宝島はトカラ列島の有人7島の中では最南端の島、その宝島の最南端の地、荒木崎から南の海上を撮ってみた。
肉眼では奄美大島が水平線上に延々と連なっているのが薄らと見えた。
九州の薩摩半島から、互いに見える島々を辿ってゆけば、沖縄本島とその周辺の島々にたどり着く。
鹿児島港からフェリーに乗って沖縄まで旅をすれば、次第に南国の度合いを増し、海の色が変わってくるのを実感できる。
この海の色、空の色はすでに南の島である。
荒木崎灯台下の平家の砦跡といわれる石積の間から宝島最高峰のイマキラ岳を望む。
南西諸島の旅は、平家の落人の足跡をたどる旅でもある。
平家の落人の(子孫の)墓といわれているのだが。
宝島の海岸風景、沖に見えるのは子宝島と悪石島。
海岸にはオキナワハイネズとハマユウの群落が有る。
根も葉もない植物、スナズル(シマネナシカズラ)である。
分類上はクスノキ(楠)と同じ仲間とのこと、くすのき科では唯一つの草本植物。