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 玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

レーザーカットの紙細工と象牙多層球

2021-12-19 | わたくしごと

クリスマスの街の風景(サンリオのレーザーカットの紙細工)
今年もいよいよクリスマスの週になりましたね。

妻がクリスマスの小さな飾りを買ってきた。
レーザーカットの紙細工です、楽しいね〜
細かいところまですごく良くできている、思わず見入ってしまう。
「凄く細かいね〜もしこの細工を人間がカッターナイフで切り抜いていたらだよ〜これはもう故宮博物院の象牙細工と並び称されることでしょう〜」
・・などと、てきとうなことを言いながら改めて中国の象牙細工を調べてみたら、これがも〜、もの凄いので驚きました!
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随分昔になりますが仕事で台湾に通っていた時期があり故宮博物院にも何度か行ったことがありました。
当時の故宮にはこのような象牙細工がゴロゴロと並んでいたので、だんだんと見慣れてしまい、ちゃんと鑑賞せずに作品が並ぶケースの前を足早に通過していました。(だって展示だけでもものすごい数だったから)
改めてじっくり見てみると気が遠くなるほど凄い細工に驚きました!
故宮で、もっとちゃんと鑑賞しておけばよかったナ・・・後の祭り。

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象牙多層球・天球 50層
「伊豆高原象牙と石の彫刻美術館」所蔵

(同美術館:象牙多層球の解説より)
この象牙多層球・天球は、その一つ一つの層が独立して回転する仕組みになっております。
しかも球自体は一切継ぎ目が無く、1本の象牙を外から彫刻して作られています。
この技術は宋代に考案されたと言われ、その後途絶えておりましたが、清の時代に復活いたしました。
(中略)制作期間は親子二代に渡ることすらあると言われます。多層は、その家系や世代を表し、層が多いほど吉祥で縁起がよいとされます。

凄いですね!
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話がクリスマスから離れてしまいました。
クリスマスのレーザーカットの紙細工ですが、
これも実物はこんなに小さいので驚きです。

これはこれで良くできています!紙だけど。
・・そもそも象牙多層球と比較するからいけないのですね。
・・550円(税込)で買った紙細工でも充分楽しめました。



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