宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

タイムマシンなんか有るわけがない

2011年11月13日 19時01分24秒 | 学問

 ニュートリノが光より速かったというニュースで、テレビ局が過去に遡るタイムマシンについて京都大学の学生に感想を求めていた。医学生などがタイムマシンの存在を前提として発言していたが、ま、日本の教育のお粗末さ、レベルの低さ、今の学生の安直さを示しているようでもある。

 まともな物理の教育を受けた学生なら、まず、アインシュタインの相対性理論をはじめ、従来の物理理論が崩壊した可能性を考えるべきだろう。アインシュタインは光より速いものは無いとしていたのだから。そうであるとしたら、従来の物理、とりわけ速度が速い領域の理論は全て疑って考えなければならない。

 私に言わせれば、時間は人間が発明した便利で都合の良い概念のひとつである。文学的な表現や日常の厳密性を問わない情報のやり取りでは問題無いものの、物理と言う厳密・厳格な世界では時間は存在しない。だから4次元の世界もタイムマシンも存在しない。

 アインシュタインは物体や現象の観察をその時点で最も速い電磁波(例えば光)で観察することを前提としていたから、当然、光より速いものは観察できず、光より速いものは無いとの数学理論を導くことになる。例えば、音波で物体や現象を知るコウモリにとって音波より速いものは観察できず、存在しないことになる。

 時間はバーチャルな世界では存在しえる。例えば、テープレコーダーでは記録させたテープの長さが時間だ。テープを反転させれば、過去に遡る。それは、テープレコーダーを聞いているあなたがいるからそれを確認できる。例えば、今から宇宙全体で時間が反転したとして、その宇宙の中にいるあなたは時間の逆転を観察できない。

 時間など存在しないから、無いものついては何とでもいえる。それはあたかも、地球に宇宙人が住んでいると言うのと同じだ。いないものについては何とでも言えるし、完全否定することは不可能に近い。それが現代物理学が演出するいかさまな世界だ。それを全員が無条件で信じるのは東大をはじめ日本の研究者ぐらいだろう。

 私が予言できるのは、例えば、ビッグバン理論は、早ければ10年以内にその破綻が証明される決定的な証拠が発表されるか、遅ければ100年ぐらいかかるか。1000年後には必ずビッグバン理論は崩壊している。ビッグバン理論の否定に繋がる証拠は、既に指摘してきたが、最近、にわかに増えつつある。