った時にはほとんど食べ終わっていた写真。


近くにあった池には亀の像が。注意書きに『ここにミドリガメなどのカメを放流しないで下さい』と書いてあったが、その池にはプカプカと優雅にミドリガメが泳いでいた。


ケーブルカーで一気に傘松公園へ。

漸くこの景色に会えた!


観光案内やインターネットでは何度も見たことあったが、この目で見るのは初めてだ。日本三景全て制覇。
恒例の股のぞき。本当に龍が昇っているように見える。







ここからはこの景色を楽しむ時間。後から見返すと同じような写真ばかりが残っていたんだが、それでもいいんだ。

ダンシングもしっかり決めた。

こっから成相寺までバスが出ていて、時間があれば行きたかったが、今回は成相寺わわ断念して、『天橋立を実際に歩く』時間の確保にした。

傘松公園で充分景色は楽しめたしな。

ケーブルカーで下へ。そして先ほどのスピードボートで一気に戻る。ここまで戻って来てしまえば、時間は怖く無い。どうにでも調整できる。

残り時間は40分。ちょうどいい。こっから15分天橋立を歩き、15分戻り、残りの10分で昼飯購入の時間&駅まで行く時間。完璧である。





天橋立は松の木がいい感じに日除けになっており、涼しい。更に海が近いからか涼しい風がいい感じに入って来て、歩いていてとても気持ちが良い道であった。

勿論、上からの景色もめっちゃ綺麗なんだけどさ、実際に歩いてみたいじゃん。それも叶ってよかった。


念願の日本三景の碑。バックショット。

更に天橋立の碑。またまたバックショット。





右側の景色もめっちゃいい。ここ本当に京都?って思った。海の京都もとても素敵だった。そして天橋立の浜辺としての景色もたても綺麗だった。


さて、そろそろ15分歩いたから、引き返そうかなっていうジャストのタイミングで天橋立神社が登場。ナイスタイミングすぎて嬉しい。よし、天橋立神社を参拝して引き返そう。






最後に、めっちゃ雰囲気ある鳥居。
ジブリの世界観のようだ。異世界に通じている感抜群の景色ではなかろうか。

ウミネコが本当にネコのように泣くんだなと思いながら復路を歩く。

入り口付近の駄菓子屋でお菓子と、ヲレンジソーダを購入。
映える写真の撮影を試みる。

個人的にはお気に入り。

今回『天橋立を実際に歩く』時間を確保したため、昼飯が犠牲になった。まぁ、時間があればあさり飯とかの海鮮系を食べたかったな。

智恩寺の横にあったバーガー屋でテイクアウト。長い長い電車の中でゆっくりバーガーを食べる作戦である。

バス停の近くの喫煙所で最後の一服をして駅へ。ちょうど駅に着くと同時に京都行きの橋立号の乗車案内を開始しますとのアナウンスが。ピッタリすぎる。

長い長い帰路。2時間半弱で京都駅まで、更に東京駅まで2時間ちょい。今回は移動長かったな…けどめっちゃ弾丸感はあった。

何度も行って最近月一ペースの京都ですが、今回は京都の違った顔が見れた一日であった。また魅了が広がっていくよ…



弾丸旅 第8弾 京都の天橋立 1

2024-04-28 20:34:00 | 
20240428

完璧に取り憑かれている。

また弾丸で京都に行ってきた。
今回は弾丸京都旅の中でも更に弾丸であった。何を言っているのか。

先に言っておくと、片道の移動時間が6時間。往復で12時間。実際に現地での行動時間は3時間しかなかった。

ずっと行きたいと憧れていた場所ではあった。しかし、いざ行くとなると覚悟と時間がいる場所である。

何回も京都を訪れてはいるが、どこかとセットで行ける距離ではないし、この為に1日を使うことになる。

一生の内に一回は行かなくてはならない場所。それが今日だったんだ。

年度初めの激務を終え、倒れそうになりながら、飲みに行き、酒のせいか、時間のせいか、睡眠不足バリバリの状態で家を出る。ここまで何にも準備をしない弾丸旅は久しぶりかも。

とは言え、もう8回目である。いつもの時間のいつもの新幹線なので、無意識でも無事に着くレベルまでになっていて、東京駅の新幹線に何の新鮮さも持ち合わせなくなってしまった。

てかマジで月一で京都行ってるからね。


どんどん記録を更新している。今回はうなぎの山椒まぶしおにぎりを追加した。牛タン弁当を買うのはもはや儀式である。

で、今回は品川に着く前に完食した。てか今回は出発まえに食べ終えそうだった笑

京都駅までは比較的寝れた。
こっから更に特急列車に2時間も揺られるとはこの時はまだ想像していなかった。

新幹線を降り、京都駅のホームに降り立った瞬間に今回の旅は全て変わった。

快晴すぎる。

真っ青で雲ひとつない空、煌びやかな太陽。そんな空が目に入ってきたら、俺の中で一つの考えが頭に浮かんだ。

今日、この天気で天橋立見たら、めっちゃ綺麗なんじゃね?

そう、今回はノリと勢いだけで天橋立まで弾丸で行ったのである。京都駅に着いてから天橋立に行くことが決まった。

新幹線のホームから降りた人でごった返しているトイレの前で大急ぎで天橋立への行き方を調べる。現在時刻は9時40分。

Google先生によると、10時30分の特急橋立というのに乗れば2時間で行くことができる。てかそもそも連休だし、今からこの特急取れるのか?

窓口には長蛇の列ができていたが、時間ギリギリでチケットを取ることができた。ナイス!往復の切符も買い、更に発車ホームまで聞いて抜かりは無い。

特急橋立号。なんか色がめっちゃカッコイイ!

ここからはひたすら2時間また移動。ついさっき2時間かけて東京から京都まで来たが、それと全く同じ時間移動だ。この移動しまくる感じ、何か海外旅行を思い出す。

微睡みながら、天橋立の回りかたを調べる。急遽決まったもんでね。

1時前に天橋立駅に到着。
遠かった…

てか、これを書いてるのは帰りの新幹線の中なんだけど、新幹線がそろそろ到着しそうなので、第1回はここまでにしようかな笑

続く


弾丸旅 第7弾 京都再び 3 15年ぶりの銀閣寺

2024-04-01 20:58:00 | 
この日記のラスト。

この弾丸旅最後を締め括るのは、15年前に行った場所。

そして残念な思いをした場所である。

慈照寺。

そう、銀閣寺である。

そして銀閣寺は15年前、大規模な改修工事のため、銀閣観音殿が全て覆われていたのである。

勿論銀閣寺は庭園や景色を見るものだ、銀閣が見れずともここの価値が失われることはないんだと自分に言い聞かせながら回ったが、やはりせっかく来たのだったら完全な状態で訪れたかったのが正直なところだった。

それから京都は何度か訪れたが、実に15年ぶりのリベンジとなる。意外と遠くて、時間がかかる故、後回しにしてしまっていた。

とは言え、今回もそんな時間がない。2時半を過ぎている。バスで向かうのだが、到着は4時位になるだろう。1時間くらいは時間はとれるが、シティの混雑ぶりは凄い。渋滞も予想される。

西明寺から高雄のバス停は近かった。5分くらいで到着。

バスを待つ。待つ。
待つが、来ない。20分を到着予定時刻を過ぎるとだいぶ不安になってくる。

JR西日本バスで大将軍という凄い名前のバス停まで。ここまでは比較的スムーズだったのだが、北野中学校前からのバスがめっちゃ混んで、結局銀閣寺道に着いたのは4時半。遠かった…

哲学の道は早歩き笑
哲学的なことを考える間もなく歩いてしまった。

参道の売店を見てまわりたかったが、そんな時間もなく、急足で突入。

この道めっちゃ覚えている。そう言えば15年前だけでなく中学校の修学旅行でも来たな。で、この道覚えている。

門、着。
先に御朱印を頂くシステム。書き置きの御朱印をゲット。世界遺産登録の寺社で御朱印を頂いていないのは、上賀茂神社、下鴨神社、西芳寺、醍醐寺、西本願寺、延暦寺。なかなかに進んでいる。












曇り出したが、慈照寺の庭園は美しい。15年前の記憶を重ねだす。庭園には人が溢れており、なかなか進まなかったのも思い出した。


さよなら、銀閣!

帰りの交通は大変だった。
新幹線が6時45分。まぁ、最低でも20分前には京都駅に着いていたい。

新福菜館でラーメンという計画もあるが、時間的には厳しそう。

銀閣寺前から京都駅まで一本のバス停でバスを待つが、一向に来ない。遅れているらしい。

20分以上遅れて到着。5時15分くらい。バスに乗り続けて京都駅に行くなら1時間弱。ギリだ。

バスは満員。しかも渋滞。

途中の地下鉄駅で運転手から京都駅までの道は地下鉄を勧められる。地下鉄の切符も渡された。急遽、地下鉄。烏丸御池から京都駅。

京都駅には6時過ぎについた。さて、らーめんは…

並んでいる。この段階で諦めるしかなかった。てか時間的には新幹線で食べる軽食を買ったりしていたらちょうど良い時間であった。

月一京都の弾丸旅、今回もとても充実した時間を過ごすことができた。特に栂尾山を回れたのが個人的にはデカい。あの三つの寺、土曜の昼だというのに、静かで時間を贅沢に使うことができた。

また行く。

次はいよいよ延暦寺辺りを攻めてみようか。バスだと何気に1時間で着いてしまうんだな。

もしくは京都の最北、天橋立を攻める。これもありだな。

15年前のエモ旅の続きもありだ。
どんだけ京都にハマっているのだろうか。

次の京都を楽しみにしている。

弾丸旅 第7弾 京都再び 2 神護寺と西明寺

2024-03-30 20:43:00 | 
続き。

高山寺の雰囲気にやられた俺たちは京都に戻らずに、このまま山歩きをしてみようと決めた。

栂尾のバス停でバスを待つ。そしてたった二つのバス停で降りる。歩けない距離ではなかったんだが、歩道がなくて危ないのよ。

高雄のバス停で降りる。

バス停近くにあった茶屋の窓も鳥獣戯画。

実は行きにこの高雄のバス停でも何人か降りていて、何があるのだろうと思っていた。調べると歩いて10分ほどで神護寺というお寺に行く事ができる。

山の奥だ。高山寺のような空気を味わえるかもしれない。急な計画変更が最早期待に変わっている。

行くのは楽な道ではなかった。ひたすらに階段を登り続けていた気がする。



途中。雰囲気ありすぎだろ。
この辺りは小さめだがホテルもあった。京都に来てここ高雄山のホテルとるとか激シブだろ。玄人過ぎだろ。


途中の茶店もいい感じの雰囲気。
後日談だが、ここで昼食をとることになる。


到着!意外と長かったけど達成感はある。

そして何より…


人がいない!




この貸切状態。そしてこの静寂感。
こんな立派なお寺なのにこの雰囲気で回れるの最高かよ。


階段を一歩一歩登るにつれて金堂が顕になっていくのが感動する。
中にあった像の一つがうちで飼っているねこにそっくりであった。罰当たりですかね…

千手観音像には圧倒された。

御朱印を預けて参拝するのだが、御朱印の受け付ける時に置いてある御朱印帳のデザインが面白くて、この御朱印帳面白いね、とか言っていたら、売り物ではなく他の参拝者のものだったり。


御朱印を頂いて金堂を後にすると、この景色! 

神護寺を後にするあたりから猛烈に腹が減ってきて、もう途中にあった茶屋で昼食を食べることに。


このレトロ感、堪らん…

どうしても蕎麦が食べたくなってしまったんだが、せっかく京都に来たのだし、と言う感情の2つを上手く調和させてくれたにしんそばをチョイス。

注文すると、』どこでも好きなところに座ってて〰︎』

いい感じ。


謎の可愛過ぎる石。



神護寺から西明寺までも徒歩10分ほどで行ける。ここまで来たら3つとも制覇したい。

川べりまで降りてきたら、西明寺は意外と近かった。


西明寺到着。



拝観料を払って中へ。

神護寺よりは人が多かったが、それでも俺らの他に三、四人といったところ。静寂感は健在である。

御朱印をいただく時に住所の方が、外国人の人に英語で御朱印の説明をしていた。外国人にとっても御朱印集めるの楽しいと思うなぁ。それがどんどん広まってほしい。
通訳してヘルプしようかと思ったが、野暮なのでやめた。

最後に鐘楼。
1音につき100円。
奥さんと200円払ってお互いに鳴らすことに。しかし、奥さんが失敗して勢いをつけようとしたところで微かに金に槌が当たってしまい、ぶぉん、と何とも言えないしょぼい音を出してしまったのである。しかし、そんなぶぉんという何とも言えない音でも『1音』である。

次は俺の番、先に見た失敗を踏まえ、ギリギリまで鐘に槌を近づけて勢いをつける。

最高の一打となった。


せっかく栂尾まで来たのだからと回った高山寺→神護寺→西明寺のコース。
めっちゃよかった。何より気持ちが良かった。加えて高山寺以外は予定していなかったので、未知のコースを歩く楽しさも十分に味わう事ができた。

時間は2時半過ぎ。
こっからシティに戻るにはまた1時間かかる。養源院にも行きたかったのだが、拝観時間は3時まで。どうやっても間に合わない。

決めた。新幹線の時間を考えてもどうせあと一つしか行けないであろう。

決めた場所。
15年前に訪れて物凄く残念な思いをした場所にリベンジすることにしたのである。

続く