3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

どうかKappaと発音してください

2008-11-03 23:32:52 | 
今日は何の日。
文化の日。

という事で、何か文化っぽい事をしたくなったわけじゃないけど、
文化的なことをしてみた。

ああ、よく間違えられるんですけど、
俺は決して厭世主義者ではないので。
むしろ逆で夢と希望に満ち溢れていると思いますよ。

何したのかというと、
ただ、小説を買って読んだんですけど。

芥川龍之介の。

俺が今まで、読んだ事あるのは、
『蜘蛛の糸』と
『羅生門』だけだった。

『蜘蛛の糸』は多分幼稚園くらいの時。
なんか絵本みたいな感じだった記憶がある。

『羅生門』は中学の時の国語の授業で。

興味は余りなかったんだが、
まあ、とあるきっかけで読んでみる事になったんですけど。

まだ、全編読んでなくて、
読んだのは『河童』ってやつだけ。

どうですか、このなめたタイトル。
『河童』ですよ。
しかもご丁寧に“どうかKappaと発音してください”
と書いてあるし。

どうかと嘆願されずともKappaと発音する気満々だ。

で、感想を書くと…

一言で書くと、

サイコ。

恐いくらい気が違ってます。

まあ、とても面白かったんで、
なんでもっと俺は早く彼の作品に出会ってなかったんだろうと
後悔もしましたけど。

なんつうか、
かの有名なキチガ×小説、
夢野久作の『ドグラ・マグラ』を彷彿とさせる精神異常っぷり。

彼が
「唯ぼんやりとした不安」に駆られて
自殺する直前に書かれた物だからってのもあるでしょうけど。

ここまで、キテるとは思わなかったよ。

後味は悪いです。

芥川の河童は日本の文学界でも有名な作品である。
おそらく多くの人はこの作品が
“名作”として扱われるなら、
文学界のセンスを疑うのではないか。

全くもってお勧めはしません。
俺は大好きだけど。あああいうの。
夜にも奇妙な物語になりそうなオチもまたよし。

もっと寺山修司が好きそうな
アンダーグラウンドなにほいがぷんぷんする作品だと思いました。


話は変わって、質問。

ミクシーのコメントに返事をする時あるじゃないですか。

あれってまとめて返すのは失礼なんでしょうか。

よく、一人一人に対して、一回のコメントで返信してる人を見るので。

てか、アレすげえめんどくさいよね。
俺にはあんなめんどくさい事出来ないと思いますけど。

ちょっと気になったんでね。