直木賞受賞作、なんだそうです。
メイン・キャラクターがそれぞれ、精神的に苦境にたたされ、ギリギリのバランスで生きている、というような設定のわりには最後、うまい具合に落ち着くべき所に落ち着いてしまう感じが個人的にはあまり納得いかないのですが・・・。
唯一うなづけたのは、本の帯に書いてあったひとこと。
「きっとあなたの中にいる、ふたりの女の物語」
その通りだと思います。
るり子と萌、全く相反するような2人の女性ではありますが、
こと恋愛に関しては少なくとも私自身の中に両方の女が住み着いているような、
そんな感覚・・・いえ、確信が。
るり子のように本能のままに突っ走ってしまう。
サルよりも学習能力がなく、また同じ間違いを繰り返すと分かっているのにやめられない。
そして思い込みが激しく、盲目的。
反面、萌のように頑なで自身がなく、ぬか喜びに終わることが恐くて先回りしていろいろな言い訳ばかり考えてしまう。
素直に認められない。
次に会ったときにどこかどうしても好きになれない部分があったほうがいいとすら考えてしまう。
そんな二面性、誰にでもあるのでは?
メイン・キャラクターがそれぞれ、精神的に苦境にたたされ、ギリギリのバランスで生きている、というような設定のわりには最後、うまい具合に落ち着くべき所に落ち着いてしまう感じが個人的にはあまり納得いかないのですが・・・。
唯一うなづけたのは、本の帯に書いてあったひとこと。
「きっとあなたの中にいる、ふたりの女の物語」
その通りだと思います。
るり子と萌、全く相反するような2人の女性ではありますが、
こと恋愛に関しては少なくとも私自身の中に両方の女が住み着いているような、
そんな感覚・・・いえ、確信が。
るり子のように本能のままに突っ走ってしまう。
サルよりも学習能力がなく、また同じ間違いを繰り返すと分かっているのにやめられない。
そして思い込みが激しく、盲目的。
反面、萌のように頑なで自身がなく、ぬか喜びに終わることが恐くて先回りしていろいろな言い訳ばかり考えてしまう。
素直に認められない。
次に会ったときにどこかどうしても好きになれない部分があったほうがいいとすら考えてしまう。
そんな二面性、誰にでもあるのでは?