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巨人軍 ナベツネ×清武の騒動は子供の喧嘩

2011年11月21日 12時47分46秒 | 社会・経済

 清武英利読売巨人軍球団代表が11月11日、文部科学省で緊急会見し、ナベツネ(愛称:渡邉恒雄読売巨人軍球団会長)が、清武氏の球団人事を承認した後、頭越しに覆したとして告発。

 文書などの応酬があり、同月18日球団が清武氏を解任したという。部外者には何が起きたのかわかりにくいが、巨人関係者のダメージは大きい。

 ナベツネは会長ながら代表権の無い取締役。しかし、読売新聞グループの代表取締役会長であり、清武氏は子会社の専務(?)。会社法では勝負にならない。どうも、ナベツネは現場の巨人軍人事に直接口ばしを入れては失敗すると社長を首にするなどが恒常化していたようだ。

 普通この手の争いは、まず当事者同士の社内での争いとなり、調整者が入って解決を図るので表面化しにくい。事が大きくなると株主総会とか裁判で展開する。全株の51%を握れば、株主総会で議決権を得るし、34%以上あれば取締役を送り込める。そこまで行かなくても、株を持っていれば株主代表訴訟を起こせる。

 多分、読売新聞グループが巨人軍の株の大半を持っているので、いざとなれば読売新聞グループの意向が決定的となるのだが、清武氏の場合、全面的に不利とも言えない。読売のブランドの大きさを考えると発表自体が決定打の宝刀で、抜かないところに価値が有った。

 発表内容を見ると、清武氏は発表の前にナベツネと話し合っていない。これはちょっとおかしい。勇気をもって、法律違反が有るならきちんと伝えるべきだ。その前に、弁護士と相談し違法性と証拠を押さえておく必要がある。辞表も用意しておいた方が良いだろう。

 違法性の証拠をおさえ、辞表を懐に直談判に臨めば、大物ナベツネも突っぱねることはできない。お互い、世間に恥をさらし、マスコミの餌食となることも無い。ナベツネも反省を余儀なくされる。

 ナベツネ側も即解任が最善の手とは思えない。シミュレーションができていたのだろうか。清武氏は失うものが無くなり、オープンで戦えば、受けるダメージも計り知れない。誰かが使者に立って、よくよく説得すべきだった。感情とメンツの安直な衝突。

 11月24日に、清武氏は解任後の記者会見を行う予定で、ここまで来ると、爆弾内容をどんどん発表したらよい。どろどろの情報開示を期待する。巨大マスコミの体質改善のためでもある。トーンダウンすると逆にマスコミや世間の支持を失う。

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