生物進化を研究して良く分かるのは事実究明が進化(発展)の駆動力になっている事だ。日本社会は綺麗事以外を受け入れ難いが、何をどう重ねても嘘が入っていれば、いつか、必ず崩れる。日本を泥沼に落としている嘘がどこから始まったのだろうか?
戦争という極限状態の分析では人間の本質、社会の隠された事実が把握される。日本人や日本社会を知る上でこの上ないデータが提供される。その意味でも、日本の命綱である日米関係に大きな影響力及ぼしてきた真珠湾攻撃(アメリカの不信は消えていない)、その後の戦争の検証は重要である。
当時の課題が解決できていないので、現在も同じ状況が、ただ環境、条件、形が変わって続いていると思えるのである。
ご存知のように先の大戦は公式に検証されていない。既に、この欠如が深刻な影響となって表れている。例えばそれは、確実に、何の違和感も無く、整然と沈みゆく日本の現状である。
ドマクロで言えば、「先の大戦は自ら仕掛け、その上で壊滅的打撃を受けたのだから過ちが無かったとの論理はあり得ない」。まずは具体的に事実をもって分析・評価する試みが求められる。
◆無責任な官僚体制の原点:
昭和軍人は官僚となった。官僚組織は江戸時代までの武士制度を真似た制度だった。日本の軍隊はロシアを破った頃は強かった。ところが、先の大戦での戦い方を見ると、現在の官僚のような無能さ(優れた知識はあるが、実際的な解決力が無く、結果を出せない)が見られる。
明治の軍隊が強かった大きな原因に、武士がリーダーだった事を指摘したい。武士は生まれた時から、戦う精神と技術、知識を養っている。とりわけ幼いころから「切腹」を①責任の取り方として、あるいは②主君の身代わり方法として、身に着け高度な精神力を持ち合わせていた。
武士は戦い方を常に描いており、リーダーシップを発揮し、時には捨て身で僅かな可能性を実現できた。従って、いずれの武士も世界の名だたる軍事リーダーと比較して全く遜色無かったのである。しかし、明治以降、武士が没落、軍事指導者は単なる知識を詰め込んだ優等生に代わって行った。
明治頃の軍隊では圧倒的に指揮官が優れていた。先の大戦では、下士官以下(実践で鍛えられた)は世界最強であったが、指揮官が知識のない展開に対応できなかった。国の存亡がかかっているにも拘らず、知識に頼り(的確な指揮不能)、自分の命、メンツ、志向(趣味など)を重視した。
上層部は沖縄戦になるまでに、失敗の責任と無能さを認め天皇(責任の盾として利用)に謝罪した上で、腹を切るべきだった。アメリカ軍が都度、反省したのに比べ、日本軍は最後まで過ちを認めなかった。みっともなくも連合軍の裁判で戦犯として裁かれ吊るされることになった。
陸士や海軍兵学校が知識偏重だった事は大きく影響した。先の大戦では、授業で習ったような戦闘場面は無かった(失敗の本質)。要は考える力に乏しく状況に応じた戦略が立てられない。現在も官僚は難しい事、新しいことを「先送り」、「棚上げ」、「封印」する。これは逃避であり、仕事ではない。
≪生物は実績を評価し、優れた内容だけを採用して気の遠くなるような進化を短期間で成し遂げた。抽象論でも、可能性でもない。完全な実践評価方式である≫
科学軽視や論理的な分析欠如がひどかった。山本五十六は水を石油に変えるという嘘話に引っ掛かっている。今後の日本のリーダーに物理(化学)を必修にするよう提案する。大臣、官僚、司法試験、経営者は物理を学ぶべし。観察に基づき、確たるデータや分析で評価しなければならない。
人命を軽んじ消耗品として扱った事は致命的だった。戦力が急激に低下した。例えば、ゼロ戦では背板の鉄板を省いたことで、簡単に撃ち落され多くの優秀なパイロットを失っている。兵士や国民の命が失われることを意に介さず、壊滅的な方向に突っ走り、誰も止められなかった。
◎山本五十六は日本史上最高の大嘘付き:ミッドウェイで大敗を喫したにも拘らず、大勝利と嘘を報告。海軍が指揮権を持つようになり、その後の戦いを決定的な敗北に導いた。その後も嘘隠しの嘘が連発され最後まで隠し通した(大本営発表)。石川五右衛門よりひどいね。
例えば、本部や陸軍を騙してガダルカナル奪回のため陸させ(ミッドウェイ大敗を隠すため)、補給(武器、弾薬、食料)が無いまま戦わせ、2万人が無駄に亡くなった。
恐らく、山本五十六がミッドウェイ大敗を正直に報告し、腹を切ったら、急速に収束の方向へ向かっただろうと考える。山本五十六が全部の罪を負う(日本社会の常として誰かに責任を負わせたい)形で落着する。
◆アメリカの世論に訴えるべき大使館の役割:
真珠湾攻撃の前夜、アメリカの日本大使館ではパーティーが遅かったため日本からのモールス信号解読に時間がかかり、時間遅れの宣戦布告文章を渡した?・・との言い訳ばかり繰り返されている。然し、「何で緊急時にパーティー?」から始まり疑問だらけ。
宣戦布告の遅れは、何度も書いたように大使館にいた官僚の作文と見る。日曜日朝の攻撃を含め、攻撃前に宣戦布告したら不利と判断したのだろう。実は、アメリカ側も過去分析から、日本の騙し討ちが有るだろうと予想していたようだ。
当時、日本は石油や鉄材などの資源をアメリカに頼っていたのだから、日本大使館は輸出禁止による窮状をアメリカに理解させなければならない。大切なのは大統領をはじめ政治家を選出したアメリカ国民の理解を得ることだ。しかもアメリカ国民は戦争を避けたかった。
新聞やラジオに意見広告を出し、日本国民や産業の悲惨な窮状を伝えればよかった。幅広い市民と対話し、理解を得る運動を積極的に展開すべきだった。大使館はその運動のセンター、前線基地としてフル回転させるべきところ。分かってくれるアメリカ市民はいたはずだ。
アメリカ国民の理解の輪を広げることが、大使館の最重要テーマでなくてはならない。そのため、職員や現地の日本人や様々なボランティアを含め総動員で活動の最中であるべき時に、訳の分からんパーティー??信じがたい。
理解者の増加は戦争回避の力になる。「日本はアメリカからの輸出禁止で破綻目前です。窮鼠猫を噛むとの諺も有りますよ。日本国民は決して戦争を望んでいない」。戦争の前に日本の窮状を伝える運動でアメリカのマスコミや世論と戦うべきだった。
仮に、ミスで宣戦布告が遅れた場合でも、ネズミの諺を普及させておけば、戦争について警告し続けたとの事実は残る。
◆戦争の選択:
僕はすべての戦争を否定するものではなく、自衛のため必要な場合もある。何度も書いたが、空母を含まないポンコツ戦艦をいくら沈めたところで、意味が無かった。真珠湾攻撃は日本壊滅への合図となった打ち上げ花火だった。一方で、「日本に攻撃を仕掛けさせたアメリカ」は核超大国への道を開けた。
真珠湾攻撃を発案したのは山本五十六だった。この情報はアメリカ側に漏れていた。おまけに、山本の指示を受け、鹿児島湾をはじめ数か所で真珠湾攻撃の訓練を重ねていたから、当時、「うようよいたであろうスパイ」が発見しないはずが無い。アメリカ大使グルーは真珠湾攻撃が有ることを本国に報告している。
山本五十六は最もアメリカの力を知っていた一人で(当時GNPの差は12.7倍)、山本にアメリカと戦う選択肢はあり得なかった。山本は巨艦趣味で傷つけず温存したかったのでは。真珠湾攻撃では瀬戸内海、ミッドウェイでは500キロ以上離れた海域にて、冷房の効いた指揮艦で将棋やカード、楽団付きの昼食を楽しんだ。
◎山本五十六は軍事リーダーには適さなかった:真珠湾攻撃時に瀬戸内海(戦艦長門:恐らく失敗して自分に危険が及ぶのを恐れた)、ミッドウェイ攻撃時に540キロも離れた旗艦大和で将棋を打っていた事実だけでアウト。ズル手を使い、ジャブをかまして一目散に逃げ帰ろうとする。こんな腰の引け過ぎた姿勢で強敵には勝てない。
大変な秀才ではあったが喧嘩の経験が無いと思う。エリート将校全般に言えそうだが。欧米のリーダーは例外無く喧嘩に強い(弱い奴は脱落する)。女性でさえ事有ればファイティングポーズをとる。喧嘩が弱いのを軍のリーダーに選ぶのは100%間違い。
ガダルカナル戦ではトラック島で鳴りを潜めていたが、この時、愛人の河合千代子を呼び寄せようとしたらしい。公私混同の贅沢癖や自分愛は、先頃辞任した舛添東京都知事を連想させる。
◆ハワイに上陸し管理下に置くべきだった:
戦争は避けられたはずが、不可避であれば、陸軍の協力を得て、ハワイを占拠し日本軍基地として利用すべきだった。航空機の攻撃に加え戦艦ヤマト(役立たずで沈んだ)などを配し、艦砲射撃を加えれば簡単に降伏させられただろう。
フィリピンのマッカーサーでさえ撤退させている。実はハワイにはアメリカの太平洋艦隊の半年分ぐらいの石油備蓄が有ったらしい。この石油で日本軍は遥かに有利な展開が可能になる。情報も入るし、アメリカの優れた技術を吸収できた。
まあ、大勢のアメリカ軍やアメリカ市民を管理下に置くわけだから(フィリピンとは異なり)、悪くはならんのじゃない?そこで、改めてアメリカと協議する。かなり情勢は有利。最悪の場合は、ハワイを拠点にアメリカ本土を爆撃する。
◆現代社会の無責任性:
失敗時におけるアメリカやドイツの責任追及はかなり厳しかったらしい。ハワイの司令長官キンメルは解任され降格となった(しかし、日本軍が騙し討ちで攻めてくることは上層部が把握していた)。大失敗の山本五十六は嘘を隠し通し、日本を壊滅状態に導くが、連合艦隊司令長官に留まり続けた。
東京電力の福島発電所でメルトダウンに至りながら、歴代の社長が責任を取らないなんてのは、先の大戦の戦犯同様大変無責任な話。JRでも大量死亡事故があったね。こんな状況を放置したら日本は絶対に発展しない。直ちに法律改正し少なくとも終身刑を含む罰を用意すべきだろう。
◎◎文献:
日本軍を賛美する偏った書籍ばかりと思ったが、結構事実に基づいて記載している。
ケントは日本へのサービス精神いっぱい。
①まだGHQの洗脳に縛られている日本人、ケント・ギルバート
②世界最強だった日本陸軍、福井雄三
③ゼロ戦と日本刀、渡辺正一&百田尚樹
④ドキュメント太平洋戦争への道、半藤一利
戦争という極限状態の分析では人間の本質、社会の隠された事実が把握される。日本人や日本社会を知る上でこの上ないデータが提供される。その意味でも、日本の命綱である日米関係に大きな影響力及ぼしてきた真珠湾攻撃(アメリカの不信は消えていない)、その後の戦争の検証は重要である。
当時の課題が解決できていないので、現在も同じ状況が、ただ環境、条件、形が変わって続いていると思えるのである。
ご存知のように先の大戦は公式に検証されていない。既に、この欠如が深刻な影響となって表れている。例えばそれは、確実に、何の違和感も無く、整然と沈みゆく日本の現状である。
ドマクロで言えば、「先の大戦は自ら仕掛け、その上で壊滅的打撃を受けたのだから過ちが無かったとの論理はあり得ない」。まずは具体的に事実をもって分析・評価する試みが求められる。
◆無責任な官僚体制の原点:
昭和軍人は官僚となった。官僚組織は江戸時代までの武士制度を真似た制度だった。日本の軍隊はロシアを破った頃は強かった。ところが、先の大戦での戦い方を見ると、現在の官僚のような無能さ(優れた知識はあるが、実際的な解決力が無く、結果を出せない)が見られる。
明治の軍隊が強かった大きな原因に、武士がリーダーだった事を指摘したい。武士は生まれた時から、戦う精神と技術、知識を養っている。とりわけ幼いころから「切腹」を①責任の取り方として、あるいは②主君の身代わり方法として、身に着け高度な精神力を持ち合わせていた。
武士は戦い方を常に描いており、リーダーシップを発揮し、時には捨て身で僅かな可能性を実現できた。従って、いずれの武士も世界の名だたる軍事リーダーと比較して全く遜色無かったのである。しかし、明治以降、武士が没落、軍事指導者は単なる知識を詰め込んだ優等生に代わって行った。
明治頃の軍隊では圧倒的に指揮官が優れていた。先の大戦では、下士官以下(実践で鍛えられた)は世界最強であったが、指揮官が知識のない展開に対応できなかった。国の存亡がかかっているにも拘らず、知識に頼り(的確な指揮不能)、自分の命、メンツ、志向(趣味など)を重視した。
上層部は沖縄戦になるまでに、失敗の責任と無能さを認め天皇(責任の盾として利用)に謝罪した上で、腹を切るべきだった。アメリカ軍が都度、反省したのに比べ、日本軍は最後まで過ちを認めなかった。みっともなくも連合軍の裁判で戦犯として裁かれ吊るされることになった。
陸士や海軍兵学校が知識偏重だった事は大きく影響した。先の大戦では、授業で習ったような戦闘場面は無かった(失敗の本質)。要は考える力に乏しく状況に応じた戦略が立てられない。現在も官僚は難しい事、新しいことを「先送り」、「棚上げ」、「封印」する。これは逃避であり、仕事ではない。
≪生物は実績を評価し、優れた内容だけを採用して気の遠くなるような進化を短期間で成し遂げた。抽象論でも、可能性でもない。完全な実践評価方式である≫
科学軽視や論理的な分析欠如がひどかった。山本五十六は水を石油に変えるという嘘話に引っ掛かっている。今後の日本のリーダーに物理(化学)を必修にするよう提案する。大臣、官僚、司法試験、経営者は物理を学ぶべし。観察に基づき、確たるデータや分析で評価しなければならない。
人命を軽んじ消耗品として扱った事は致命的だった。戦力が急激に低下した。例えば、ゼロ戦では背板の鉄板を省いたことで、簡単に撃ち落され多くの優秀なパイロットを失っている。兵士や国民の命が失われることを意に介さず、壊滅的な方向に突っ走り、誰も止められなかった。
◎山本五十六は日本史上最高の大嘘付き:ミッドウェイで大敗を喫したにも拘らず、大勝利と嘘を報告。海軍が指揮権を持つようになり、その後の戦いを決定的な敗北に導いた。その後も嘘隠しの嘘が連発され最後まで隠し通した(大本営発表)。石川五右衛門よりひどいね。
例えば、本部や陸軍を騙してガダルカナル奪回のため陸させ(ミッドウェイ大敗を隠すため)、補給(武器、弾薬、食料)が無いまま戦わせ、2万人が無駄に亡くなった。
恐らく、山本五十六がミッドウェイ大敗を正直に報告し、腹を切ったら、急速に収束の方向へ向かっただろうと考える。山本五十六が全部の罪を負う(日本社会の常として誰かに責任を負わせたい)形で落着する。
◆アメリカの世論に訴えるべき大使館の役割:
真珠湾攻撃の前夜、アメリカの日本大使館ではパーティーが遅かったため日本からのモールス信号解読に時間がかかり、時間遅れの宣戦布告文章を渡した?・・との言い訳ばかり繰り返されている。然し、「何で緊急時にパーティー?」から始まり疑問だらけ。
宣戦布告の遅れは、何度も書いたように大使館にいた官僚の作文と見る。日曜日朝の攻撃を含め、攻撃前に宣戦布告したら不利と判断したのだろう。実は、アメリカ側も過去分析から、日本の騙し討ちが有るだろうと予想していたようだ。
当時、日本は石油や鉄材などの資源をアメリカに頼っていたのだから、日本大使館は輸出禁止による窮状をアメリカに理解させなければならない。大切なのは大統領をはじめ政治家を選出したアメリカ国民の理解を得ることだ。しかもアメリカ国民は戦争を避けたかった。
新聞やラジオに意見広告を出し、日本国民や産業の悲惨な窮状を伝えればよかった。幅広い市民と対話し、理解を得る運動を積極的に展開すべきだった。大使館はその運動のセンター、前線基地としてフル回転させるべきところ。分かってくれるアメリカ市民はいたはずだ。
アメリカ国民の理解の輪を広げることが、大使館の最重要テーマでなくてはならない。そのため、職員や現地の日本人や様々なボランティアを含め総動員で活動の最中であるべき時に、訳の分からんパーティー??信じがたい。
理解者の増加は戦争回避の力になる。「日本はアメリカからの輸出禁止で破綻目前です。窮鼠猫を噛むとの諺も有りますよ。日本国民は決して戦争を望んでいない」。戦争の前に日本の窮状を伝える運動でアメリカのマスコミや世論と戦うべきだった。
仮に、ミスで宣戦布告が遅れた場合でも、ネズミの諺を普及させておけば、戦争について警告し続けたとの事実は残る。
◆戦争の選択:
僕はすべての戦争を否定するものではなく、自衛のため必要な場合もある。何度も書いたが、空母を含まないポンコツ戦艦をいくら沈めたところで、意味が無かった。真珠湾攻撃は日本壊滅への合図となった打ち上げ花火だった。一方で、「日本に攻撃を仕掛けさせたアメリカ」は核超大国への道を開けた。
真珠湾攻撃を発案したのは山本五十六だった。この情報はアメリカ側に漏れていた。おまけに、山本の指示を受け、鹿児島湾をはじめ数か所で真珠湾攻撃の訓練を重ねていたから、当時、「うようよいたであろうスパイ」が発見しないはずが無い。アメリカ大使グルーは真珠湾攻撃が有ることを本国に報告している。
山本五十六は最もアメリカの力を知っていた一人で(当時GNPの差は12.7倍)、山本にアメリカと戦う選択肢はあり得なかった。山本は巨艦趣味で傷つけず温存したかったのでは。真珠湾攻撃では瀬戸内海、ミッドウェイでは500キロ以上離れた海域にて、冷房の効いた指揮艦で将棋やカード、楽団付きの昼食を楽しんだ。
◎山本五十六は軍事リーダーには適さなかった:真珠湾攻撃時に瀬戸内海(戦艦長門:恐らく失敗して自分に危険が及ぶのを恐れた)、ミッドウェイ攻撃時に540キロも離れた旗艦大和で将棋を打っていた事実だけでアウト。ズル手を使い、ジャブをかまして一目散に逃げ帰ろうとする。こんな腰の引け過ぎた姿勢で強敵には勝てない。
大変な秀才ではあったが喧嘩の経験が無いと思う。エリート将校全般に言えそうだが。欧米のリーダーは例外無く喧嘩に強い(弱い奴は脱落する)。女性でさえ事有ればファイティングポーズをとる。喧嘩が弱いのを軍のリーダーに選ぶのは100%間違い。
ガダルカナル戦ではトラック島で鳴りを潜めていたが、この時、愛人の河合千代子を呼び寄せようとしたらしい。公私混同の贅沢癖や自分愛は、先頃辞任した舛添東京都知事を連想させる。
◆ハワイに上陸し管理下に置くべきだった:
戦争は避けられたはずが、不可避であれば、陸軍の協力を得て、ハワイを占拠し日本軍基地として利用すべきだった。航空機の攻撃に加え戦艦ヤマト(役立たずで沈んだ)などを配し、艦砲射撃を加えれば簡単に降伏させられただろう。
フィリピンのマッカーサーでさえ撤退させている。実はハワイにはアメリカの太平洋艦隊の半年分ぐらいの石油備蓄が有ったらしい。この石油で日本軍は遥かに有利な展開が可能になる。情報も入るし、アメリカの優れた技術を吸収できた。
まあ、大勢のアメリカ軍やアメリカ市民を管理下に置くわけだから(フィリピンとは異なり)、悪くはならんのじゃない?そこで、改めてアメリカと協議する。かなり情勢は有利。最悪の場合は、ハワイを拠点にアメリカ本土を爆撃する。
◆現代社会の無責任性:
失敗時におけるアメリカやドイツの責任追及はかなり厳しかったらしい。ハワイの司令長官キンメルは解任され降格となった(しかし、日本軍が騙し討ちで攻めてくることは上層部が把握していた)。大失敗の山本五十六は嘘を隠し通し、日本を壊滅状態に導くが、連合艦隊司令長官に留まり続けた。
東京電力の福島発電所でメルトダウンに至りながら、歴代の社長が責任を取らないなんてのは、先の大戦の戦犯同様大変無責任な話。JRでも大量死亡事故があったね。こんな状況を放置したら日本は絶対に発展しない。直ちに法律改正し少なくとも終身刑を含む罰を用意すべきだろう。
◎◎文献:
日本軍を賛美する偏った書籍ばかりと思ったが、結構事実に基づいて記載している。
ケントは日本へのサービス精神いっぱい。
①まだGHQの洗脳に縛られている日本人、ケント・ギルバート
②世界最強だった日本陸軍、福井雄三
③ゼロ戦と日本刀、渡辺正一&百田尚樹
④ドキュメント太平洋戦争への道、半藤一利