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 玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

小原公演5「炎奉行」

2014-10-04 | ワヤン「ありがとうございました」

「そうじゃないって!ここはこうだろ~」
「じゃなくて~ここはこうして持っていないとダメなの!」
「ちげ~よ!ここはもっと押さえこんでさ~この間に油を垂らさなきゃ!」
「だからさ~いいものもあるし!~わるいものもあるの!」
「ぼ、ぼくなんかさ~トウンジュク村でさ~三年間もさ~・・・(しだいに目が潤む)」

 今回は新品のダマル(本火を燃やす道具)の初日である。着火の前に芯をセットして油を注ぐ。芯の形を整えたり、油を良くしみ込ませたり、と着火の前にはいろいろと準備がいる。この準備の段階でメンバー一同大いに盛り上がる。
 とにかくバリのワヤン現場経験者やトウンジュク村で着火技術指導を受けた者など「本火のワヤン通」が集まっている一座のメンバーである。「ワヤンのことはさておき本火の事だけは譲れない!」と沢山の「炎奉行候補」がこの日の主導権を巡り争った。
 この人たちは鍋の時は「鍋奉行」。焼肉屋では「焼肉奉行」へと変身する。(か)


大騒ぎの果て、ついに本日の「炎奉行」が一人決まった。
そんな甲斐もあり、いい感じに火がついた。
ここからはこの「炎奉行」しか火に触る事は出来ない。・・ウソである。


この夜の本番は最後まで完璧の炎であった。素晴らしい!
メデタシメデタシ。

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錦織くん。明日はいよいよジャパン・オープン決勝である!
がんばれ!ケイ!

小原公演4「しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん」

2014-10-03 | ワヤン「ありがとうございました」

和紙のクリルと木枠。とてもいい感じです。

 小原に伝承される和紙をすいて作っていただいたクリル(白い部分)。この和紙のフレームを上演しやすい高さと角度に設置するため更に周囲に木枠を回してもらった(黒い部分)。この木枠は地元の大工さんが作ってくれた。事前に簡単な設計図を渡していたので我々が現場に入った時にはすでに出来ていた。
 「これでいいかね?よければちょっと戻って色塗って来てあげる。何色がいいかね?えっ?茶っぽい黒?わかった。」と言って、作業場に戻り小一時間、とても良い色で仕上がって来た。「感じでるな~!カッコ良いな~!」と一同感激。
 次にこの木枠を上演しやすい角度に設置する。これがなかなか大変な作業。普段は布のクリルなので引っ張れば伸びる、微調整はしやすいのだが、和紙のフレームは変形が効かない、みんなで木枠を持ちながらダランが「もう少し倒して。もう少し立てて。あっ!立ちすぎた。もう少し倒して。」と悪戦苦闘。「はいっ!ここでお願いします!」と声をかけると、待ち構えていた大工さんが電動ドライバーでバシバシバシっと手際よく固定してくれた。これで完璧だ!
 なにからなにまでお世話になりました。ありがとうございました。
(か)


「しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん」
この大工さんはなんと「子連れ大工」であった。
かっこいいのである。「ちゃん!」
その名も拝一刀。背中の子は大五郎。ウソである。


昔、村歌舞伎に使われた農村舞台。いい感じであった。
「しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん」
当日雨は降らなかったが、拝一刀と大五郎が雨宿りをしていそうな、そんな雰囲気であった。
「ちゃん!」
錦織圭のコーチは「チャン!」
明日はいよいよ準決勝である。

小原公演3「浜松の夜はふけて」

2014-10-01 | ワヤン「ありがとうございました」

嗚呼!浜松の夜はふけて

 小原公演の前日に浜松に入った。駅前でレンタカーを借り、ダランの自宅から大学へ、クリル枠の細かなパーツを新たに製作した。今回は「本火」の公演なので道具はいつもより多い、忘れ物がないように道具のチェックをし、車への積み込みの順番をいろいろと工夫して、楽器と道具の全てをなんとか車に積み込み終わった。・・この作業は毎回とても疲れる・・ハハ。
 その日の夜はいつものようにダランのお宅にお世話になった。ここからの夜景はいつ来ても素晴しい!テラスから眼下の夜景を眺めていると、私の大好きな「浜松祭りの喧騒」がよみがえってくる。(・・オイショ!オイショ!)
(か)


その夜の晩餐は完璧であった。
この写真が医者から体重を減らす様に指導されているオジサン達の二人前である!
いったい何を考えているのか?
そして写真左下はなんと!「カラスミ」。最高の贅沢。痛風なんて怖くないゾ!
カラスミは梅ママの台湾からのお土産とのこと。梅ママ、ゴチソウさまでした。
昔、仕事で台湾に通っていた日々を思い出しました。


翌朝にはなんと!イチジク。
イチジクとブルーベリーとパイナップルとヨーグルト、爽やかな朝である。
とても美味しかった。
本当に毎朝がこんなに素晴しい食生活なのかい?・・と疑った。


そしてコーヒー!・・深い入りの逸品。
ジェンガラ陶器の最高の器でいただきました。
とても美味しかった。
本当に毎朝がこんなに素晴しい食生活なのかい?・・と「更に」疑った。


そしてこの朝は「花子とアン」の最終回。
そんな爽やかな「ワヤンの朝」であった。
ゴキゲンヨウ サヨウナラ。

小原公演2「銀恋」

2014-09-30 | ワヤン「ありがとうございました」

 心の底まで しびれる様な 吐息が切ない 囁きだから (・・中略・・)
 東京で一つ 銀座で一つ 若い二人が 初めて逢った ほんとの 恋の 物語り

 舞台に本番用のアンプとマイクをセットした。マイクを握ると離さない人たちがいた。それを眺めながらゴロゴロと寝て過ごす人たちがいた。こうして小原村のこの素晴しい「無為の時」はただただ過ぎて行くのであった。(か)


「また銀恋だ~まいったな~」
「マジやめてほしい~そろそろカヨナン回したら?」
「アラサルムでも歌ったら?でもアラサルムの次は ”昴” がいいかな」
とブツブツ言いながら、でも結局は何をするでも無くただゴロゴロと無為に過ごすメンバー達。
やはり後方でゴロゴロしているのは会場設営をお手伝いしてくれた学生さん。
何故かみんなゴロゴロしたくなる空気がここには漂っていた。

小原公演「ありがとうございました」

2014-09-29 | ワヤン「ありがとうございました」

真っ暗な闇の中、ワヤンの「炎」の他には何も光源がありません。
月も新月に近かったので完璧な闇。

 小原公演無事終了しました。山奥の真っ暗な闇の中、沢山の方に見ていただきました。そして小原の沢山の方のお世話になりました。本当にありがとうございました。
 受付の方のお話では、「ほぼ200人まではカウントしました、あとは無料の子供達と高齢者の方がいるので、実際はもっと多くなっています。」とのことでした。これは凄い!
 真っ暗な闇の中、とても印象深い素敵なワヤンの夜になりました。
 「なんだかもの凄く大きなイベントが終わった様な気がした。」と帰りの車のなかでダランがボソっと言った。私もそんな気がした。(か)


真っ暗な中でもヘラヘラと笑うクテンコン・キクチ。
キクチは当日にバリから帰国、空港で風呂に入り、その足で駆けつけてくれた。
打ち上げの会食のときは寝不足でカレーを食べるスプーンを待ちながら寝てしまった。
ゴクロウサン。


「上演中の観客風景」真っ暗でした。
みなさん食い入る様にご覧になっていました。・・と思います。
最前列の人の表情しか確認できないほど暗かったです。


ワヤンが終わり、手を合わせるダラン(う)
「オータムジャンボがあたりますように、オネガイ」


ワヤン終演後やっと補助照明がつきました、でも明るいのはここだけ。
観客のみなさんは持参の懐中電灯を片手に駐車場まで真っ暗な山道をお帰りなりました。
本当にありがとうございました。

小原からの便り

2014-09-17 | ワヤン「ありがとうございました」

ぺんぎん食堂「音や」(撮影:ダラン)

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この一枚の写真からいろいろと分かる事がある。
>音や
>ぺんぎん食堂
>カフェとレスト
>営業中
>三じまでランチ600円
>定休日「日・月」(ランチの陰に控えめに)
>モーニング350円
>サンキューうどん390円
>モーニングタイム 8:30~11:00
>ランチタイム 11:00~15:00
>営業時間 8:30~15:00
>TEL番号
>仮面のような黒い彫り物
>大きな茶色の郵便箱
>そしてとても良い感じのお店である事

フェイスブックを見ていないみなさんへ。
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今月27日の小原公演のために制作してくださっている「和紙のクリル」の試作品ができました。
ダラン(う)がチェックに出かけて行きました。
その記事がフェイスブックに投稿してありました。
ご紹介しておきます。
(か)

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ダラン(う)からの便り。(9/16:フェイスブックより)

小原の和紙を作っている工芸館で、ワヤンのクリル(人形を投影する幕)を和紙で作っていただいてます。今日、試作品をチェックしたけど、いけそうです。炎で燃えなければ合格。すごくびっくりしたのは、作ってくださっている工芸館の方の姪っ子が私の大学の学生、しかも同じ学科の一年生。とってもよく知っている学生でした。
小原にはライブハウスが二つあるようで、そのうちのひとつでランチ。素敵なお店でした。
小原和紙をスクリーンにしたワヤンは9月27日、小原の熊野神社で上演です。一見の価値あり!詳細はまたアップします。(う)

夏休み

2014-08-11 | ワヤン「ありがとうございました」

開演間近。クリル前のシートの特等席は子供達ですでに満杯。
とても良い雰囲気でした。みんなありがとう。

 先日の横浜みなとみらいホール屋上庭園公演。とても沢山の子供達が来てくれました。何故この公演に子供達が多いのか?我々も主催者も正確な理由ははっきりわかりません、でも理由はともあれ子供達が沢山来てくれてありがとう。とても楽しいワヤンになりました。
 以前に沖縄の南風原(はえばる)で公演したときも子供達がもの凄く多かったけど、横浜も毎年たくさん来てくれます。きっと夏休みだからでしょうね?子供達の夏休みの良い思い出になるといいですね。
 私の子供の時の夏休みのイベント(こんな言葉はまだなかった)は、毎朝のラジオ体操会と夜の屋外映画大会でした。屋外映画大会の夜、暗くなってから子供達は小学校の校庭に集まります。みんなでゴザ(ブルーシートもまだ無かった)に体育座りでガヤガヤ待っていると、PTA会長の豆腐屋のオジサンとか校長先生のご挨拶があって、いよいよ始まりです。すると、なんと校舎の壁に映画がカラカラと投影されるのです!巨大な画面です。とても感動しました。映画はたしか東映アニメーションの名作「白蛇伝」とか「安寿と厨子王丸」だったと思います。素晴しかったナ。まだまだ各家庭にテレビがなかった時代、ときどき映写機の前を横切る虫の巨大な影はあったりしたけど、楽しい感動の夜でした。ほんとうは映画が「ゴジラ」だったらもっと良かったけどね。(か)

これをご存知の方は相当に古い。

白蛇伝


安寿と厨子王丸

横浜みなとみらいホール屋上庭園公演「ありがとうございました」

2014-08-05 | ワヤン「ありがとうございました」

「この虎のお母さんは自分の子供を食べようとします・・・おそろしいことですね~・・」
人形を見せながら上演まえのダランの解説です。
クリル前方を占領した子供達はみんな熱心にお話を聞いています。とても良い子達です。

 「横浜みなとみらいホール屋上庭園公演」無事終了しました。
 沢山の方に見ていただきました。特にたくさんの子供達が来てくれました。たぶん半数以上が子供達だった様に思いました。去年きてくれた子供達が今年はお友達を連れて来てくれました。ありがとう。
 そして会場のみなとみらいホールの沢山の方のお世話になりました。本当にありがとうございました。
 上演前の場内の様子を見ていると、子供達がドンドンと来場してきます。クリル前方のシート席はあっという間に子供達で埋まってしまいました。その様子を見ながら、主催側とも相談して「今日は子供にも分かりやすい内容」でいきましょうと話がまとまり、ダランは急遽スマホで「ポケモン」の名前を調べたり、子供でも分かりやすい表現を考え始めました。なんと臨機応変な対応でしょうか。
 上演を始めると子供達の凄い反応、舞台の周りは子供達に囲まれ笑い声の絶えない楽しいワヤンになりました。1時間45分の上演、子供達みんな最後まで楽しんで見てもらえた様です。また来てくださいね。
(か)
 

舞台の周りは子供達に囲まれました。楽しいね。

阿佐ヶ谷バリ舞踊祭公演「ありがとうございました」

2014-08-03 | ワヤン「ありがとうございました」

中央では炎がメラメラと立ち上がり、あたりはだんだんと暮れていきます。
会場の空気が夕暮れとともに良い感じに濃密になってきました、いよいよワヤンの始まりです。
(撮影:おりぼんYUKIE)

阿佐ヶ谷バリ舞踊祭でのワヤン公演、無事終了しました。
ほんとうに沢山の方に見ていただきました。
そして沢山の方のお世話になりました。
本当にありがとうございました。

 なかでも、この日のワヤン公演のためにだけに会場中央に設営していただいた「ワヤン舞台」のすばらしかったこと。芝の傾斜などさまざまな立地条件の不陸を克服した「完璧な水平面」でした!凄い!そして表面には黒のフェルトがピシッと敷かれて、立ち上がりもきれいな布が巻かれていた。一座全員、本当に感謝しています。「この舞台を作ってくださった方には足を向けて寝られないね」と話しています。設営に携わっていただいたみなさんのお住まいの方角をこんどお知らせ下さい。寝る時の布団の角度を調整します。(か)


炎も良い感じで燃えています。いいね!
(撮影:おりぼんYUKIE)

静岡・浜松公演7「ワヤン・ワークショップ」

2014-07-08 | ワヤン「ありがとうございました」

「気分はもうダラン。」
この子は、なんと足の指の間にチュパラ(木槌)を挟んで人形箱を叩いて音を出そうとしています。
足元に注目!「トントントン」。凄いですね。

 上演終了後、場内の照明が明るくなると、沢山のみなさんがクリルの裏側を覗きにきます。いつものことですが、上演会場はここから「ワヤン・ワークショップ」の会場となってしまいます。時間に余裕がある時は私たちも出来るだけ丁寧に対応する様に心掛けています。楽しいから。
 グンデルを叩いてみたり、人形に触ってみたり、出演者に話しかけいろいろな質問をしたり、なかにはダランの膝の上で人形を操る子まで。・・みなさんとても熱心で楽しそうでした。
 浜松のみなさん、また来年もよろしくお願いします。「静岡と浜松は定期公演にできそうな気がするね。」と一座のメンバーたちも楽しみにしています。(か)


「ここの指の間にチュパラ(木槌)を挟んで人形箱を叩く。出来るかな?」
ヨシ!がんばれ!


「この人形は何でできているのですか?」
「影なのに、なぜ色がついているのですか?」
みなさんから上演終了後にとても熱心な質問をいただきます。


「きれいな人形ですね~」
「影絵なのに、こんなにきれいに色がついている~」
記録写真を、パシャ!


「こうやって、こう持ってこう叩きます、そしてこう止めます」
「え~?!叩いた音を止めるのですね~大変ですね、難しい、でも楽しいですね~」
「でも、そもそも何故?音を止めるのですか?」と、
楽しいお話はいつまでもつきません。


人形を持って記念写真をどうぞ。はいポーズ。パシャ!

静岡・浜松公演6「鴨江会場」

2014-07-07 | ワヤン「ありがとうございました」

浜松公演「鴨江アートセンター」会場風景。
会場の床に布を敷き「桟敷席」をたっぷりご用意しました。
小さなお子さんも沢山来ていただきました、上演前にすでに充分くつろいでいる様子。

 先週の日曜日、浜松公演。いつものように上演前にダランから、ワヤンについての説明、今日の物語の解説がありました。「ワヤンはくつろいでご覧くださいネ。小さなお子さんは寝ていただいてもOKですヨ。バリでも子供達は寝ていて面白い時にだけ起きて観たりしています。」との説明どおり、上演前の会場ではすでに寝ている子供もいました(くつろいでますネ)。でもこの子供たち、面白い場面では食い入るように正座で観ていてくれてたそうです。・・会場の係の人が上演後に教えてくれました。ありがとう。(か)


会場風景。
ワヤン上演には最適なスケールです、とても良い感じでした。


「桟敷席」もたっぷりご用意できました。


お昼はインドネシア料理「Ani&Ivan」のお弁当。バグース!美味しかった。
右は甘辛い味付けのチキン、中はジューシーでシットリと美味しいネ。
ご飯と左下ミーゴレンの間にチョイと位置するのが気合いの入った「サンバル」。
これにはみなさん「泣かされて」いました。でもまた食べたい!また泣きたい。

静岡・浜松公演5「キクチが新聞に」

2014-07-05 | ワヤン「ありがとうございました」

「影絵芝居彩る伴奏者デビュー」6月27日静岡新聞夕刊。

 「キクチが今日の静岡新聞夕刊に掲載されているそうです。駅の売店で買って来てもらえますか、近くのコンビニには新聞がおいてないので。」先週の金曜日の夕方、新幹線で浜松駅に着いたのでダラン(う)に連絡をとるとこんな言葉が返って来た。その足で売店に向かう、あったあった静岡新聞夕刊。キクチの記事が載っている事をちらりと確認して4部をレジへ、レジのおばさんが「これみんな同じ新聞ですけどいいですか?」と声をかけてくれた。「知ってます。」と購入、200円を払う。
 ダラン宅についてから記事をゆっくりと見た。写真がとても大きく扱われていた。隣の紙面に掲載されていた「天皇皇后両陛下」のお写真より大きかった、でも両陛下はカラーだった。
 「この写真だとキクチがすごく知的に見えるナ~」「ほんとほんと、ヘラヘラしていないととても賢そうにみえるナ~」などとキクチには大変失礼だったが、本当のことをオジサン二人は口にしながら、早くビールが飲みたかったので近くのお好み焼き屋に「遠州焼き」を食べに出かけた。「遠州焼きにはタクワンが入っていて美味しいんです、ハハハ~」と教えてくれたのもキクチだった。
 夜、明日の静岡公演の段取りでキクチが訪ねて来た。これから実家に帰ると言うので「これ、お父さんに見せてあげてね。」と静岡新聞を1部あげた。キクチはヘラヘラと喜んで、お礼にお父さんの写真をスマホで見せてくれた。オジサン二人はその写真を見た瞬間、なぜか「スミマセンデシタ」とスマホに向かって謝ってしまった。仔細はいずれまた。
 この新聞記事のおかげで浜松公演の当日売りのお客様がドっと増えた。キクチありがとう。
 (か)


静岡新聞掲載写真:カラー版。
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静岡新聞のこの記事をご覧になりたい方は
アットエス>静岡新聞SBS>ニュース>文化・暮らし>暮らし・話題@しずおか>影絵芝居彩る伴奏者デビュー 29日、浜松公演
http://www.at-s.com/news/detail/1087985463.html
をごらんください。

静岡・浜松公演4「鴨江アートセンター」

2014-07-04 | ワヤン「ありがとうございました」

・ ・ 鴨 江 別 館 に は 消 防 車 が よ く に あ う ・ ・
旧呼称「鴨江別館」、現在は「鴨江アートセンター」。
浜松公演の会場です。カッコ良いね!
(浜松のタクシーの運転手さんには「鴨江別館」と言った方が通じるとサングトが言っていた。)

 素晴しい建物です。昭和3年、静岡県の浜松警察署庁舎として建設されたそうです。この時代の公共建築だから当然シンメトリー(左右対称)の建物。カッコ良いネ。
 浜松市に古くからある由緒正しい建物を保存し、再生し、現在は様々なクリエイティブな活動の拠点になりつつある「鴨江アートセンター」。浜松の都市のスケールにとても合った施設だと思いました。東京だとカバーする範囲が大きすぎてこうはいかない、運営が難しい。地方都市のスケールだからこそフイットした施設ですね。当日も浜松のみなさんの様々な活動に活用されていました。フラっと立ち寄る子供達とかもいて「今日は何やってるの~?」と玄関ホールを走り回っていた、いいネ。
 古い建物を残し、耐震や空調などは現在の基準に改築し、建物本来の形と空間は建設当初そのままに保存する、そして地域のみなさんが自由に活用している。素晴しい施設だと思いました。また使わせてください。(か)


アーチの入口がいいネ。


格調高いエントランスホール。いいネ。


手すりのディテールはアールデコ。いいネ。

静岡・浜松公演3「アンケート」

2014-07-02 | ワヤン「ありがとうございました」

静岡「アトリエみるめ」公演終了後の会場風景。
公演にお越しいただいたみなさんは、とても熱心にアンケート用紙に感想を書いてくださいました。
一座のこれからの活動を考える上でとても参考になりました。
そしてなによりも、これからの大きな励みとなりました。
本当にありがとうございました。

 静岡・浜松公演が終わりました。一座としては初めての、上演終了後の「アンケート」をお願いしました。
 そもそも、このアンケートを提案したのは「グンデル部長(に)」でした。アンケートの制作は「ただのノリちゃん(こ)」が担当してくれました。私などは「感想はメールで返信していただけるから紙のアンケートは必要ないのでは?」とまるでWeb依存症、せっかくの提案に消極的だったのですが、いざ会場で「紙のアンケート」をお願いした結果は「バグース!」すばらしいかったのですね!
 なんと!アンケート回収率が静岡公演では「93.5パーセント!」。静岡・浜松公演の平均でも「90.5パーセント!」と、驚異的な数のアンケートのご回答をいただきました。・・これ凄いことでしょ!一座全員感動しています。そして「おもしろかった」「楽しかった」「また観たい」と、とても暖かい言葉も添えられていて、これからの一座の活動の大きな励みとなりました。
 静岡のみなさん。浜松のみなさん。そして遠くから来ていただいたみなさん。本当にありがとうございました!
(か)

静岡・浜松公演2「アトリエみるめ」

2014-07-01 | ワヤン「ありがとうございました」

静岡公演会場「アトリエみるめ」舞台セッティング風景。
素晴しい空間です!カッコ良いネ。

 静岡「アトリエみるめ公演」は昨年に続いて二回目。今年も公演ができて一座のメンバーはとても嬉しく思っています。来年も是非やりたいナ。
 「アトリエみるめ」は元メッキ工場の建物を演劇や様々なイベントのために再生した小劇場。天井が高く、鉄骨はむき出し、モルタルの床、壁には厚い黒い布、とても気合いの入った素晴しい空間です。ここに来ると、私がまだ若かった頃の「赤テント」「状況劇場」の懐かしい空間を思い出して元気になります。
 ここでの昼食のお弁当。これがまた美味しかったのですね。なんと「海鮮丼系」。みなさん食べ始めると、一座のメンバーと会場スタッフがその時だけはそれはそれは「寡黙」になるのでした。寡黙な一座。(か)


みんな「寡黙にハグハグハグハグ」海鮮丼系お弁当!
美味しかったな。


「アトリエみるめ」外観。元メッキ工場。イイね!


道具搬入直前、ここ「みるめ」にも、
いつも楽しそうな座敷童が現れました。