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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

普天間基地問題の解決法

2011年11月07日 22時24分36秒 | 国際・政治

 鳩ぽっぽのおかげで、米軍基地・普天間問題は完全にデッドロックに乗り上げ、日米外交の最大の障害になってきた。のどに刺さった大きな棘だ。

 私は鳩山内閣ができた暮れの11月、行き詰まりを打開すべく、巨大な浮き基地(自走式)の構想を作り、鳩山首相に3つのルートで送った。鳩山事務所に電話もした。しかし、多分見向きもされなかった。

 この案をまともに検討し、アメリカにも提案していたら、事の成り行きはともかくとして、鳩ぽっぽが辞めることは無かった。その後、軍事評論家などから同じような案が出たものの私が数か月後にブログに発表した後のタイミングである。

 鳩ぽっぽは最も公務員改革に熱心だったのだから、少しでも実現し、道筋をつけて欲しかった。既得権集団である官僚組織は日本の発展にとって非常に大きな障害だ。

 日米の合意案は沖縄住民が受け入れないことから、解決が極めて難しい。不可能と言っても良い。それではいかに解決すべきなのか?実はアメリカもほぼ不可能なことは分かっている。しかし、日本政府が約束したのだから、あくまで実現を求める。ここが、なーなーでうやむやになる日本と世界との差だ。

 第一にやるべきは、沖縄に対策本部事務所を設け、民主党の議員団を沖縄にどんどん送り込み、住民や反対派を説得すること。不可能と考えずに、本気でとことんやる。支援策や経済復興策も単なるばらまきではなく、沖縄の住民が助かることを提案する。それが、アメリカに約束したことの責任だ。口先で出来もせんことを言うべきではないし、約束は守る。

 沖縄の人々の生の声を聞き、真面目に対応すべきだ。民主党は難しい課題に取り組まず、逃げ出す傾向が有る。これで、前進すれば日米にとって、とりわけ苦境に立たされている日本政府にとっては大変な救いになる。しかし、容易ではないことは確かだ。

 前進しなかった場合の落としどころは、例えば尖閣諸島での基地建設だ。魚釣島に空港を作る。中国や韓国がどう思おうが知った事ではない。地主には了解を求め、高めの賃料を払う。アメリカ兵のためにインフラも整備する。中国大陸とは330kmの距離だ。これで、日米同盟は更に強化され、アジアの軍事的バランスも保たれる。

 多分、オバマはTPPと抱き合わせの解決をほのめかしている可能性は高い。つまり、TPP交渉に参加するのなら、普天間の問題は強いプレッシャーをかけない。TPPは中国が貿易自由化の輪の中に日本と韓国を取り込み、アメリカを遠ざけようとする動きに対抗したものでもあるようだ。中国は神経をとがらせ、中国のニュースには盛んに日本のTPP反対派の動きなどが紹介されている。

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