Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

あの廃村は今・・・

2023-07-05 | 奈良県 川上村
.

あの山奥の廃村は、いまどうなってるのだろうか?


奈良県吉野郡川上村瀬戸へ行ってきました。

国道169号線の宮滝大橋を渡って吉野町から川上村へ ~ 川上村役場前からさらに南へ ~ 国道の白川渡で県道258号中奥白川渡線へ入って、中奥川沿いを6Kmほど走れば県道の終点だ、ここから先は林道中奥線になる ~ この林道を3Kmほど山の中へ行けば、瀬戸集落跡である。






国道の宮滝大橋南詰、ここから先が川上村




大滝ダム




県道258号線は中奥川沿いを走ってる、山また山です




県道終点、ここから先は林道中奥線
左の坂を上って行けば中奥の集落、10数戸の家がある


ここで配送業の女性に出会った、

彼女が言う「最近 熊がよく出るから、気をつけてくださいネ、先日も白屋で出ましたよ」

お礼を言って山奥へ進む、まあ 熊に出会ったら勝ち目がないから、諦めるしかない・・・ と思いながら





瀬戸集落へ到着

右にちょっとした広場、もと小学校らしい、ここに車を停めて歩く
この下にも、上にも山の斜面にも住む人の居ない建物がある



すぐ近くに立派な建物
前回来た時には、雨戸が少し壊れてただけだったが、今日は雨戸は壊れて外側へ倒れていた



覗いたら台所、「カマド」があった
最近の若い人に言っても カマド ってわからないでしょうね





近くに見える建物は、錆びたトタン屋根ばかり




風呂と便所、昔はみんな別棟になっていた




タイル貼りで、まだ美しい感じ





集落内はこんな階段ばかり、平坦な所はほとんど無い




お寺の境内の片隅に子供用の遊具が
錆びついて動かないだろう、と思って回してみたら片手で軽く回せた





寺の正面には石佛さまと何やら塔が寂しそうに・・・
右のとトタン屋根は、下の家のものです


木々の向こうにも建物が見えた





近づいて中を覗いたら小ぎれいになっている
時々 帰ってきて掃除をしてるのかな?



さらに奥へ向かう






隣の家の屋根は、こちらの宅地の下である
下の家の屋根は朽ちて抜けてボロボロだ





家の裏手には墓地、山の斜面にかなり古そうな墓石も立っている




比較的新しそうな墓石も半分ほど山の斜面に埋まってる、右には小さな墓石が転がっている、寂しい眺めだ




時の流れは非情なもので、前回訪ねた時に戸締りができていた建物も今日は朽ちて壊れてる。
また苔むした石垣も土砂に埋まりつつある。住む人の居なくなった山郷の集落は、ただ寂しく悲しく大自然の山々に飲み込まれてゆく・・・





コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 近鉄西大寺駅へ行ってきました | トップ | 風鈴の寺・おふさ観音 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (よっちん)
2023-07-06 07:38:59
限界集落と呼ばれる村が
全国にいくつあるのでしょうか。

奈良県では野迫川村に行ったときに
あまりの過疎化に驚きました。

もう財政破綻する地方公共団体も
続出するでしょうね。
返信する
よっちんさん (naka)
2023-07-06 08:35:16
いつもありがとうございます。
今ネットで調べたら、2023年6月1日現在 野迫川村の総人口は 336人でした。

日本全体の人口構成がいびつになってるのでしょうね。
林業農業で食べてゆけない地では、一旦出て行った若者は戻ってこない、ますます高齢化が進み、家屋は朽ちてゆく~廃村に向かうのでしょう。

五條大塔町から野迫川村へ入って行けば、村の幹線道路沿いにも見捨てられた家々がたくさん目につきます。

限界集落・財政破綻は、自然現象なのか? 我が国の政策的なものか? どちらにしても寂しい限りですね。
返信する

コメントを投稿

奈良県 川上村」カテゴリの最新記事