4月上旬の山はまだ残雪ベッタリですが、少しずつ雪解けが進み所々に地肌が見えてきます。
まだ緑のみの字も有りませんが、春近しを実感し何となくうきうきした気分になるものです。
昨年12月から3月までの四ヶ月間の冬眠生活は長かったなぁ、
これからは、ここにも行きたい・あそこにも行きたい、なんて事を考えてしまうのです。
毎年四月上旬に積丹半島へ出かけます。
鉛色した冬の日本海から、積丹ブルーへと変化した海を見て春の訪れを感ずるのです。
沖行く真っ白な新日本海フェリーを見て、今年はあいつに乗って旅に出るぞ、
なんて事も思ったりしました。
四月も中旬になれば、ポカポカと陽当たりの良い南向き斜面に野の花が咲き始めます。
ほんの一輪二輪咲く花を見つけても「やった~、春だぁ~!」てな気分になるものです。
八剣山に咲いていた キバナノアマナとホソバエンゴサクです。
四月下旬ともなれば山菜の季節、何はともあれアイヌネギ採りです。
時期が早すぎたのか、今年は不作でした。
春に成れば動き出すのは人間だけではありません、腹を空かせた山オヤジの足跡が。
オヤジと言ってもこの足跡の大きさじゃ小熊だな。