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 玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

静岡・浜松公演「ありがとうございました」

2014-06-30 | ワヤン「ありがとうございました」

今回の2公演はこのメンバー。
後列左から ブログ係(か)+ ダラン(う)+ デザイン部長(は)
前列左から 太極拳担当(お)+ 超新人(きくち)+ グンデル部長(に)+ ただのノリちゃん(こ)
「静岡アトリエみるめ公演」開場5分前です。

土曜日静岡公演、日曜日浜松公演、無事終了いたしました。
沢山の方に来ていただきました。
沢山楽しんでいただきました。
と思っています。
そして沢山の方のお世話になりました。
本当にありがとうございました。

梅田一座

徳林寺公演3「ヤシ油の香り」

2014-04-30 | ワヤン「ありがとうございました」

「炎は生きている!」メラメラと形を変えながら燃え続けます。
「本火」を使用したワヤンは久しぶりです。
公演前日からどんな段取りだったかを思い出しながら試行錯誤が続きました。
その甲斐もあり、本番では写真のような「完璧なワヤンの火」を作る事が出来ました。
素晴しいネ!

 名古屋徳林寺でのワヤン公演は、当日の天気も良く、予定どおり屋外の会場で「本火」を使用した公演となりました。火には「ヤシ油」が使用されます。何故ヤシ油か?と言いますと、「インドネシアではそうしているから」「燃やした時の香りが良くインドネシアの感じが出るから」です。
 ヤシ油の難点は日本の環境では「固まっていて扱いにくい」ことです。融点(固体が融解し液体化する温度)が24.6度だそうです。だから日本ではたいてい固まっている、夏の暑いさかりでは日中は液体、でもワヤンが始まる夜更けになると湯煎をしないと扱えない、片付ける時も容器の底の方は固まっていたりします。日本でのワヤン上演の前後には大量のお湯作りが必要で手間がかかります。
 でもやはりヤシ油にこだわります。ダランをはじめメンバーのみなさんも、出来るだけインドネシアに近い「ヤシ油の香りが漂う空気感」でワヤンをやりたい訳ですね。
 でも、もし「天ぷら屋さん」とか「お蕎麦屋さん」でのワヤン上演の機会があれば、それは問題なく「菜種油」にちょいと「胡麻油」を加え、その「お店の香り」に合わせた油を使用したいと思っています。なにかお話がございましたら、ご遠慮なくご相談下さい。(か)


炎はメラメラと形を変えながら人形を映し出します。

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関連記事
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>バリ・ガムラングループ「サンディア・ムルティ」の公演情報
>「4/27徳林寺公演終了しました!」
>http://blogs.yahoo.co.jp/gamelan_batel
------
>ブログ「Pの世界」
>2014年04月29日> ワヤン上演>「ヤシ油」
>http://blog.goo.ne.jp/nangtalung

徳林寺公演2「ジャワマタネ」

2014-04-29 | ワヤン「ありがとうございました」

鬱蒼とした新緑に囲まれたとても気持ちの良い公演会場。
まだ明るい夕刻6時公演開始、ジャワのワヤンからの上演です。
ジャワガムランの迫力のある重低音と優雅な歌声が会場に響きます。素晴しいですね!
徳林寺公演の始まりです。

 ジャワのワヤンはダラン(人形遣い)側から観るのが普通です。名古屋徳林寺公演でも、ジャワの上演に際して観客のみなさんにその様子をご説明して、みなさんには演奏者側に移動していただき本場のワヤンの見方で楽しんでいただきました。広い会場で良かったですね。
 この後、時間とともにしだいにあたりも暗くなり、本火の明かりがだんだんと際立ってきました。ゆったりと時間が流れます、穏やかで気持ちの良い夕暮れです。あ~贅沢だな~。


観客のみなさんも、ジャワの空気の中、うっとりとご覧になっていました。


上演開始から45分後、本火の明かりがだんだんと際立ってきます。いい感じですね。
ここでダランの語り:「ヤット、影ガミエルヨウニナッテキタネ!」
会場のみなさんに受けてました。ハハ。

ジャワマタネ。(か)

徳林寺公演「ありがとうございました」

2014-04-28 | ワヤン「ありがとうございました」

ジャワの「ワヤン・クリッ」


バリの「ワヤン・クリッ」

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 昨夜、名古屋徳林寺でのワヤン公演無事終了しました。沢山の方に来ていただきました。寒い中、最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございました。帰り道はとても暗くなってしまいました、みなさん足元の悪い中、無事お帰りいただけたでしょうか?
 今回の公演は、日本では初めての試み、「ジャワ」と「バリ」の影絵人形芝居「ワヤン・クリッ」のコラボ公演でした。前半をジャワ、後半をバリ、そして最後の結婚式のシーンはジャワとバリとの共演。このシーンでは人形の動きも、音楽の構成も、なかなか楽しくコラボができた公演になったと思います。とても楽しい夜でした。でも少し寒かった。(か)


会場にはクリル(幕)が2台並べて置かれました。

名古屋公演4「椅子」

2014-03-15 | ワヤン「ありがとうございました」

とても座り心地の良い、三段階に座高の異なる会場用の椅子。
名古屋公演会場「5/Rホール&ギャラリー」

 この椅子。会場の空間にぴったりと合わせて作られたすぐれものです。(この会場のための特注なのかは未確認です?)。この椅子は座高が違うので前後三列に並べても、お客様は快適に上演を楽しむ事ができます。まるでウェグナーのような木地を活かしたディテールもとてもきれいな椅子でした。座高優先なのでデザイン的なプロポーションやバランスには無理がありますが、それでもとても良い椅子だと思いました。
 ワヤンの会場設営をしていていつも思うのですが、椅子を並べてみるとそこに「人」を感じます。これはあたりまえの感覚かな?ハハ。ワヤン上演のクリル(幕)や楽器の周囲に椅子を並べてみると、なんだか観客のみなさんに取り囲まれた様に感じることがあります。床に置かれた座布団でも、簡単な折りたたみ椅子でも「人」の存在はもちろん感じますが、やはり「きちんとデザインされた椅子」のほうが、自然としっかり「人」の存在を感じるものです。
 日常でも、良いデザインの椅子が置かれていると、そこに座っている人の「空気の殻」のようなものを感じて、少しドキッ!とする事があります。(か)


沢山の椅子に囲まれた会場風景。


既存の倉庫を改築した「5/Rホール&ギャラリー」
初期のコルビジェのような懐かしい雰囲気の建物で良かったナ。
ホールのインテリア・デザインも丁寧で良かったナ。
打ち上げ会場「幻の手羽先・世界のやまちゃん」へも徒歩30秒で行けて良かったナ。
(とにかく誉める!)


「ハイハイ!いそいで並んでくださいね!」
「あれ?そっちにもっと寄ったほうが良いかもね?」
 記念の一枚の直前の一枚。

名古屋公演3「アンニュイなひととき」

2014-03-13 | ワヤン「ありがとうございました」

アンニュイなひととき

 公演終了後、テキパキテキパキと会場を撤収、道具と楽器のトラックへの積み込みもドバドバと終了、トラック組が荷物を置きに行ってくれている間、と言いますか、正確には打ち上げ開始までの持て余した一時間ほど、近くの喫茶店に入ってケーキと紅茶で時を過ごしました。
 いつもはラワールにサンバルを垂らしたものをアラックのロックで喉に流し込んでいるような元気なメンバーのみなさん、ここでは何故かとても似合わないような品々を注文して「あら!このケーキお上品でおいしいことフフ」「ま~この紅茶の香りス・テ・キ」「ホント結構でございますわね~ホ・ホ・ホ」とか口々に言い合うのです。「アンニュイなひととき」が静かに流れます。みなさんの目もウツロ。なんなんだこのボ~っとした雰囲気は?「みんな大丈夫か?しっかりしろ!気を確かに持て!もうすぐ打ち上げだぞ!」
 アンニュイなひとときの後、この喫茶店から徒歩3分の予約済み打ち上げ会場「幻の手羽先・世界のやまちゃん」に向かいました。そして「幻の手羽先と飲み放題コース」がもたらす狂喜乱舞の大宴会がその後三時間にわたり繰り広げられ、危うく「アンニュイ」に陥っていたみなさんも、本来の「ざる」のような姿に戻ったのでした。メデタシメデタシ。
 ここで一句。「ワヤンには のみほうだいが よくにあう」(か)


乾杯!3分前!緊張の瞬間!とりあえず笑顔でごまかす。

乾杯!乾杯!

乾杯!乾杯!

とにかく!乾杯!

残念ながら「幻の手羽先」の写真はナイ!幻だから。
何故ならば、幻の手羽先が出て来た瞬間から、
私の両手は手羽先の油でベトベト、もうカメラが持てなくなりました。

名古屋公演2「新しい芸」

2014-03-11 | ワヤン「ありがとうございました」

「右手がこう。左手がこう。このようにした両手をね・・いいですか~?」
中央の怪しげな人物の、指の形と手の平の向きに注目!(顔はとくに見なくても良い。)


「ハイ!瞬時にこうする!・・これを出来るだけ早く繰り返す。さ~出来るかな~?ハハ」
右側の後ろ向きの男性の手元に注目!・・なにをどうすべきか?まったく理解できていない。
「カッチャン!ダイジョブか?それ違うだろ~ハハ」

 名古屋公演、開場から開演までの30分間、出演者はホール横の小さな控え室で待ちました。30分待つのは結構長いですね。
 東海道筋最強のバテルグループ「サンディア・ムルティ」のみなさんは、そんな時間も惜しんで「新しい芸」の稽古に余念がありません。さすがですね。上の写真の芸はアジアのどこか(聞いたけど忘れた)に伝わる「指人形の芸能」のための基本トレーニングだそうです。どうやら「サンディア・ムルティ」は、今度は「影絵人形芝居」ではなくて「指人形芝居」の上演を考えている様でした。本当にいつも向上心に溢れたみなさんです。ガンバレ~!・・カッチャンは基本トレーニングから。(か)

名古屋公演「ありがとうございました」

2014-03-10 | ワヤン「ありがとうございました」

公演終了後の和やかな時間、この時間がとても良いですね。
みなさん、人形や楽器の所にきて興味深くご覧になります、ワヤン公演独特の雰囲気です。

 土曜日、名古屋「5/Rホール&ギャラリー」でのワヤン公演も無事終了。沢山の方に来ていただきました。本当にありがとうございました。
 名古屋公演は日本有数のバテルグループ「サンディア・ムルティ」の(西の)地元での公演です。このホールでは一年ぶり、ワヤン公演にはぴったりの大きさ、とても素敵なホールです。先週の東京公演同様、梅田一座からはダラン(う)とクテンコンに (は)と(か)が参加。大迫力のワヤン・バテル公演が繰り広げられました。
 公演終了後、沢山のお客様から声をかけていただきました。「良かったよ」「面白かった」「迫力があって凄かった」「バリで何度かワヤンを見たけど、言葉が解らなかったので楽しさがわからなかったけど、今日は日本語だったので楽しく笑えて面白かった」、そして小さなお客様からは「じょうずだった~!」と、たくさんの感想をいただきました。ありがとうございました!


公演終了後のご挨拶「ありがとうございました。」礼!


「へ~こんななってるんだ」「おもしろいね~」


「へ~こうやって動かすんだ~おもしろい!」
お帰りになるときには「じょうずだった~!」と、お褒めの言葉をいただきました。ハハ。
(か)

絵本塾公演2「やい!弁当屋!」

2014-03-04 | ワヤン「ありがとうございました」

日本有数のバテルグループ「サンディア・ムルティ」の愉快な仲間たち。
長所「演奏が上手い!すごく上手い!」
短所「音がおおきい!すごく大きい!」
写真右下、カメラ目線無しで淡々と練習に励む日本有数のグンデルニスト「イッシー」名古屋在住。
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 絵本塾公演の日。サンディア・ムルティがお昼のお弁当の配達を手配しておいてくれたのですが、約束の配達時間になってもこのお弁当屋さんが来ないのです。困ったことに待てど暮らせど一向に来ない。・・みんなで待つ事45分。
 するとこのお弁当屋さんから電話が入りました、「あの~そこどこですか?・・どう行けばいいですか?・・道がわかりません・・ここはどこ?・・私はだれ?」。
 「おまえは弁当屋だ!・・やい!弁当屋!・・キミね~、配達時間を約束している訳だから、配達先までの道順と所用時間をちゃんと確認してから店を出ろよな!それが仕事だろう!」・・という訳で、遅れる事50分。やっと着きました。みなさんからさんざんに叱責を受け、でも集金だけはしっかりして逃げる様に帰っていった弁当屋。
 「やい!弁当屋!本番の日の時間割は大変なんだゾ!約束の時間は守れよナ!ワヤンやりながら弁当は食えないんだゾ!・・たぶん?」。そしてやっと届いた箱を開け、お弁当を取り出し食べる段になると、なんと!今度は箸が一膳足りないのです!
 「やい!弁当屋!バーロー!今度あったらただじゃすまね~ゾ!暗い夜道は気をつけて歩けよ!食い物の恨みは恐ろしんだゾ!」・・でも残念ながらこのお弁当屋さんの顔は忘れてしまいました。ハハ。

 
 お弁当がなかなか届かないので、しかたなく影絵をボ~っと見つめ無為に時を過ごす人たち。
 「しかし来ないな~」「お腹すいたな~」「開演時間が迫ってきたな~」「こまったな~」

 
 やっと届いたけど、今度は「あッ!箸が足りない!」・・「やい!弁当屋!おぼえてろよ!」
 神々に与えられたさまざまな試練。これを乗り越えてこそ明日がある。(か)

絵本塾公演1「ありがとうございました」

2014-03-03 | ワヤン「ありがとうございました」

公演終了後の写真撮影OKタイム。みなさんフェイスブックにアップしていただけましたか?

 絵本塾(東京)ワヤン公演も無事終了。雨の中、沢山の方に来ていただきました。本当にありがとうございました。
 今回のワヤンは日本有数のバテルグループ「サンディア・ムルティ」とのコラボ上演、一年ぶりの共演です。一座からはダラン(う)と両サイドのセコンドに(は)と(か)が参戦しました。大迫力のワヤン・バテルが繰り広げられ、メンバー全員がバテる大変盛り上がった公演となりました。公演終了後、さすがにダランはダランとなっていました。
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「ワヤンまめ知識」
 セコンド(クテンコンともいう)の役目は、ワヤンの際にダランの両サイドに付き添い、ワヤン中に人形を出したりの木箱を押さえたり自転車のベルをならしたり、ダランに作戦を授けたり、汗を拭いたり肩をもんだり、傷の手当てなどをすることです。また、あまりに白熱しすぎてダランの状態が危険な場合、タオルを投入してワヤンを終了させる権限があります。
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試合開始前の平和なひととき。
水色服が「サンディア・ムルティ」、黒服が「梅田一座」。


試合終了後の平和なひととき。
隊長がまだ来ていないので、乾杯の練習!!互いの健闘をたたえ合いました。
ダランとなっていたダランも打ち上げ会場では元気に復活!(右端)


「サンディア・ムルティ」アコ隊長(右)もそろったところで、乾杯!!
打ち上げ会場は外苑前にあるバリ・インドネシア料理店「ブリマデ」。
もう、おいしい!おいしい!。いったいアラックを何本空けてしまったかな?良く覚えてない。
たぶん今朝は全員バテていると思います、「バテル報告」でした。(か)
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なお、ワヤン・バテル再試合は3月8日名古屋にて行われます。

神戸公演6「忘却力」

2014-02-13 | ワヤン「ありがとうございました」

「帰りの荷台」。行きの経験を経て学習されたことを取り入れた、すばらしい積込み。
美しいシンメトリーの構成、この秩序だった荷物の積込みの妙を見よ!素晴しい!!
これを「学習の成果」と人は言う。

  神戸ワヤン公演。レンタカーのライトバンにワヤン道具一式とグンデル四台を積み込み、浜松から神戸までを往復しました。今回の公演旅行で荷物の積み込み作業は「行き」「帰り」と二回行われた訳ですが、それぞれ「今後のために」と積み込み終わった状態を撮影しておきました。改めて「行き」「帰り」の積込み状態を比べて見て、その違いに驚きました。これが同じ人達の作業なのかいネン?!と疑いたくなるような歴然とした「差」がそこにはありました。
 やはり人は「学習」するものです。「行き」の学習前の積込みの行き当たりばったりの雑然とした仕事に比べて、苦い経験を経て学習された「帰り」の積み込みのすばらしい事!これはもう芸の域に達しています。
 学習力とは?「学習する能力と、学習したことを取り入れてすばやく行動に移す能力」だそうです。今回の一件で我々(う + か)には優れた「学習力」が備わっていることが判明しました。・・でもよく考えてみたら、半年前にもまったく同じライトバンに、まったく同じ量のワヤン道具とグンデルを積み込んで運んだことを、この記事を書いていて「今」思い出しました。・・なんだ~。・・半年前に学習したことすっかり忘れてたんじゃないか~・・それじゃ~ダメじゃん。・・ハハ。
 今回のことから、我々には「学習力」以上に、より優れた「忘却力」が備わっていることが判明しました。・・ということは半年後の公演の時には、今回の事もすっかり忘れてしまってまた同じ事を繰り返すの?(か)
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 タイトルは「学習力」で書き始めた記事でしたが、結局「忘却力」になりました。

 
 「行きの荷台」。学習前のガタガタの積込み。
 「だれだ!こんないいかげんな積み込みをしたのは!?」

神戸公演番外編「うれしい色やネン」

2014-02-10 | ワヤン「ありがとうございました」

この鮮やかな色と艶!「うれしい色やネン」

 神戸公演に来ていただいたみなさんから沢山の差し入れをいただきました。一座のみんなで美味しくいただきました。ありがとうございました。
 去年、ワヤンを共演した大阪のガムラン・グル―プのみなさんからは、もの凄く立派な「いちご」をいただきました。このグル―プのみなさんは「・・ネン」というフィンランドなまりの言葉をしゃべります。ほら!いまやっとるオリンピックにも「アホネン」とか「・・ネン」がたくさん出場しとるやネン。
 「・・ネン」と聞くと、わたしは上田正樹の名曲「悲しい色やネン」を思い出します、正確には「悲しい色やね」らしいけどそんな細かい事はどうでもエエネン。この歌は「・・ネン」言語圏の言葉で歌詞が綴られ、哀愁のあるメロディーを上田正樹のハスキーな歌声で聞くと、も~~しびれるネン。
 昔、わたしがこの歌を耳にしたのは仕事をしながら聞いていたラジオ、きちんと歌詞を意識する事もなく「なかなか良い感じダナ~」ぐらいにアバウトに聞き流していました。この曲の「サビ」の部分に「Hold me tight 大阪ベイブルース」と盛り上がって繰り返し歌われる歌詞があります。わたしは当初この「大阪ベイブルース」の歌詞を「大阪メーブツー(名物)」だとしばらく思い込んでいました。当時、妻とこの歌の話になった時、「 ” 大阪名物 ” のところが意表をついて面白いよね」と言ったところ、上田正樹ファンだった妻はしばらく口を利いてくれませんでした。(か)

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「いちご」の話にならなくてスミマセンでした。
福岡産いちご「あまおう」のお話は>ダラン(う)のブログ>Pの世界>神戸への旅-その4
をごらんくださいネン。

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「悲しい色やね」(1982) 作詞:康珍化 作曲:林哲司 

にじむ街の灯を ふたり見ていた 
桟橋に止めた 車に もたれて
泣いたら あかん 泣いたら 
せつなく なるだけ
Hold me tight 大阪ベイブルース 
おれのこと好きか あんた聞くけど
Hold me tight そんなことさえ 
わからんように なったんか
大阪の海は 悲しい色やね 
さよならをみんな ここに捨てに 来るから

神戸公演5「ビーフシチュー」

2014-02-08 | ワヤン「ありがとうございました」

「近江牛のビーフシチュー」(近江三昧 土山)  撮影:ダラン(う)

 じっくりと煮込まれトロっとしたお肉は、口に入れるだけでゆっくりと繊維がほぐれ、近江牛の格調高く濃厚な旨味が口中に広がります、付け合わせの野菜も上品に整えられソースのまろやかなお味と相まって至福の時が訪れます。フフフ。
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 神戸ワヤンの帰路のお話。(う)と(か)の二人はワヤン道具一式を積み込んだライトバンを運転して浜松の大学を目指します。途中、遅い昼食に新名神高速の土山SAに寄りました。SAの建物の中に入ると、二人はフラフラと条件反射のようにフードコートの前にある食券自販機の前に立ち、カレー、ラーメン、カツ丼とどのボタンを押そうかな~?とボ~っと迷っているその時です、周囲を改めて見回してふと我に返る二人。
「なんだ、今日はわれわれ二人だけなんですね。」
「そうか、いつのもの庶民のメンバー達はいないんだ。今日はみんな新幹線だからね。」
「すると今日は、彼ら庶民達の食事にレベルを合わせなくていい訳だ。」
「そうそう、450円のカレーとかに無理にレベルを合わせなくてもいいんだね。嬉しいな~。」
「それならレストランに行って近江牛でも食べましょうか?」
「そうしましょう、いつも食べてる近江牛でいきましょう。」
と二人の意見はまとまり、近江牛レストラン「近江三昧 土山」に入りました。ここには食券自販機などはありません、窓際のテーブル席に案内されてゆっくりとメニューを開く。
「この近江牛のステーキ6,000円はどうですか?」
「そうね、・・でもここのところステーキは食べ飽きてるしな~、・・このビーフシチュー1.900円はどうかな?ちょっと安いけど。」
「そうですね、ちょっと安いけどこれにしましょう。・・あと100円追加でライスをパンに変更できるみたいですよ。」
「えッ?ライスをパンに変更するのに100円もとるの?・・じゃ~・・ライスでいいよ。」
 そして二人の前には、庶民のメンバー達はおそらく食べたことのない近江牛のビーフシチューが並びました。
 一口食べて。「美味しいね。ハハハ、ハハハ。」と、まるで超新人座敷童(き)のような屈託のない笑顔で、不覚にもヘラヘラヘラヘラと微笑んでしまったオジサン二人でした。
 たしか来る時は「すき家」で牛丼。ヒンドゥーの芸能公演の行き帰りともに「牛」三昧。(か)

神戸公演4「芸術とは?」

2014-02-06 | ワヤン「ありがとうございました」

「芸術とは荒んだ心に一輪の美しい花を咲かせる清涼飲料水のようなものなのダ!」
左「水色」が弟のサングト。 右「茶色」が兄のデレム。

   
   二人とも影側からは「黒」。影だから(か)

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「デレム」と「サングト」の会話。
デ:「芸術とはナ~!」
サ:「芸術とはなんなんだい?デレム兄さん。」
デ:「芸術とは荒んだ心に一輪の美しい花を咲かせる清涼飲料水のようなものなのダ!どうだ?わかったか!凄いだろう!・ハ・ハ・ハ」
サ:「・・わかったよ。・・でもデレム兄さん、芸術とは?の台詞を、三公演ぶりにやっと ” かまない ” で言えて本当によかったね。」
デ:「・ハ・ハ・ハ(汗)・・本当にそうなのダ!あの渋谷光塾公演以来ワシはナ、毎日この台詞を繰り返し繰り返し、それはもう ” うわ言 ” の様に繰り返し、日々練習して来たのだ!・・そしてついに今日の ”かまないワヤン ” ” トラウマ克服型ワヤン ” に至ったのだ!どうだ凄いだろう!・ハ・ハ・ハ」
サ:「でもね~、今回の公演もこの台詞だけは ” かんだ ” ほうが絶対に面白い!と、それを期待していたグンデル弾きのヒゲのジイさんもいたみたいだよ。」
デ:「バカもの!!・・ワシはナ!そんなヤツの期待にこたえるためにワヤンをやっているのではないのだ!」
サ:「それじゃ~デレムはいったいなんのためにワヤンをやるのかい?」
デ:「決まっているではないか?・フ・フ・フ・・・バリスを踊るためじゃよ!・バ・リ・ス」

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・パクデ~ン・パクデ~ン・パクデンデンデンパクデンパクデンデン・・・チョバ~!!!

神戸公演3「ありがとうございました」

2014-02-05 | ワヤン「ありがとうございました」

神戸公演が無事終了しました。沢山の方に来ていただきました。ありがとうございました。

 今回の公演は「神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所」の主催です、我々一座を神戸に呼んでくださいました。会場は大学の教室、とても良いスケール感での和やかな雰囲気の公演となりました。
 大学関係の方、お近くの一般の方、大阪方面からはワヤンの仲間やガムランと踊り関係の方たちにも沢山来ていただき、とても楽しい雰囲気のワヤン公演になりました。
 みなさんどうもありがとうございました。これからもよろしくお願いします。(か)

 
 上演に先立ちアジアンデザイン研究所の杉浦先生が
 来場のみなさんにワヤンのご紹介をしてくださいました。
 われわれにも大変ためになるお話でした。

 
 公演会場風景。
 とても良いスケール感の会場でした。
 ワヤンのセッティングがモダンに感じました。
 
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 一転 。
 打ち上げ風景。
 
 
 乾杯!
 大学のみなさん、大変お世話になりました。

 
 「刺身には 赤ワインが よくにあう」
 こんなに美味しいお魚たべた事がない!と
 目を潤ますメンバー、神戸に来て本当に良かったネン!

 
 ありがとうございました。