Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

東熊野街道を探して吉野の山ん中へ

2020-04-09 | 奈良県 川上村
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東熊野街道は、土倉正三郎翁が計画して明治20年に完成した。
現在の国道169号線の原型となり、吉野と熊野を結び、様々な歴史を育んできました。


そんな古の街道の一端を訪ねようと思って吉野の山ん中へ 行ってきました。

場所は、奈良県吉野郡吉野町樫尾、国道169号線の宮滝大橋を渡ってすぐに左へ入り ~ 山の中へ入って行く ~ ~ ~  川上村との境界あたりで五社トンネルの少し北、短い中山トンネルか?の上へ登って行く感じです。




宮滝大橋南詰の道標、これのすぐ先を左折して山の中へ向かう



小石・枯れ枝・落ち葉の道をトロトロと走る



こんな切り通しを過ぎたら



50Cmほどの自然石の道標
右 さん上 くまの
左 〇〇〇 いせ〇   と書いてある、 〇はくずし文字で分からない



道標はこの前にある
左は、川上村樫尾地区の水道施設、右は何か? 立派な石碑



背丈以上もありそうな石碑です

「 さん上 くまの 」 方面へ=右へ向かって歩く



立派な石積みの擁壁



一応 コンクリ舗装の路面だが、枯れ小枝・落ち葉・小砕石が段々増えてくる



左は山腹、右は杉林の深い谷



山腹の、こんなのがアチコチに現れる



自然石の道標から30分余歩いたら、少し規模の大きい樫尾地区の水道施設、その後ろに滝が流れ落ちている


蝉の滝   落差10mほど、超清流である
地元の人に話によれば、松尾芭蕉がここを訪ねてるが、句を詠んでないのか?  句の石碑も何もない



さらに山奥へ向かって歩く


山の斜面に巨大な石が鎮座?



岩の間を縫って清流が流れる

もう少し奥まで歩くが、古の街道らしき痕跡は見当たらない、自然石の道標から70分程歩いたが、どうも古の街道じゃない感じだ、引き返す



引き返す途中で、山仕事をしてる人がいてたので、尋ねたら、やっぱり間違ってた、今まで歩いてたのは単なる林道だった!

蝉の滝のことも、この人に聞いてわかったのだ


東熊野街道は、この山の稜線を通ってるとのこと、
自然石の道標からすぐの所を山の中へ入って稜線を通るのが 「 東熊野街道 」 とのこと、 来た道を引き返す



ここが古の東熊野街道入口
自然石の道標、立派な石碑のすぐ右が、入口だった、 


10分程歩いてみた、彼落ち葉・枯れ小枝が満載で、ほとんど歩いた痕跡は無い




古の東熊野街道はこんな杉林の中を稜線に向かって登ってゆく


3時間弱、吉野の山の中を徘徊 して、本日分の体力はほとんど使ってしまった、
「 古の東熊野街道 」 の入口は分かった、また元気な時に歩きに来よう、・・・ と 引き返す。




駐車地へ戻って ~ 宮滝大橋南詰へ向けて林道を下る、国道の下に廃屋らしきのが見えた、国道からは見えないが、林道から下に見える

建物は2軒、いづれも見捨てられてからかなりの年月が経ってるようだ


この家は捨てられて? からかなりの年月だろう、朽ちて傾いて屋根には苔や枯れ落ち葉が積もってる


この家はまだ朽ちてないが、住んでる形跡は全くない、間もなく朽ちてゆくのだろう


現在の国道169号線ができるまでは、東熊野街道へ通じる入口だったろうに、今は捨てられて、ただ朽ちてゆくのに任せるだけ・・・ 移り行く時代の趨勢はいかんともし難いものです・・・





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